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男性の淋病とは?症状や感染経路から検査と治療法を医師が解説

男性の淋病とは?症状や感染経路から検査と治療法を医師が解説

淋病(りんびょう)は、クラミジアに並んで多い性感染症(性病)の代表的存在です。
排尿時の強い痛みや膿が出るなどの症状が出ますが、クラミジアに症状が似ていることからこのふたつを混同してしまっている人も多くいます。

「排尿時に尿道が痛み、膿が出ている」
「もしかしたら淋病にかかってしまったかもしれない」

上記の悩みをお持ちの方に向けて
淋病の症状や感染経路、検査や治療方法、混同しがちなクラミジアとの違いについて医師が解説します。

淋病とは

淋病は正式には淋菌感染症といい、その名の通り淋菌(Neisseria gonorrhoeae)が感染して起こる性感染症のひとつです。

【淋病の特徴1.感染者が多い】

淋病はクラミジアに次いで感染者が多いとされています。
国内1,000箇所の性感染症定点病院からの報告だと、感染患者数は年間約1万人。

定点病院以外での受診や、発症しても受診しない人、無症状の感染者もいることから、実際の患者数はもっとずっと多いとされています。

【淋病の特徴2.原因となる淋菌は本来弱い菌】

淋菌は本来弱い菌で、粘膜から離れると数時間で感染力を無くし、日光や乾燥、温度の変化などで簡単に死滅します。
そのため粘膜同士が接触する性行為以外で感染することはほとんどありません。

【淋病の特徴3.抗生剤が効きづらい】

後にも説明しますが、淋病の治療には抗生剤(抗菌薬)が使用されます。
淋病は古くから抗生剤によって治療されてきた影響で、薬に対して抵抗力を持つ(これを薬剤耐性菌といいます)淋菌が増えています。
つまり、抗生剤を使用しても効きづらくなりつつあるという訳です。

しかし抗生剤も1種類しかない訳ではありません。
全く対処ができない訳ではないため、ご安心を。
しかしこのまま薬剤耐性菌が増えてしまったら、将来使える薬がなくなってしまうことも考えられます。

薬剤耐性菌を作らないためには、「自己判断で中断せず治療を最後まで受ける」ことがとても大切です。

【淋病の特徴4.何度も感染する可能性がある】

淋病は感染後抗体ができるものではないため、繰り返し何度も感染する可能性があります。

クラミジアとの違いは?

男性における淋病とクラミジアの違いを表にまとめました。

 淋病

クラミジア

症状

排尿時の強い痛み

排尿時の軽い痛み

尿道からの分泌物

白〜黄色(もしくは緑色)、多い

透明、湿る程度と少なめ

潜伏期間

2~7日

1~3週間

治療方法

抗生剤の点滴または注射

抗生剤の内服

クラミジアは淋病に比べて症状が軽いことが多い傾向にあります。
潜伏期間は淋病に比べて長めで、思い当たる性行為の後、忘れた頃に症状がやってくる場合もあります。
こうして表にすると違いが明確な気もしますが、素人ではどちらにかかったのか判断することは難しいです。

思い当たる症状がある場合には自己判断せず、医療機関に受診し相談するようにしましょう。
中には淋病とクラミジア両方に重複して感染している場合も。
淋病に感染し症状が出た男性の20〜30%が、クラミジアも重複して感染しているとされています。

淋病の原因

淋病の原因

淋病の原因は淋菌の感染です。
人間の粘膜には淋菌が生存できる環境が整っていますが、本来淋菌は弱い菌のため、粘膜を離れて外界で生きていくことはできません。

日光や温度変化、乾燥や消毒で簡単に死滅してしまうため、性行為以外で感染することはほとんどありません。

淋病の感染経路

淋菌の感染経路は主にセックスやオーラルセックスなどの性行為です。
粘膜同士が接触したり、粘膜に感染している側の分泌物が付着することで感染してしまいます。
1回のセックスで淋病が感染する可能性は30%程度です。

淋菌の弱さから、お風呂のお湯やプールなどで感染することはほとんどありません。
ただ、淋菌に感染した性器を触った手ですぐに目を触ると結膜炎を生じたり、肛門性交によって肛門に感染するなど、とにかく粘膜には感染しやすい菌なのです。

淋菌が咽頭に感染している場合にはディープキスでも感染する可能性があります。

淋病の症状

淋病の症状

男性が淋病にかかると、尿道、咽頭(のど)、精巣、結膜(目)部分などに症状がでます。
それぞれ具体的にどんな症状が出るのかご紹介しましょう。

尿道の症状

男性が淋病になると淋菌性尿道炎を起こすことが多いです。
淋菌性尿道炎になると以下のような症状が出ます。

  • 排尿時の強い痛み
  • 尿道から白〜黄色(もしくは緑色)の膿がたくさん出る

咽頭の症状

咽頭に淋菌が感染することを咽頭淋菌といいます。
咽頭への感染は主にオーラルセックスが原因です。
咽頭に淋菌が感染しても症状が出ないことが多いですが、稀に以下のような症状が出ることがあります。

