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性感染症(性病)

異性間でも同性間でも、性行為(オーラルのみも含む)によって、細菌やウイルスが感染するものを性感染症(性病)といいます。性感染症で重要なことは、自分のみの問題ではなく大切なパートナーにも感染させてしまいかねないということです。そして、性感染症によって不妊の原因になりうるということも忘れてはなりません。性感染症を疑う症状が出ていればわかりやすく受診のきっかけにもなりますが、中には症状が全く無いものもあります。思い当たる行為があった際や身の潔白を証明したいなどの際には、症状の有無に関わらず検査することをお勧め致します。

また、陰部に症状があるものが全て性感染症とは限りません。一般的な皮膚科や内科の病気のことであることも少なくありません。しかし、その判断はご自身では難しいと思いますので、性感染症ではないことを確認して安心するためにも当院をご利用ください。男性の皆様の受診、心よりお待ちしております。

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症状別一覧

排尿時の痛み/違和感

排尿時の痛み/違和感は尿道炎の症状です。原因菌として、以下が考えられます。

クラミジア
淋菌
マイコプラズマ・ウレアプラズマ
トリコモナス
ヘルペスウイルス
アデノウイルス
カンジダ
⑧一般細菌(大腸菌など)

※⑦、⑧は性感染症ではない場合もあります。

尿道から膿(透明、白、黄色、緑)

尿道からの膿は、尿道炎の症状です。排尿時の痛みや違和感を伴うことが多いです。膿の色には、透明、白、黄、緑の4種類があり、色の種類である程度の原因菌の推定は出来ます。しかし、混合感染があったり菌の量で膿の色も変わってくるので、膿の色のみで原因菌を確定は出来ません。

①透明・・・クラミジアマイコプラズマ・ウレアプラズマトリコモナスヘルペスウイルスアデノウイルス、一般細菌(大腸菌など)
②白・・・クラミジア淋菌カンジダ、一般細菌(大腸菌など)
③黄・・・淋菌、一般細菌(大腸菌など)
④緑・・・淋菌

陰部皮膚の赤み/かゆみ/白いカス

陰部皮膚の赤み/かゆみ/白いカスは、亀頭、包皮、陰嚢、陰毛部に炎症がある時の症状です。下記の疾患が考えられます。

亀頭包皮炎
梅毒
性器ヘルペス
毛じらみ症
疥癬
陰部湿疹
⑦その他(開口部形質細胞症扁平苔癬、紅色肥厚症など)

※⑤は性感染症ではない場合が多いです(稀に性行為によって感染します)
※⑥、⑦は性感染症ではありません

陰部のできもの/はれもの

陰部のできもの/はれものは、下記の疾患が考えられます。

梅毒
性器ヘルペス
尖圭コンジローマ
性器伝染性軟属腫
軟性下疳
炎症性皮膚疾患(毛嚢炎、炎症性粉瘤)
⑦正常な構造(フォアダイス真珠様小丘疹症包皮腺
⑧その他(傍外尿道口嚢胞陰茎縫線嚢胞脂肪腫外傷

※⑥、⑦、⑧は性感染症ではありません

全身にアザ/斑点がある

ぶつけた覚えなどないのに全身にアザ/斑点がある場合、下記の疾患が考えられます。

梅毒
HIV

喉の痛み/違和感

風邪かと思っていたけどなかなか治らない喉の痛み/違和感は、下記の疾患が考えられます。

クラミジア
淋菌
梅毒
マイコプラズマ・ウレアプラズマ
ヘルペスウイルス
アデノウイルス
カンジダ

※⑦は性感染症ではない場合もあります

倦怠感/発熱

倦怠感/発熱は、下記の疾患が考えられます。

B型肝炎
C型肝炎
HIV

症状無し

性感染症に罹患しているのにも関わらず、症状が全く無い場合があります。症状が無いと感染を広げてしまう可能性が高まるため、思い当たる行為があり心配な場合は、下記の性感染症の検査をおすすめ致します。

クラミジア(尿、のど)
淋菌(尿、のど)
梅毒
マイコプラズマ・ウレアプラズマ(尿、のど)
HIV

その他

急性前立腺炎(頻尿、残尿感、便秘、下腹部不快感、発熱など)、急性精巣上体炎(精巣の腫れ・痛み、発熱など)、直腸炎(排便時疼痛、血便など)などが性感染症と関連のあることがある(関連がない場合もあります)病気です。

病気別一覧

男性に特化した内容であり、女性に関しては省略してあります

性感染症ではない陰部の疾患

クラミジア感染症

概要

クラミジアには3種類あります。オウム病という病気の原因となるクラミジア・シッタシー、クラミジア肺炎という病気の原因となるクラミジア・ニューモニア、そして性感染症で問題となるクラミジア・トラコマティスです。クラミジア・トラコマティスは、すべての性感染症の中で世界的にも最も多いものになります。性器同士の接触はもちろんですが、口→性器、性器→口、口→口でも感染します。

感染部位

尿道、咽頭、精巣、結膜

潜伏期間(感染してから症状出るまでの期間)

1~3週間

症状

尿道 → 排尿時違和感(ムズムズ、不快感)、排尿時痛、透明~白い膿
咽頭 → 咽頭違和感、咽頭痛
精巣 → 睾丸の腫れ、睾丸の痛み、微熱
結膜 → 充血、目やに、眼内違和感

検査

尿検査(迅速検査、精密検査)、うがい検査(精密検査のみ)

※尿検査希望の方は、2時間排尿しない状態で来院して頂くと検査精度が上がります。
※感染機会のあった翌日から検査可能です。

治療

抗生物質の内服

料金
~保険診療~

診察・検査・治療含めて、2000円~4000円
※保険診療では迅速検査は出来ません。

~自費診療~

【検査】
クラミジア(尿)・・・6980円(迅速の場合、9800円)
クラミジア(咽頭)・・・6980円(迅速検査はありません)
クラミジア+淋菌(尿)同時・・・8980円(迅速の場合、14800円)
クラミジア+淋菌(咽頭)同時・・・8980円(迅速検査はありません)

