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男性の性器ヘルペスとは?症状や原因、検査と治療法を医師が解説

男性の性器ヘルペスとは?症状や原因、検査と治療法を医師が解説

性器ヘルペスは、性感染症の中でも再発率が高いことで有名です。
2019年のデータでは、年間の新規の感染者が男性約3,500人、女性約5,400人に対し、再発した人は年間で男性では約2万2,000人、女性では約5万2,000人にものぼります。

その症状は痛みやかゆみなどの不快感が伴うもので、多くの方が悩まされています。
一方で、パートナーに感染させてしまうパターンの69%が無症候性排泄時(無症状だがヘルペスウイルスが排泄されている)と言われており、自覚症状のないまま他の人に感染させてしまうことも。

「もしかしたら自分は性器ヘルペスかもしれない」
「性器ヘルペスを繰り返していて辛い」
「性器ヘルペスの正しい検査方法や治療方法を知りたい」

今回はそんなお悩みを抱える方に向けて、性器ヘルペスの症状や原因、検査方法や治療方法を医師が解説します。

性器ヘルペスとは

性器ヘルペスは正式には性器ヘルペスウイルス感染症(genital herpes simplex virus infection)といいます。
その原因は単純ヘルペスウイルス(herpes simplex virus:HSV)の感染です。
前述した通り、性器ヘルペスは再発を繰り返すのが特徴。

性器ヘルペスに一度感染するとHSVが知覚神経を伝って体内を移動し、腰仙髄神経節と呼ばれる部分に潜伏します。
そして症状が治った後もHSVは密かに潜伏し続け、疲労などで免疫が低下した際などに活性化し症状が再発してしまうのです。

残念ながら、現代の医療では一度感染したHSVを体の中から消し去り完治させることは出来ません。
そのため年齢が上がるほど有病率が高く、感染後は長い年月に渡って性器ヘルペスの症状に悩まされてしまうケースもあります。

しかし、実は性器ヘルペスは完治させることはできなくても”再発を出来るだけ抑える”ことは可能です。
その方法は「性器ヘルペスの予防方法」で詳しくご紹介します。

口唇ヘルペスとは

同じヘルペスでも、口周りに出来るものを口唇ヘルペスといいます。
口唇ヘルペスも、実は性器ヘルペスと同じくHSVの感染が原因。
幼少期に家族や周囲の人から唾液などを通して感染し、疲労などで免疫が低下した時に口の中や口唇または上半身に水ぶくれやただれを生じます。

HSVにはHSV-1型とHSV-2型が存在しています。
それぞれ、HSV-1型は口唇ヘルペスを起こすことが多く、HSV-2型は性器ヘルペスを起こすことが多いとされてきました。

しかし、オーラルセックスなどによってHSV-1型が性器に感染してしまったり、HSV-2型が口唇に感染してしまったり、また重複して感染することも多々あり、現在1型と2型の区別はほとんど意味をなしていません。
ただ、初感染例の場合は約70%がHSV-1型、再発例のほとんどがHSV-2型と言われております。

性器ヘルペスの原因

性器ヘルペスの原因

前述した通り、性器ヘルペスの原因はHSVの感染です。
その感染経路は主にセックス
そして他の性感染症と同様、性器同士の接触がなくてもオーラルセックスにより感染する場合も多くあります。

そして、オーラルセックスをせず、性器同士の接触時にコンドームを使用していたとしても、感染してしまう確率が約3.6%あるとされています。
性器ヘルペスはパートナーに感染させてしまうパターンの69%が無症候性排泄時(無症状だがヘルペスウイルスが排泄されている)と言われており、自覚症状のないまま他の人に感染させてしまっていることが多いです。

また、感染しても自覚症状がないこともあるため、自分は大丈夫だと思っていても、すでに感染している可能性も十分にあり得ます。

性器ヘルペスの症状

性器ヘルペスの症状

性器ヘルペスの症状は大きく皮膚(ひふ)の症状、尿道の症状、全身の症状に分けられます。
初感染の時に出る症状が最も重く、再発するたびに症状が軽くなっていくのが一般的です。
初感染では主症状である皮膚や尿道の症状に加えて、全身の症状が強く出てとても辛い思いをされる方もいます。

症状が重く入院される方もいるほどです。
無治療だと発症後症状が治るまでに約2〜4週間もかかります。
「恥ずかしくて病院に行きづらい」という方もいますが、早急に治療を受ければ無治療よりもずっと早く症状が治り楽になるのは確かです。