  • のどの違和感や痛み
  • 発熱

精巣の症状

淋菌が尿道に炎症を起こすと、精巣にも菌が入り込むことがあります。
精巣に淋菌が入り込むと精巣上体炎になることがあります。
症状は以下の通りです。

  • 睾丸の腫れや痛み
  • 睾丸のただれ
  • 微熱

結膜の症状

淋病に感染している性器や分泌物を触った直後に、その手で目を触ることで生じるのが淋菌性結膜炎です。
症状は以下の通りです。

  • 目のかゆみや痛み
  • 目の充血
  • 大量の黄色い目やに

淋菌性結膜炎は放置すると目の結膜という部分に穴が開き、失明してしまう危険性もある怖い症状です。
思い当たる方は早急に受診するのがおすすめです。

女性の症状

相手からの感染を予防するためにも、女性の症状も知識として身につけておくと安心です。
女性はセックスの際の摩擦などによって膣の中の粘膜に傷ができやすく、どうしても男性より性感染症への感染リスクが高い傾向があります。
相手に以下の症状が出ている場合には性行為は控えた方が良いでしょう。

  • 膣から黄緑色の匂いの強い分泌物が出る
  • 不正出血(生理以外での性器からの出血)
  • 排尿時の痛み
  • 性器のかゆみ
  • 下腹部の痛み

女性が淋病に感染しても40%が無症状と言われていますが、淋菌性子宮頸管炎を生じ症状が出る場合は上記のような症状が起こります。

また、男性と同様に咽頭淋菌や淋菌性結膜炎を生じることがあります。

特に女性は淋病と咽頭淋菌が併発している場合もあり、淋病になった女性のうち10~30%が咽頭淋菌も併発していると言われています。

淋病の潜伏期間

淋病の潜伏期間は2〜7日と、他の性感染症に比べて比較的短めです。

淋病の検査

淋病の検査

淋病の検査は性器に症状が出ている場合は尿検査を、咽頭に症状が出ている場合にはうがい検査を行います。
感染する心当たりのある行為をした翌日から検査が可能です。
尿検査には即日結果が出る迅速検査と、結果が出るまでに3日程度かかる精密検査があります。

迅速検査は症状が現れている人に適しており、精密検査は症状が出ていない人に適しています。
尿検査を受ける場合には、2時間排尿せず尿を溜めた状態で検査を受けると検査精度が上がりおすすめです。
尿検査は健康診断などの中間尿ではなく、初尿(出始めの尿)を使用します。

淋病の治療法

淋病の治療法

淋病の治療においては、以下のことを理解しておかなければなりません。

【淋病は点滴・注射での治療が主流】

淋病の治療は抗生剤の内服や点滴もしくは注射(筋肉注射)です。
点滴や注射による治療の方が内服治療よりも効果が確実なために、症状が出ている場合には特に点滴や注射での治療が選択されます。

クラミジアなどの他の性感染症が合併している場合には、点滴・注射での治療に加えて内服の治療を並行する場合もあります。

【淋病は治療をしてもすぐに改善するとは限らない】

淋菌は抗生剤に耐性を持っていることが多く、1度の治療で症状が改善するとは限らないのが淋病の特徴です。
症状が改善しない場合には、使用する抗生剤の種類を変えて治療を続けます。

【治療を自己判断で途中中断しない】

抗生剤での治療は、菌が死滅するまで薬を飲み続ける必要があります。
症状が改善したからといって自己判断で治療を中断すると、淋菌が死滅しきらず残っている場合があり、使用していた抗生剤への耐性を獲得して薬剤耐性菌となってしまう可能性が。

再度症状が悪化し慌てて薬を再開しても、もう抗生剤が効かなくなっている…なんてことになる可能性があります。

【無治療で放置しない】

淋病は放置すると症状が悪化し、前立腺炎や精巣上体炎、さらには淋菌が血流にのって全身に淋菌が拡散してしまう播種性(はしゅせい)淋菌感染症を引き起こすことがあります。
また、精巣の炎症が強いと精子が作られなくなり男性不妊の原因原因になりかねません。

症状が出ている人、心当たりがある人は、少しでも早く治療を始めることが大切です。

【パートナーと一緒に治療することが重要】

淋病の治療で重要なのは、パートナーも一緒に治療を行うことです。
淋病は抗体ができずに何度も繰り返し感染する可能性があるため、パートナーが淋病を持っていると治療して完治しても性行為を通して再び淋病になってしまう可能性があります。

症状の有無にかかわらず、パートナーと一緒に治療を受けましょう。

淋病の予防方法

淋病を予防する上で大切なのは以下の通りです。

  • セックスではコンドームを着用する
  • 淋病を持っている相手とはコンドームを使用するとしてもセックスをしない
  • オーラルセックスは避ける
  • 不特定多数の相手との性行為は避ける

近年は性感染症に関する理解も広まり、予防のためにコンドームを使用することが一般的になってきています。
ただ日本人は特にオーラルセックスを好む傾向にあり、オーラルセックスからの感染が多いです。
オーラルセックスはできれば避けるのが無難でしょう。