【治療】
抗生物質内服(1回or7日分)・・・7900円

淋菌

概要

淋菌は、クラミジアと並んで性感染症の原因となる菌の中で頻度が多いものになります。淋菌はナイセリア属という菌の種類に属しますが、その中でナイセリア・ゴノレアというタイプが性感染症を引き起こします。同じナイセリア属の中には、口腔内などにいる常在菌(悪さをしない)も存在します。

潜伏期間(感染してから症状出るまでの期間)

2~7日

感染部位

尿道、咽頭、精巣、結膜

症状

尿道 → 排尿時痛、排尿時違和感(ムズムズ、不快感)、白い膿~黄色い膿~緑色の膿
咽頭 → 咽頭違和感、咽頭痛
精巣 → 睾丸の腫れ、睾丸の痛み、微熱
結膜 → 強い充血、眼痛、大量の目やに、重症化すると角膜に孔があき失明しうる

検査

尿検査(迅速検査、精密検査)、うがい検査(精密検査のみ)

※尿検査希望の方は、2時間排尿しない状態で来院して頂くと検査精度が上がります。
※感染機会のあった翌日から検査可能です。

治療

抗生物質の内服、筋肉注射、点滴の中で状況に合わせて最適なものを選択

料金
~保険診療~

診察・検査・治療含めて、2000円~4000円
※保険診療では迅速検査は出来ません。

~自費診療~

【検査】
淋菌(尿)・・・6980円(迅速の場合、9800円)
淋菌(咽頭)・・・6980円(迅速検査はありません)
クラミジア+淋菌(尿)同時・・・8980円(迅速の場合、14800円)
クラミジア+淋菌(咽頭)同時・・・8980円(迅速検査はありません)

【治療】
抗生物質内服(1回or7日分)・・・7900円
抗生物質筋肉注射(1回)・・・8900円
抗生物質点滴(1回、30分)・・・12900円

梅毒

概要

梅毒は、トレポネーマ・パリダムという菌が粘膜や微小な傷から体内に侵入し発症する性感染症です。メディアでもここ最近の急増に関する内容が流れていたため、ご存知の方も多いことと思います。10年前は年間に700人くらいだったものが2018年には7000人を超え、実に10倍もの増加をみせております。梅毒は性感染症でありますが、梅毒に罹患した女性が妊娠するとお腹の中で赤ちゃんにも梅毒が感染してしまい(先天梅毒)、生後赤ちゃんの発育に異常が出てきてしまうこともあります。

潜伏期間(感染してから症状出るまでの期間)

第1期・・・3週間~3ヵ月
第2期・・・3ヵ月~3年
第3期・・・3年~10年
第4期・・・10年以上

感染部位

亀頭部~陰茎、肛門、咽頭、口唇部~口腔内

症状
第1期
  • 初期硬結・・・亀頭部~陰茎に1㎝前後の軟骨様のシコリができる。痛みなし、かゆみなし。
  • 硬性下疳(げかん)・・・初期硬結の周囲の浸潤が強くなって硬く盛り上がり、中心部に潰瘍を形成する。痛みなし、かゆみなし。
    ※初期硬結や硬性下疳は口唇や手指などにも生じうる(陰部外初期硬結、陰部外下疳)
  • 無痛性横痃(おうげん)・・・感染部位周辺のリンパ節(足の付け根、首など)が硬く腫脹してくる。痛みなし。
第2期
  • 梅毒性バラ疹・・・体幹を中心に、顔面・四肢に1~3㎝ほどの淡紅色斑。第2期で最初に出てくる症状で、かゆみなし。
  • 丘疹性梅毒・・・5~10㎜くらいのぶつぶつが体幹や顔面、四肢に出る。
  • 梅毒性乾癬・・・1㎝前後の円形で赤黒い斑が、手のひらや足の裏にできる。その部分の皮がむけたりもする。
  • 膿疱性梅毒・・・白~黄色の内容物があるぶつぶつが体幹や顔面、四肢に出る
  • 扁平コンジローマ・・・淡紅色~灰白色で、表面がザラザラしている隆起性腫瘤。肛門や陰部周囲によくできる。名前が似ているが、尖圭コンジローマとは異なる。
  • 梅毒性脱毛・・・頭皮全体が脱毛したり、また円形の脱毛がまばらに(虫食い状)みられる。
  • 梅毒性アンギーナ・・・扁桃や軟口蓋に、びらんや潰瘍を伴う発赤・腫脹がみられる。
第3期(医療の発達した現在では、ほとんどみられない)
  • ゴム腫・・・皮膚、骨、筋肉、臓器(肝臓や腎臓など)にゴムのような弾力のある1㎝以上の大きさの腫瘤ができます。
第4期(医療の発達した現在では、ほとんどみられない)
  • 大動脈瘤・大動脈炎・・・梅毒が大動脈に感染し、動脈瘤や動脈炎を起こし、最終的には破裂して死に至る。
  • 脊髄癆・・・手足の麻痺、歩行障害、認知症を起こす。
検査

血液検査(迅速検査、精密検査)
※感染機会から4週間経過していれば検査可能です。

治療

抗生物質の内服

料金
~保険診療~

診察・検査・治療含めて、2000円~4000円
※保険診療では迅速検査は出来ません。

~自費診療~

【検査】
梅毒定量検査(血液)・・・6980円(迅速の場合、9800円)

【治療】
抗生物質内服(14日)・・・7900円
高用量抗生物質(14日)・・・17900円

性器ヘルペス

概要

性器ヘルペスとは、単純ヘルペスウイルス(herpes simplex virus:HSV)1型、または2型による感染によって生じる性感染症です。性器ヘルペスと似た名前の病気に、口唇ヘルペスがあります。口唇ヘルペスも性器ヘルペスと同じくHSVが原因となり、幼少期からの家族との接触により口唇に感染して疲労時など免疫が低下した時に発症するものです。かつては、「1型が口唇ヘルペス、2型が性器ヘルペス」と区別されており、前者は性感染症とは考えられておりませんでした。しかし、オーラルセックスによって1型が相手の性器に感染しうるので、型による区別は出来なくなり、口唇ヘルペスも性感染症の範疇として考えてもおかしくないものと思われます。HSVは性器に感染すると神経を伝わって上行し、腰の近くの神経に潜伏します。そして、疲労が重なった時などにその潜伏しているHSVが下行して、性器ヘルペスが再発するという特徴があります。現代の医療では、一度感染したHSVを体の中から完全に排除することは出来ません。しかし、HSVが相手に感染するときは基本的には症状が出ている時でありますし、その症状の出現(再発)を限りなく少なくすることは可能です。