心当たりのある方は、なるべく早く医療機関で治療を受けることをおすすめします。
それぞれの具体的な症状は以下の通りです。

皮膚の症状

  • 赤色のブツブツとした出来物
  • ヒリヒリ感や痛み、かゆみを伴う水ぶくれやただれ

症状を生じる場所は、ペニス、陰嚢(睾丸)、肛門周囲、お尻、太ももなど。

尿道の症状

  • 排尿時の痛み
  • 尿道から分泌物が出る

その他全身の症状

  • 高熱(再発の場合は発熱しない場合が多い)
  • 全身の重だるさ
  • 足の付け根のリンパ節が腫れ、押すと痛む
  • 神経痛

前駆症状

  • 下半身の不快感や重だるさ
  • 性器やその周囲のかゆみ

上記のような症状が、性器などに水ぶくれやただれが出来る前に前駆症状として出る場合があります。

女性の症状

相手からの感染を予防するためにも、女性の症状も知識として身につけておくと安心です。
女性はセックスの際の摩擦などによって膣の中の粘膜に傷ができやすく、どうしても男性より感染リスクが高い傾向があります。

相手に以下の症状が出ている場合には、当日のセックスは控えた方が良いでしょう。

  • 性器周囲の水ぶくれやただれ
  • 性器周囲の痛みやかゆみ
  • 排尿時の激しい痛み
  • 高熱
  • 足の付け根のリンパ節の腫れ、押さえた時の痛み

妊婦が性器ヘルペスを発症もしくは再発している時に出産をすると、生まれてきた子供が”新生児ヘルペス”という命に関わるような重篤な病気にかかる可能性があります。

もちろん無症状の場合でも、子供に感染してしまう可能性も。
ただし出産前に治療を受けたり、帝王切開で出産したりと対策を講じれば、子供への感染を予防できる可能性が高まります。

性器ヘルペスの検査

性器ヘルペスの検査や治療は、男性の場合は性病科や泌尿器科、メンズクリニックなどの医療機関で行えます。
検査方法は”皮膚拭い検査””血液検査”の2種類。

【皮膚拭い検査】

皮膚の症状が出ている場合に可能な検査方法です。
症状が出ている皮膚を綿棒で拭います。
時間をかけずに迅速に結果が出る上、採血検査よりも確実な結果が得られるので、性器ヘルペスの検査では基本的にこの皮膚拭い検査が主流です。

【血液検査】

採血により抗体検査を行うものです。
皮膚の症状などが出ていない無症状の場合でも検査できます。
発症から日数が経たずに行うと陰性となってしまう(偽陰性)場合があり、検査時期に注意が必要です。

血清診断法では、幼少時にHSV‐1に感染している人においてHSV‐1 による抗体の交差反応を除外できないため、性器ヘルペスを診断するのは難しい。HSV は同一個体において幼少期のHSV‐1感染、青年期以降の性器へのHSV‐1、HSV‐2感染、再発による病変形成といった様々な病態を取り得るので、血清抗体から病態を鑑別するのは困難である。

引用:NIID 国立感染症研究所

国立感染研究所HPに上記のように記載してあるとおり、性器ヘルペスにおいては採血検査はあまり意味を持たない場合もあります。
性器ヘルペスの治療に慣れていない医師の中には、時期などを全く考慮せず採血検査だけ行い、性器ヘルペスを診断しようとする医師もいます。
検査を受けられる場合は、性感染症の治療に慣れている医師にご相談いただくことをおすすめします。

性器ヘルペスの治療

性器ヘルペスの治療

性器ヘルペスの治療は、主に”抗ウイルス薬”の内服治療です。
初感染の人は10日間、再発の人は5日間内服する必要があります。
内服を始めるのが早いほど症状悪化を抑えることができるので、早めに治療を始めることが大切です。

また、前述でご説明させて頂いたとおり、性器ヘルペスで厄介なのは再発。
その再発を出来るだけ抑えるための治療が以下の2種類あります。

【PIT(Patient Initiated Therapy)】

PITとは、前駆症状を生じた際に、再発に備えてあらかじめ処方されている薬を患者さんの判断で内服し治療を開始するという方法。
対象となるのは年に3回以上再発を繰り返してしまう人です。
HSVの増殖・活性に伴って症状は悪化するため、増殖が少ない内に薬を使用することで皮膚などに症状が出る前にHSVを抑え込めます。