神田西口クリニックの淋病治療

神田西口クリニックは男性のためのクリニック
受付スタッフ、看護師、医師すべて男性です。
性感染症については、さまざまな情報が溢れているからこそ不安も大きいと思います。

なのでまずは些細なお悩みも、ぜひお気軽にご相談ください。
一人ひとりの症状に寄り添い、オーダーメイドの処置処方を行います。

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淋病の検査・治療の料金

【検査】

  • 淋菌(尿) 4,980円(迅速検査 8,980円)
  • 淋菌(咽頭) 4,980円(迅速検査なし)
  • クラミジア+淋菌(尿)同時 7,980円(迅速検査 17,960円)
  • クラミジア+淋菌(咽頭)同時 7,980円(迅速検査なし)

【治療】

  • 内服薬  7,900円
  • 筋肉注射  8,900円
  • 点滴  12,900円

淋病についてのよくある質問

淋病は正しい治療を最後まできちんと受ければ完治します。
ただ治療には、

  • 点滴や注射での治療が主流
  • 治療をしてもすぐに改善するとは限らない
  • 治療を自己判断で中断しない
  • パートナーと一緒に治療する

などの注意点があり、これらを守って治療を受けることが必要です。
淋病には抗体ができないため、繰り返し何度も感染する可能性があります。

感染しても無治療でいるパートナーや、不特定多数の人と交渉することで再び感染することもあり得るので、注意しましょう。

そうとも限りません。
パートナーの方は昔付き合っていた人からうつされていた可能性もありますし、自分自身が無症状の淋病保持者である可能性もあります。

淋病は最後まで治療を受ければ再発することはなく、体内の菌は死滅します。
ただし、途中で自己判断で治療を中断した場合、菌が死にきらず症状が再発する場合も。
治療はしっかり最後まで受けましょう。

また、淋病は抗体ができないため、再発はしなくても再び感染する場合も多くあります。
特にパートナーが淋病に感染しているのに無治療である場合、自分が治療を終えても性行為を通して再びパートナーからうつされてしまうという可能性はとても高いです。

 

淋病は自然治癒することはありません。
そのため、治したいならとにかく治療を受けるしかないのです。
無治療で放置すれば症状が悪化し、他の病気に繋がったり不妊を招く原因になることもあります。

また、パートナーやセックスした相手に感染させ、淋病を広めてしまうことにも繋がります。
放置はせず、医療機関で治療を受けましょう。

淋病は不妊に繋がる可能性があります。
男性の場合は、淋菌が精巣などに移行すると、無精子症を引き起こすことがあります。
女性の場合も同様で、淋病が悪化すると生殖機能に影響が出て不妊に繋がる危険があります。

コンドームをしても、淋病治療中に性行為をすることは避けましょう。
淋病が完治するまでは相手に感染させてしまう可能性があります。
コンドームは確実に感染しないという絶対的なものではありません。

淋病が完治してから安全な状態で性行為を行うようにしましょう。

淋病は市販薬で治療することはできません。
淋病に使用される内服の抗生剤はそもそも市販されていないからです。
一部、海外の薬が購入できるネット通販で抗生剤を手に入れることはできますが、自己判断で治療をしようとするのはとても危険なことです。

安易に抗生剤を使用すると、症状が改善しないばかりか、淋菌が抗生剤に対する抵抗力を獲得して新たな薬剤耐性菌を生み出してしまう可能性があります。
そうなった場合には、いざきちんと医療機関で治療を受けようとしても治療が難航することになりかねません。

また、使用する薬が適しているものか、本当に安全かどうかの判断は素人には不可能で、本来であれば不必要な薬を内服して副作用を招いたり、症状を悪化させる可能性も考えられます。
淋病などの性感染症は羞恥心からつい受診をためらってしまいがちですが、治療が遅れればさらに症状が悪化し不妊になったり、大切な相手に感染させ後悔したりと、いいことはありません。

潔く早期に医療機関で治療を受けましょう。

のどに淋菌が感染する咽頭淋菌を持っている場合は、ディープキスにより自身も咽頭淋菌になってしまう可能性があり注意が必要です。

淋病は自然治癒しないため、放置すると症状が悪化していく可能性があります。
悪化すると症状が重篤になるばかりでなく、不妊の原因のひとつである無精子症に繋がる危険も。
そればかりか、放置したまま性行為をすれば相手に感染し、淋病を広めてしまうことになります。

放置して良いことはありません。
もし少しでも淋病かもと思い当たる節があるなら、早めに医療機関を受診し相談頂くことをおすすめします。

淋病は放置せずに早期検査・治療を行いましょう

淋病の症状や感染経路、検査や治療方法などについてご説明しました。
無治療のまま放置すると不妊に繋がったり、全身に淋菌が行き渡ってしまう可能性があるため、心当たりがある場合には早期に医療機関を受診し治療を開始することが大切です。

淋病はかかってしまうと重症化する可能性があり、かつ自然治癒せず、薬剤耐性の問題もあり治療に時間がかかる可能性がある少々厄介な性病です。
自己判断でなんとかしようとせず、医療機関で治療を受けましょう。

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