潜伏期間(感染してから症状出るまでの期間)

2~10日

感染部位

亀頭部、陰茎、陰嚢、肛門周囲、臀部、大腿、尿道、(口唇)

症状

皮膚(亀頭部、陰茎、陰嚢、肛門周囲、臀部、大腿) → かゆみや痛みを伴った1~2mmの水疱や潰瘍
尿道 → 排尿時痛、尿道分泌物
上記に伴い、ソケイ部(足の付け根)のリンパ節が腫れて痛みが出る。
初発の場合には、発熱など全身症状が出ることもある。一方で、再発の場合にはこれらの症状は軽度のことが多い。

検査
  • 血液検査(現在出ている症状の診断のための検査としては不向きです。過去に感染したかどうかの判断には利用できます。)
    ※感染機会から2週間経過していれば検査可能
  • 皮膚拭い検査(迅速検査)
治療

抗ウイルス薬の内服

料金
~保険診療~

診察・検査・治療含めて、2000円~5000円
※保険診療では迅速検査は出来ません。

~自費診療~

【検査】
単純ヘルペス抗体検査(血液)・・・6980円(皮膚拭い迅速検査の場合、9800円)

【治療】
抗ウイルス薬内服(5日)・・・7900円
抗ウイルス薬内服(10日)・・・14900円

再発抑制療法

概要のところでも記載致しましたが、現代の医療では一度感染したHSVを体内から完全に排除することは出来ません。しかし、それは一度感染したら生涯にわたり性行為にて相手に感染させてしまうという意味ではありません。ここを勘違いされている方が多く、間違った情報や思い込みで恋愛や結婚を諦めたり、精神的に病んでしまう方が散見されます。もちろん再発している真っ最中に性行為をすれば、相手に感染させる可能性は高くなります。しかし、そうでないときには感染させることはありません。つまり、再発さえしなければ相手に感染させることはないのです。そこで、その再発をどのように抑制するかという点が重要になってまいります。

性器ヘルペスの治療薬は、バラシクロビルという抗ヘルペスウイルス薬を使用することが多いです。バラシクロビルを2錠を朝夕の2回に分けて5日間内服します。この内服方法は、現在性器ヘルペスの症状が出ている時の方法になります。そして、既述の再発を抑制する方法(再発抑制療法といいます)の場合、同じくバラシクロビルを使用するわけですが、1日1回1錠を1年間毎日内服する方法となります。しかも2006年9月から保険も適用され、月に5000円以内で治療することができます。

この再発抑制療法によって再発を抑制することはもちろんのこと、実は自覚症状が無い時にもHSVが排泄されている場合(無症候性排泄といいます)があり、それも抑制できます。そして、そうすることで精神的な安定を得られるようになります。もちろん、絶対に再発しないというわけではなく、極度の疲労や精神的衰弱があった場合には再発するリスクはあります。しかし、その際の症状は軽く済み、排泄されるHSV量も少なくなります。そして、再発した時にはバラシクロビルを1日1回1錠ではなく、2錠を朝夕の2回に分けて1~3日間(5日間飲まなくて済むことが大半です)内服します。この内服方法の調整は、患者さんご自身で行っていただいて構いません。

以上、少し長くなりましたが、もう少し詳しくお話を聞いてみたい方は、ぜひ当院にお越しいただければと思います。コンビニクリニックですから、肩肘張らずに気軽に来院して頂ければ幸いです。

HIV・エイズ

概要

エイズは、HIV(Human Immunodeficiency Virusヒト免疫不全ウイルス)というウイルスが、人間の血液に入って起こる感染症です。HIVは、CD4陽性細胞(リンパ球の一種で、細菌やウイルスなどの病原体から身を守る「免疫」の働きをする細胞)に入り込んで、CD4陽性細胞を破壊(平均2.2日で破壊)していきます。しかし、HIVに感染してもすぐに免疫の力は弱くなりません。CD4陽性細胞は壊されてもすぐに新しく作られるからです。感染初期は、自覚症状もほとんどありません。したがって、検査を受けない限り、感染者自身もHIVに感染したことに気付きません。感染していても特徴的な症状が出ていない人をHIV感染者といいます。HIV感染者の体内では、数年から10数年かけて、HIVが徐々に増えていき、新しく作られるCD4陽性細胞よりも壊されるCD4陽性細胞が多くなるために免疫の働きが少しずつ低下していきます。このため、健康なときにはかかりにくい感染症や悪性腫瘍にかかったりします。こういう病気にかかった状態を、エイズ(AIDS:Acquired Immune Deficiency Syndrome後天性免疫不全症候群)といいます。

潜伏期間(感染してから症状出るまでの期間)

急性期・・・2~6週間
AIDS発症・・・5~10年

感染部位

全身

症状

急性期・・・発熱、リンパ節腫脹、咽頭痛、皮疹、筋肉痛などのインフルエンザ様症状
AIDS発症期・・・ニューモシスチス肺炎やカポジ肉腫といった23種類のAIDS発症の指標疾患

検査

血液検査(迅速検査、精密検査)
※感染機会から4週間経過していれば検査可能(ただし、3ヵ月以上経過してから検査する方が精度は高くなる)

治療

抗HIV薬(当院では処方できないため、エイズ拠点病院に紹介させていただきます)

料金
~自費診療~(当院では保険診療でHIVの検査は出来ません)

【検査】
HIV抗原抗体検査(血液)・・・6980円(迅速検査の場合、9800円)

【治療】
当院では処方出来ません。

尖圭コンジローマ

概要

尖圭(せんけい)コンジローマは、HPV(Human Papillama Virusヒト乳頭種ウイルス)が性器に感染することで生じる性感染症です。HPVは、女性の子宮頚癌の原因ウイルスとして有名です。HPVには悪性化しやすい高リスクタイプ(16型、18型など)と、悪性化しにくい低リスクタイプ(6型、11型など)があり、子宮頚癌は高リスクタイプになります。一方、尖圭コンジローマは90%以上が低リスクタイプが原因となっております。

潜伏期間(感染してから症状出るまでの期間)

3週間~8ヵ月(平均2.8か月)