前駆症状を感じても忙しくてすぐに病院に行くことが出来ず、悪化させてしまいがちな方には最適な方法です。

【再発抑制療法】

再発抑制療法は、抗ウイルス薬を1日1回、1年間毎日内服し再発を抑える方法です。
年6回以上再発を繰り返す人が適応となります。
この再発抑制療法は再発を抑制してくれるだけでなく、「無症状でHSVを排出してしまい他の人に感染させてしまう」ことも抑制できるという大きなメリットもあります。

絶対に再発しないというものではないため、極度の疲労などで再発するリスクもありますが、再発したとしても症状は比較的軽く済む場合が多いです。
再発した時には抗ウイルス薬を1日1回1錠ではなく、2錠を朝夕の2回に分けて1~3日間 症状が消失するまで内服します。
この内服の調整は、患者さんご自身で行っていただいて構いません。

再発してしまってから治療するのでは、どうしても多少なりとも症状に悩まされる期間が生じます。
しかしこれらの再発を抑える治療を受けることで、不快な症状にほとんど悩まされず、不安を感じることもなく快適な日々を過ごせるのです。

性器ヘルペスの予防方法

性器ヘルペスがうつらないようにするには、出来るだけオーラルセックスを避け、コンドームを装着してセックスをする他ありません。
症状が出ている人との性行為を避けたとしても、無症状で無自覚のまま相手に感染させてしまう人も多く居るため、予防するには症状の有無に関わらず誰に対しても同様に対策をする必要があります。

性器ヘルペスの再発について

性器ヘルペスの再発は、大体の人が「寝不足」「疲労」「ストレス」などの要因で免疫力が低下するために起こっています。
再発防止のためには何よりも、栄養バランスの整った食事を3食摂り、適度に運動し、よく眠ることが大切です。
「そうは言っても仕事柄中々休めないし」

そのような人も多いと思います。
規則正しい生活を送るために頑張りすぎて神経質になり逆にストレスを受けたり、再発を懸念して仕事をセーブし社会生活に支障が出てしまうのでは意味がありません。

性器ヘルペスは現代医学では一生完治することは不可能な病気である分、長く付き合っていくことを考えなければなりません。
「性器ヘルペスの治療」でもご説明したとおり、現在は再発を抑える治療も可能です。

あまり身構えず、無理のない範囲で不摂生を修正し、薬を使いながら上手に自分のペースで性器ヘルペスと付き合っていくことをおすすめします。

神田西口クリニックの性器ヘルペス治療

神田西口クリニックは男性のためのクリニック
受付スタッフ、看護師、医師すべて男性です。
性感染症については、さまざまな情報が溢れているからこそ不安も大きいと思います。

なのでまずは些細なお悩みも、ぜひお気軽にご相談ください。
一人ひとりの症状に寄り添い、オーダーメイドの処置処方を行います。

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性器ヘルペスの検査・治療の料金

【検査】

単純ヘルペス抗体検査(血液) 4980円(皮膚拭い迅速検査 8980円)

【治療】

  • 抗ウイルス薬内服(10錠) 7900円
  • 抗ウイルス薬内服(20錠) 14900円 
  • 抗ウイルス薬内服(30錠) 21900円 

性器ヘルペスについてのよくある質問

そうとも言い切れません。
性器ヘルペスは有病率が高く無症状の人も多いために、いつかかったのか特定することが難しい場合も多いです。

無症状で自分が性器ヘルペスだと気づかないままの人もたくさんおり、そしてずっと無症状だったのに何かのきっかけで症状が発現するということもよくあります。

パートナーの性器ヘルペスは過去付き合っていた相手によってうつされた可能性もありますし、もしかすると自分自身が先に無症状で性器ヘルペスを持っていて、パートナーにうつしてしまった可能性もあるのです。

性器ヘルペスが再発しないために気をつけることは、規則正しい生活を送り、疲労やストレスを溜めすぎないことです。
HSVは免疫が弱まるタイミングで活性化し、性器ヘルペスが再発する傾向にあります。
不規則な生活や疲れ、ストレスは免疫を弱めてしまうことがあり注意が必要。