感染部位

亀頭部~陰茎、陰嚢、肛門周囲、肛門内、尿道口

症状

粒状、乳頭状、鶏冠状、カリフラワー状で、白~淡紅色~灰白色~褐色と様々、基本的には痛みや痒み無し

検査

皮膚拭い検査

治療

免疫賦活剤の外用薬(週3日塗布、数か月)、液体窒素による凍結療法(1~2週間に1回、複数回)
(レーザーなどによる治療法もありますが、当院で出来るのは外用薬と液体窒素になります)

料金
~保険診療~

診察・治療含めて、7000円~20000円(2週間に1回のペースで3ヵ月ほど通院した場合の合計額の概算)
※保険診療では検査は出来ません。

~自費診療~

【検査】
拭い検査(皮膚)・・・8980円(低リスクのみor高リスクのみ) or 15980円(低リスク&高リスク)

【治療】
免疫賦活剤の外用薬(2週間分、6包)・・・7900円
液体窒素による凍結療法(1回)・・・4200円

マイコプラズマ・ウレアプラズマ

概要

性行為の後に尿道炎や咽頭炎の症状を起こしているにもかかわらず、クラミジア淋菌が検出されない(非クラミジア性非淋菌性)場合の原因菌として考慮される細菌が、マイコプラズマやウレアプラズマです。肺炎の原因菌として有名なマイコプラズマとは種類が異なります。2012年から国内でも検査できる(保険適用はされておりません)ようになり、マイコプラズマ2種類、ウレアプラズマ2種類を検出できます。

潜伏期間(感染してから症状出るまでの期間)

1~5週間

感染部位

尿道、咽頭

症状

尿道 → 排尿時違和感(ムズムズ、不快感)、排尿時痛、透明~白い膿
咽頭 → 咽頭違和感、咽頭痛、咳、痰

検査

尿検査、うがい検査
※尿検査希望の方は、2時間排尿しない状態で来院して頂くと検査精度が上がります。
※感染機会のあった翌日から検査可能です。
※迅速検査はありません。

治療

抗生物質の内服

料金
~自費診療~(保険診療での検査・治療は出来ません)

【検査】
マイコプラズマ・ウレアプラズマ(尿)・・・12900円
マイコプラズマ・ウレアプラズマ(咽頭)・・・12900円

【治療】
抗生物質内服(1回or7日分)・・・7900円

A型肝炎

概要

A型肝炎はHAV(A型肝炎ウイルス)による性感染症です。HAVは糞便中に排出されるため、感染経路は糞口感染となります。つまり、肛門を舐めたり、肛門に触れた手指で口に触れることによって感染が成立します。一方、下水処理過程が不十分な衛生状態がよくない環境では、HAVに汚染された水や食物も存在し、それを摂取することによっても感染は成立(経口感染)するため、この場合は性感染症ではありません。性感染症としては、MSM(Men who have Sex with Men:男性同性愛者)で流行しやすいことがわかっております。

潜伏期間(感染してから症状出るまでの期間)

15~50日(平均28日)

感染部位

口→胃・小腸→肝臓→胆汁→大便

症状

インフルエンザ様症状(発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、吐き気・嘔吐など)
↓ 1~7日後
灰白色便、暗色尿、黄疸(眼球や皮膚が黄色くなる)
↓ 3週間前後
症状は消失

検査

血液検査

※感染機会があってから2週間以上(ただし、潜伏期間が2週間以上なので症状出ていれば検査タイミングとして問題無し)

治療

対症療法(解熱鎮痛剤など)のみ

料金
~保険診療~

診察・検査・治療含めて、2000円~4000円

~自費診療~

【検査】
HAV抗体検査(血液)・・・6980円

【治療】
対症療法のみなので、自費診療での治療の設定はしておりません。

B型肝炎

概要

B型肝炎はHBV(B型肝炎ウイルス)による性感染症です。しかし、感染経路で一番多いのは母子感染(垂直感染)であり、これは性感染症ではありません。母親の血液や体液を介して胎児にHBVが感染してしまうものです。性感染症としては、やはり血液や体液を介してHBVが感染します。我が国の成人における急性B型肝炎の多くは、性感染症と考えられております。HBVの感染で厄介なのは、急性B型肝炎の10~20%が慢性肝炎といって生涯HBVに感染した状態になってしまいかねない点です。慢性肝炎は放置していると、肝硬変や肝臓がんへと進行していき、命にかかわる場合があります。ただ、現在は治療薬の開発も進んでいるため、早期に治療介入すれば普段通りの生活を送ることも可能になっております。

潜伏期間(感染してから症状出るまでの期間)

1~4ヵ月

感染部位

肝臓

症状

インフルエンザ様症状(発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、吐き気・嘔吐など)
↓ 1~7日後
灰白色便、暗色尿、黄疸(眼球や皮膚が黄色くなる)、血清病様症候群(皮疹、関節痛、多関節炎など ←10~20%)
↓ 4~8週間前後
症状は消失

80~90%は終了
10~20%は慢性肝炎へ移行し、肝硬変や肝臓がんの原因となる

検査

血液検査(迅速検査、精密検査)
※感染機会から8週間経過していれば検査可能です。

治療

基本的には対処療法で改善します。しかし、稀に肝炎が急速に進行し死亡に至る場合もある(劇症肝炎と言います)ので、診断がつき次第適切な医療施設に紹介致します。

料金

~保険診療~

当院では保険診療での検査・治療はできません。

~自費診療~

【検査】
HBV抗体検査・・・6980円(迅速検査の場合、9800円)

【治療】
対症療法or他施設紹介なので、自費診療での治療の設定はしておりません。

B型肝炎ワクチン

B型肝炎はワクチンで予防することができます。詳しくは、B型肝炎ワクチンをご参照ください。

C型肝炎

概要

C型肝炎はHCV(C型肝炎ウイルス)による性感染症です。ただし、性行為によって感染する確率は他の性感染症よりかなり低いものとなっております。しかし、CSW(Commercial Sex Worker)やMSM(Men who have Sex with Men)では、そうでない人に比べてHCVに対する抗体保有率が高く(つまり感染の既往があるという意味)、性感染症として捉えておくことは必要であります。そして、HCVの一番の問題点は、非常に高い慢性化率にあります。B型肝炎が10~20%でしたが、C型肝炎の場合は60~70%にもなります。C型肝炎も慢性化して放置していると、B型肝炎の慢性化と同様に肝硬変や肝臓がんへと進行し命にかかわる場合が出てきます。しかし、C型肝炎の場合はB型肝炎以上に治療薬の開発の進歩が目覚ましく、100%に近いレベルでHCVの排除が可能になりました。

潜伏期間(感染してから症状出るまでの期間)

6~112日(平均46日)

感染部位

肝臓

症状

多くは無症状だが、症状が出る場合は他の肝炎と同様に以下の通り。

インフルエンザ様症状(発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、吐き気・嘔吐など)
↓ 1~7日後
灰白色便、暗色尿、黄疸(眼球や皮膚が黄色くなる)
↓ 4~8週間前後
症状は消失
↓ 
30~40%は終了
60~70%は慢性肝炎へ移行し、肝硬変や肝臓がんの原因となる

検査

血液検査
※感染機会から3ヵ月経過していれば検査可能です。

治療

当院では治療は出来ませんので、適切な医療施設に紹介致します。

料金
~保険診療~

当院では保険診療での検査・治療はできません。

~自費診療~

【検査】
HCV抗体検査・・・6980円(迅速検査の場合、9800円)

【治療】
当院では治療は出来ません。

性器カンジダ症

概要

性器カンジダ症は、真菌(カビ)の一種であるカンジダによる感染症です。主に女性の膣や外陰に見られ、男性の性器でカンジダが検出されることは多くはありません。また、カンジダによる感染は、性行為に伴うものよりも免疫が下がるような状態(疲労、ストレス、睡眠不足、糖尿病、免疫抑制剤使用中など)や抗生物質の内服で発症することの方が多いのが特徴です。しかし、よくインターネットの記事では「カンジダは性病である」というものが散見され、不安になっておられる方がたくさんいらっしゃいます。

潜伏期間(感染してから症状出るまでの期間)

2~7日

感染部位

亀頭、包皮、(稀に)尿道

症状

亀頭、包皮 → 赤み、かゆみ、白いカス
尿道 → 排尿時違和感(ムズムズ、不快感)、排尿時痛、透明~白い膿

検査

皮膚拭い検査(精密検査、迅速検査)、尿検査

※尿検査希望の方は、2時間排尿しない状態で来院して頂くと検査精度が上がります。
※感染機会のあった翌日から検査可能です。

治療

抗真菌外用薬

料金
~保険診療~

診察・検査・治療含めて、2000円~4000円

~自費診療~

【検査】
皮膚拭い検査・・・6980円(迅速検査の場合、4900円)

【治療】
抗真菌外用薬(1~2本)・・・4900円

トリコモナス感染症

概要

トリコモナスは原虫(単細胞の微生物)であり、主に女性の膣に感染(膣トリコモナス症)します。それが、性行為によって男性にも感染する性感染症です。しかし、下着、タオル、便器、浴槽で感染する場合もあるため、性交経験のない方や幼児にも感染がみられることがあるため、性感染症ではない側面もあります。

潜伏期間(感染してから症状出るまでの期間)

1~3週間

感染部位

尿道、前立腺、(精嚢)

症状

尿道 → 排尿時違和感(ムズムズ、不快感)、排尿時痛、透明~白い膿
前立腺 → 頻尿、残尿感、肛門違和感、下腹部違和感

検査

尿検査

※尿検査希望の方は、2時間排尿しない状態で来院して頂くと検査精度が上がります。
※感染機会のあった翌日から検査可能です。

治療

抗原虫薬の内服

料金
~保険診療~

診察・検査・治療含めて、2000円~4000円

~自費診療~

【検査】
尿検査・・・5980円

【治療】
抗原虫薬の内服(10日分)・・・7900円
抗原虫薬の単回高用量内服(1回分)・・・12900円

ケジラミ症

概要

ケジラミ症は、吸血性昆虫であるケジラミによる性感染症です。似た名前に、「アタマジラミ」や「コロモジラミ」がありますが、前者は保育園などの集団、後者は不衛生な環境で発生し性感染症ではありません。ケジラミは毛の根元に卵を産み付け、セメントのようなもので固めます。そして、成虫になるまでに3~4週間、成虫になってから3~4週間生き、その間に30~40個の卵を産みます。

潜伏期間(感染してから症状出るまでの期間)

1~2ヵ月

感染部位

陰毛がメイン、その他の毛が生えている部分にも感染しうる

症状

寄生部位の激しいかゆみ

検査

虫体や虫卵を顕微鏡で観察(虫体は1㎜くらいなので肉眼でも見える)

※裏ワザとして、、、白い下着を履き、ケジラミの糞である茶色い粉状のものを確認することでケジラミを認識できることもある

治療

外用薬(保険診療で使用できるものは無く、自費診療または市販薬での治療になります)
剃毛(ただし、剃毛すると居場所を失ったケジラミが他の毛を求めて移動することがある)

料金
~保険診療~

診察・検査・治療含めて、1000円~2000円

~自費診療~

【検査】
顕微鏡検査・・・4900円

【治療】
外用薬(1本)・・・7900円

性器伝染性軟属腫

概要

伝染性軟属腫とは、いわゆるミズイボのことで、子どもに多く見られます。しかし、成人でも皮膚の接触で感染することを考えると、性感染症として捉えることも必要になります。特にアトピー性皮膚炎など、乾燥肌の方に感染いやすいという特徴があります。

潜伏期間(感染してから症状出るまでの期間)

2週間~6ヵ月

感染部位

陰毛部周囲

症状

2~6mm大の、中心に窪みのあるドーム状で、表面は平滑で光沢がある腫瘤が複数散在(かゆみなし、痛みなし)

検査

ピンセットでつまむと、乳白色の粥状物質が圧出される

治療

ピンセットでつまむor保湿剤
自然治癒もみられる

料金
~保険診療~

診察・検査・治療含めて、1000円~2000円

~自費診療~

【検査&治療】
ピンセットで切除+外用薬・・・6900円

軟性下疳

概要

軟性下疳とは、軟性下疳菌(Haemophilus ducreyi)による性感染症です。日本では戦後直後に時々見られましたが、最近ではほとんど発生しておらず、あるとすると東南アジアで感染してそれが日本に帰国後に発症する形です(輸入性感染症)。潜伏期間が短く痛みも強いので、性行為どころではなく感染が広がることはありません。