ただ、規則正しい生活にこだわり神経質になりすぎても、かえってよくありません。
心地よい程度に生活を整え、再発を抑制する治療を受けながら自分らしく生活するのがおすすめです。

性器ヘルペスは無治療で放置しても医療機関で治療しても、完治することはありません。
ただし症状のみでいえば、無治療で放置しても自然に消失していきます。
しかし、自然に任せて無治療で放置すると、症状が治るまでに2〜4週間程度かかります。

医療機関で正しく治療すればそれよりも早く症状が治ることが多く、早く治療を始めれば始めるほど症状が軽く済む傾向があります。
症状がない人はともかく、症状が出ている場合は無治療で放置するのはおすすめできません。
特に初感染で症状が出ている場合には、いずれ痛みや発熱などで放置するどころではなくくなる場合もあります。

なるべく早めに医療機関を受診し治療を開始しましょう。

女性においては今のところ性器ヘルペスによって不妊に繋がることはないとされています。
ただ男性においてはHSVが精巣内に侵入することによって精子の奇形に繋がり、不妊になる可能性が指摘されています。

まだはっきりと性器ヘルペスによって男性不妊になると証明されている訳ではありませんが、今後研究が進むことによってもしかしたら男性不妊の新たな治療方法が誕生することになるかもしれません。

 

性器ヘルペスであっても感染する可能性がある期間を避ければ、相手に感染させることなく性行為をすることができます。
症状が出ている時には感染させてしまう可能性が高いため、性行為を避けることが大切です。
それに加えて注意しなければならないのは「症状が出ている時=感染する可能性がある時」ではないこと。

無症状でも知らず知らずのうちに再発しており、相手に感染させてしまう可能性があるのです。(無症候性排泄)相手に感染させることなく安全に性行為をしようと思うなら、再発抑制療法を受けるのがおすすめ。
再発抑制療法を受けると、無症状でウイルスを排出することを抑制できるため、相手に感染させてしまう可能性が低くなります。

性器ヘルペスはお風呂のお湯で感染することはありません。
しかし、症状が出ている部分がお風呂の椅子に接触し、お湯などで流さずに直後に次の人が使用した場合には感染する可能性がゼロとは言えません。

様々な人が利用する銭湯や、感染している人と同じお風呂を使用する場合には、共有のお風呂の椅子はしっかりお湯で洗い流してから使うようにすると良いでしょう。

日本の薬局などで販売されている市販薬で性器ヘルペスを治療することは不可能です。
一部の通販などで、海外の抗ウイルス薬が手に入る場合がありますが、自己判断で購入し治療するのはおすすめできません。
いくつか種類がある性感染症は、どれも性器に症状が出るという点で共通しており、素人ではどの感染症なのか正確に判断することは難しいです。

自己判断で治療し、かえって症状を悪化させたり、飲まなくてもよかった薬の副作用に悩まされる可能性もあります。
羞恥心から受診を戸惑うのは当然ですが、症状を我慢して放置したりむやみやたらに自己判断で治療するよりも、潔く受診し治療した方が治りが早く確実です。

性器ヘルペスは症状が出ている時には、痛みやかゆみなどの不快感や発熱などでとても放置できるようなものではありません。
放置していても2〜4週間で自然に症状は消失しますが、その間は大分辛い思いをすることになります。
症状が出ているのに放置し、性行為を行うと相手に感染させてしまう可能性もあります。

症状が出ている場合は特に放置せず、医療機関でしっかりと治療を受けましょう。

性器ヘルペスの可能性があるときは早めの病院受診がおすすめ

今回は性器ヘルペス(性器ヘルペスウイルス感染症)についての症状や原因、検査や治療方法などについてご紹介しました。
性器ヘルペスは、一度感染してしまうと治療を受けたとしても一生完治することはありません。

また性感染症の中でも再発率が高く、不快な症状に悩まされている方が多い疾患です。
かかってしまったらHSV(単純ヘルペスウイルス)と付き合って生きていくしかありません。
しかし、再発を抑制する治療などを受けて不快な症状を起こすことなく上手に付き合っていくことは可能です。

性器ヘルペスは「無症状でも感染させてしまうため感染しやすい」ことや「一生完治しない」ことからとても恐ろしい性感染症だと思われる方もいますが、正しく治療を受ければそれほど恐がる必要はありません。
まずは気負わず、お気軽に当院をはじめとした医療機関にご相談ください。

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