潜伏期間(感染してから症状出るまでの期間)

2~7日

感染部位

亀頭、冠状溝、ソケイ部

症状

亀頭、冠状溝 → 辺縁がギザギザの深い潰瘍ができて、接触による痛みが非常に強い。
ソケイ部 →  リンパ節もが大きく腫れ、圧痛が強い。

検査

症状や視診から診断は容易であり、培養検査は可能であるが培養成功する確率は低いため、検査は実施しないのが一般的。

治療

抗生物質の内服

料金
~保険診療~

診察・治療(検査はありません)含めて、1500円~2500円

~自費診療~

【検査】
検査はありません

【治療】
抗生物質内服(1回or7日分)・・・7900円

赤痢アメーバ症

概要

赤痢アメーバ症とは、赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)という原虫よる感染症です。糞便中に排出されるため、感染経路は糞口感染となります。つまり、肛門を舐めたり、肛門に触れた手指で口に触れることによって感染が成立します。一方、不衛生な環境下では赤痢アメーバに汚染された水や食物も存在し、それを摂取することによっても感染は成立(経口感染)するため、この場合は性感染症ではありません。性感染症としては、MSM(Men who have Sex with Men:男性同性愛者)で流行しやすいことがわかっております。

潜伏期間(感染してから症状出るまでの期間)

2週間~数年

感染部位

大腸、肝臓、(稀に心臓、肺、脳、皮膚など)

症状

大腸 → 下痢、粘血便(イチゴゼリー状)、排便時下腹部痛などを数週間の間隔で寛解と増悪を繰り返す
肝臓 → 発熱、上腹部痛(特に右上)、大量の寝汗など。

検査

便検査(当院では出来ません)

治療

抗原虫薬の内服

料金
~保険診療~

診察・治療(検査は出来ません)含めて、2500円~3500円
※当院で保険診療で赤痢アメーバ症の診察・治療を行う場合は、他施設での便の検査結果を持参された方に限ります。

~自費診療~

【検査】
当院では検査はできません。

【治療】
抗原虫薬の内服(10日分)・・・9800円
抗原虫薬の高用量内服(3回分)・・・22900円

亀頭包皮炎

概要

亀頭包皮炎とは、亀頭や包皮に炎症があるものを総称したものです。性感染症の場合もありますが、多くが性感染症ではありません。①刺激によるもの、②疲労・ストレスによるもの、③細菌感染によるもの、④カンジダによるもの、⑤その他一般皮膚疾患によるもの、の5つに分類できます。頻度もおおよそ、この順番通りとなっております。

潜伏期間(感染やきっかけがあってから症状出るまでの期間)

①刺激によるもの・・・直後から
②疲労・ストレスによるもの・・・2~3日
③細菌感染によるもの・・・2~5日
④カンジダによるもの・・・2~7日
⑤その一般皮膚疾患によるもの・・・不定

感染部位

亀頭、冠状溝、包皮

症状

赤み、びらん、かゆみ、白いカス、膿の付着など

検査

皮膚拭い検査(カンジダのみ迅速検査可能)
※感染機会、またはその他のきっかけのあった翌日から検査可能です。

治療

外用薬

料金
~保険診療~

診察・検査・治療含めて、3000円~5000円

~自費診療~

【検査】
皮膚拭い検査・・・6980円(カンジダのみ迅速検査 4900円)

【治療】
外用薬・・・4900円

アデノウイルス

概要

アデノウイルスには51種類の型があります。その型の種類によって、気管支炎、咽頭結膜熱(プール熱)、急性胃腸炎、出血性膀胱炎など引き起こします。そして、咽頭扁桃や膣や肛門を介して尿道にも感染を起こし、またはその逆の感染が成立するため性感染症の側面もあります。さらに、非クラミジア性非淋菌性尿道炎の原因の内、アデノウイルスが3番目に多いという報告もあるため、意外と尿道炎の原因になることが多いのです。

潜伏期間(感染してから症状出るまでの期間)

10日前後

感染部位

尿道、膀胱、胃腸、気管支、咽頭扁桃、結膜

症状

尿道 → 排尿時痛(けっこう痛い)、透明の膿、尿道口(尿道の出口)の発赤、40%に結膜炎を合併
膀胱 → 頻尿、残尿感、下腹部違和感、血尿
胃腸 → 嘔吐、下痢、腹痛
気管支 → 咳、痰、発熱
咽頭扁桃 → 咽頭痛、発熱、頭痛
結膜 → 充血、目やに、眼痛

検査

拭い検査(迅速検査)、尿検査(迅速検査)
※感染機会のあった翌日から検査可能です。

治療

特効薬はないため対症療法、1~2週間で快方に向かう

料金
~保険診療~

診察・検査(のどの拭い検査のみ)・治療含めて、1500円~2500円

~自費診療~

【検査】
尿検査・・・9800円(迅速検査)
拭い検査・・・5900円

【治療】
対症療法なので、自費診療での治療の設定はしておりません。

疥癬

概要

疥癬は、ヒゼンダニという小さなダニが皮膚に寄生して起きる感染症です。介護施設など皮膚の接触が多い環境で発生しやすいため、同じく皮膚の接触を伴う性行為によっても感染するので性感染症としての側面もあります。普通の免疫力を持っていれば、感染しても全身に5匹程度しかおらず感染力も強くはありませんが、免疫力が低下している方が感染すると「角化型疥癬」といって全身に数百万匹の疥癬が増殖し、非常に強い感染力を持つ場合もあります。

潜伏期間(感染してから症状出るまでの期間)

4~6週間 (角化型疥癬の場合は4~6日)

感染部位

全身の皮膚(特に手指、手掌、手首に多く、体幹や陰部がそれに次ぐ)

症状

かゆみ、かさかさ、疥癬トンネル(虫体が通った跡)、しこり(陰部に多い)、赤いぶつぶつ(体幹に多い)

検査

顕微鏡検査

治療

外用薬、駆虫内服薬

料金
~保険診療~

診察・検査・治療含めて、2000円~4000円

~自費診療~

【検査】
顕微鏡検査・・・4900円

【治療】
外用薬・・・7900円
駆虫内服薬・・・9800円

ボーエン様丘疹症

概要

ボーエン様丘疹症は、尖圭コンジローマと同様に、HPV(Human Papilloma Virusヒト乳頭種ウイルス)が性器に感染することで生じる性感染症です。しかし、尖圭コンジローマが低リスクタイプ(6型、11型など)の感染がメインだったのに対し、ボーエン様丘疹症は高リスクタイプ(16型が多く、その他18型、31型、33型など)の感染が原因となります。しかも、長期間放置するとボーエン病(陰部にできるものをケイラー紅色肥厚症と言います)や有棘細胞ガンというガンに伸展していく可能性があります。

潜伏期間(感染してから症状出るまでの期間)

数か月~数年

感染部位

亀頭部~陰茎、陰嚢、肛門周囲

症状

褐色~黒色の扁平状で、多発することもあり。基本的には痛みや痒み無し。

検査

皮膚拭い検査

治療

液体窒素による凍結療法(1~2週間に1回、複数回)
(レーザーなどによる治療法もありますが、当院で出来るのは液体窒素のみです)

料金
~保険診療~

診察・治療含めて、5000円~12000円(2週間に1回のペースで3ヵ月ほど通院した場合の合計額の概算)
※保険診療では検査は出来ません。

~自費診療~

【検査】
拭い検査(皮膚)・・・8980円(高リスクのみ) or 15980円(低リスク&高リスク)

【治療】
液体窒素による凍結療法(1回)・・・4200円

性病性リンパ肉芽腫(鼠径リンパ肉芽腫)

概要

性病性リンパ肉芽腫(鼠径リンパ肉芽腫)は、クラミジアによる性感染症です。日本では稀であり、熱帯地域での感染が多くなっております。

潜伏期間(感染してから症状出るまでの期間)

1~2週間

感染部位

陰部、肛門部、鼠径部

症状

第1期・・・陰部や肛門部に1㎜大のぶつぶつが単発。症状はなく、気付かないうちに消失する。
第2期・・・第1期から1~4週間後に発熱や肝臓の腫れなどとともに、鼠径リンパ節(足の付け根のリンパ節)も腫れ、痛みを伴い、自潰排膿(破れて膿が出る)をするようになる。
第3期・・・発症から数年経過後、陰部が大きく腫れ、象の皮膚のようになり、尿道や直腸が狭窄きたしうる。(エスチオメーヌ現象)

検査

膿からの培養検査、遺伝子検査など

治療

抗生物質の内服

料金
~保険診療~

診察・検査・治療含めて、2000円~4000円

~自費診療~

【検査】
皮膚拭い検査・・・6980円

【治療】
 抗生物質内服(1回or7日分)・・・7900円

 

以下は性感染症ではありませんが、陰部に発症しうるため性病なのではないかと心配になりやすいものです

陰部湿疹

概要

読んで字のごとく、陰部にできる湿疹です。陰部に赤みやかゆみが出ます。夏場の蒸れ、冬場の乾燥、アトピーなどお持ちの方などで発症しやすいです。陰嚢(玉袋)に湿疹が出来て何度も掻いていると、陰嚢の皮膚がゴワゴワしてきます(苔癬化といいます)。

治療

ステロイド外用薬、抗アレルギー薬(アレルギーが原因ではなくても痒みを抑える効果があります)の内服薬

固定薬疹

概要

ある薬(アセトアミノフェンなどの解熱鎮痛剤、テトラサイクリン系抗生物質、総合感冒薬など)を飲んでから数分~数時間経つと、いつも同じ部位にかゆみや刺激感を伴う紅色の円形の皮疹が出て色素沈着を残す特殊な薬疹です。口周りや手足、そして陰部に生じやすいです。

治療

原因薬剤の使用中止

脂漏性角化症

概要

脂漏性角化症は別名、老人性疣贅(ゆうぜい)とも言われるように加齢に伴い、特に顔面、頭部、体幹にみられるイボです。直径1~2cmで灰褐色~黒褐色で隆起していることが多いです。これが陰部に生じることもあります。

治療

治療不要
美容上の問題などから切除(液体窒素、レーザー、外科的)

接触皮膚炎

概要

接触皮膚炎は、何らかの外界物質の刺激、あるいは外界物質に対するアレルギー反応です。いわゆる「かぶれ」です。赤み、水ぶくれ、びらん、かゆみ、痛みなどの症状が出ます。身につけている下着、外用薬、コンドーム、オーラルセックス時の相手側に塗られているリップクリームや口紅、原因物質を触った手による自慰行為、シリコンボール、性器ピアスなどで、陰部に症状が出る可能性があります。

治療

原因物質の除去、ステロイド外用薬、抗アレルギー薬の内服

帯状疱疹

概要

帯状疱疹は、幼少期に罹った水疱瘡(みずぼうそう)の原因ウイルスが大人になって再活性化して発症します。帯状疱疹ウイルスは1度感染すると神経節(神経の根元)に潜伏し、疲れやストレスがきっかけとなって再活性化してくるという特徴があります。そして、全身のどこにでも発症いうるのですが、これが陰部に発症すると、見た目や症状が性器ヘルペスに似ていることから、性病ではないかと心配になる方がいらっしゃいます。実は、帯状疱疹ウイルスは性器ヘルペスの原因となる単純ヘルペスウイルスと親戚であり、症状や見た目が似ているのです。しかし、帯状疱疹は左右どちらか一方に限局し、しかも神経の走行に沿って出現(「帯状」疱疹の名前の由来)し、また、痛みが残存(帯状疱疹後神経痛と言います)しうるという特徴があります。

治療

抗ウイルス薬の内服

扁平苔癬

概要

扁平苔癬は、手足や口腔や爪によくできる炎症です。降圧剤の一部、C型肝炎、カラーフィルム現像液、歯科金属などが原因になることもありますが、詳細な原因はわかっておりません。地図状で灰紫色の皮疹であり、中央部が陥凹した盛り上がりがあります。これが陰部に出来ることもあり、梅毒性器ヘルペスに似ています。

治療

明らかな原因があればそれを除去、ステロイド外用薬

陰嚢被角血管腫

概要

陰嚢被角血管腫は、陰嚢に2㎜大の赤色から赤褐色の柔らかい結節であり多発します。高齢者に多く、時に衣服などの擦れで破れて出血し、下着が汚れて驚く場合があります。皮膚の下の血管が拡張して生じるものです。

治療

治療不要

硬化性リンパ管炎

概要

硬化性リンパ管炎は、陰茎の包皮(亀頭の下あたりに多い)に出現する索状・蛇行状のしこりです。陰部のしこりというと梅毒などが考えやすいですが、この硬化性リンパ管炎は物理的な刺激(長時間、頻回の自慰行為など)などにより皮下のリンパ管が一時的に閉塞してリンパ管が腫れるものです。ほとんど痛みなどはありません。

治療

刺激を与えず安静にしていれば、4週間ほどで消失します

開口部形質細胞症

概要

開口部形質細胞症は、境界明瞭で光沢のある赤みやびらん、微細な赤色点がみられ、頬粘膜や口唇や亀頭部に生じる炎症です。ほとんど症状はありません。慢性の経過をたどり、何度も繰り返します。亀頭部の場合は包茎の方に発症しやすく、また高血圧や糖尿病も原因の1つと考えられております。雑菌の感染を伴いやすく、細菌性亀頭包皮炎を合併することもあります。

治療

ステロイド外用薬、抗生物質外用薬、包茎の場合は包皮環状切除(包茎治療)、高血圧や糖尿病のコントロール

炎症性皮膚疾患(毛嚢炎、炎症性粉瘤)

概要
毛嚢炎

毛穴の奥の毛根を包んでいるものを毛嚢(または毛包)といいますが、その部分に細菌感染(主に黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌)が起こり炎症を生じたものを、毛嚢炎(毛包炎)といいます。毛穴がある所にはどこでも発生しえますが、汗をかきやすい部分や毛の処理をした部分に生じやすくなります。痛みなどの症状はあまりありません。

炎症性粉瘤

まず粉瘤(アテロームともいわれます)とは、原因はよくわかっておりませんが、成り立ちとしては皮膚の表面の構成物が皮内や皮下に落ちて袋を形成し、その中に粥状の垢や脂が溜まってできた塊で真ん中にやや黒っぽい点が見られることもあります。皮膚に密着して周りより硬く触れます。そこに細菌感染が起こり炎症を起こすと赤く腫れ痛みを伴います。その状態を炎症性粉瘤といいます。この炎症性粉瘤の皮膚が破れると、中から膿汁と臭い粥状の塊が排出されます。疲労やストレスなどが蓄積していると、炎症を起こしやすくなります。

治療

抗生物質の外用薬や内服薬

傍外尿道口嚢胞、陰茎縫線嚢胞

概要

傍外尿道口嚢胞(ぼうがいにょうどうこうのうほう)と陰茎縫線嚢胞(いんけいほうせんのうほう)は、両者とも半透明で比較的軟らかい良性の嚢胞(液体が貯留した袋状の腫れ物)です。前者は外尿道口(尿の出口)に接しその片側あるいは両側にでき、後者は外尿道口(尿の出口)から陰茎の裏側~肛門にかけての縫線上(ほうせんじょう、中心線)に1個~数個みられます。発症年齢は出生時から幼少期が最も多く、次に10歳代での発症が多くみられます。一般的に先天性ですが、尿道の外傷・炎症・感染が原因になることがあります。多くは無症状ですが、陰茎縫線嚢胞の12.5%に細菌感染が起こるため、そのような場合は痛みや陰茎の腫れがみられます。また、ある程度の大きさになると尿線(おしっこが描く線)の異常や美容上問題になることもあります。

治療

治療不要

美容上の問題などあれば切除(針を刺して中の液体を抜いても再発しやすい) 
細菌感染がある場合には抗生物質の外用薬or内服薬

脂肪腫

概要

脂肪種は、皮下に脂肪組織が局所的に蓄積したものです。全身のどこにでも発生しえますが、稀に陰部(陰茎、陰嚢など)に発生します。
基本的には無症状で、拡大していくこともほとんどありません。

治療

治療不要
美容面で気になる場合には形成外科にて外科切除

フォアダイス・真珠様小丘疹症・包皮腺

概要
フォアダイス

陰茎の腹側(裏側)または側面にできた白~黄褐色のブツブツのことです。 正常であれば毛包に付属する形であるはずの皮脂腺が、毛包とは関係なくできたもの(独立脂腺)です。口唇や頬粘膜にできることもあります。成人男性の約50~60%に見られます。

真珠様陰茎小丘疹

亀頭の縁に沿ってほぼ全周にわたり、周囲の皮膚と同色か少し褐色で1㎜程度の大きさのブツブツがきれいに1列ないし2列に並んだものです。真皮(表皮と皮下組織の間)の血管の増生と線維化からなります。成人男性の約20~30%に見られます。

包皮線

陰茎小帯(陰茎の亀頭と包皮をつなぐ裏筋)の両側にできるブツブツのことです。タイソン腺ともいわれています。このブツブツの正体は、フォアダイスと同じく皮脂腺です。ちょうどこの部分に恥垢が溜まりやすく、不潔になり異臭の原因にもなります。

※上記3つとも「尖圭コンジローマ」と誤診され、無駄な治療をされている方がいらっしゃいます。経験のある医師による正確な診断が必要になります。

治療

治療不要

美容面で気になる場合には形成外科にて外科的切除

ベーチェット病

概要

ベーチェット病は、繰り返す口内炎、様々な皮膚病変、眼病変、消化器病変、大血管病変、神経病変など多彩な症状を伴う難治性疾患です。その中で、「外陰部潰瘍」が性感染症(梅毒など)と間違えられることがあります。これは特に陰嚢に発症しやすく、境界明瞭な深い潰瘍を形成し、治癒後は瘢痕(大きなカサブタのようなもの)を残します。

治療

コルヒチンという薬や免疫抑制剤が使われます。

外傷

概要

ズボンのチャックで包皮を挟んだり、オーラルセックスにて相手の歯が当たったりして陰部に傷が出来てしまうパターンがあります。もちろん、これは性感染症ではありません。しかし、傷がつくとその部分の皮膚のバリアが無くなってしまうので、性感染症の原因菌や原因ウイルスが入りやすい環境にはなってしまうため、傷ができた時には完全に治るまでは性行為はしないことをおすすめします。

治療

抗炎症の外用薬

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