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精液検査とは?検査でわかることと必要な理由、よくある質問を医師が解説

精液検査とは?検査でわかることと必要な理由、よくある質問を医師が解説

一昔前、不妊は女性側の問題とされてきました。
しかし昨今、女性だけでなく男性にも不妊の原因があることがわかっており、その情報をご存知の方もおられるでしょう。
そのなかで、

  • 自分の精液は問題ないだろうか
  • パートナーとの間に、きちんと子供ができるだろうか

など、気になっている方も少なくないのではないでしょうか。
将来的に妊娠を望むカップルにおいては、女性だけでなく男性も一緒に検査を受けることが大切です。
しかし、精液検査がどのようなものなのかわからないと、なかなか検査に踏み切れないもの。

精液検査でわかることや、よくある質問について医師が解説します。
精液検査について気になっている方は参考にしてください。

精液検査とは

精液検査とは、精液を採取し精子の数や動き(運動率)を調べることで、自然妊娠が可能かどうかを判断するための検査です。
一般に不妊治療のための検査として行われます。

妊娠を望む健康な状態の男女が性交をしているにも関わらず、一定期間(1年間)妊娠しない状態を”不妊症”といいます。
不妊症の原因は女性だけの問題ではありません。
不妊の約50%は男性側に原因があることがわかっています。

精液検査で何がわかる?

精液検査では、精子の数運動率形(奇形の有無・状態)や、精液の量などを調べることができます。
検査結果は全て数値化され、それぞれ基準値が定められています。
WHOのガイドライン(2021年)による精液検査の基準値は以下です。

  • 精液量:1.4ml以上
  • 白血球濃度:100万/ml未満
  • pH:7.2以上
  • 精子濃度:1,600万/ml以上
  • 精子運動率:42%以上
  • 前進運動率:30%以上
  • 非前進運動率:70%未満
  • 不動率:58%未満
  • 正常形態率:4%以上
  • 運動精子濃度:600万/ml以上
  • 前進運動精子濃度:480万/ml以上
  • SMI(Sperm Motility Index):80以上(※)
  • 1射精あたりの精子数:3,900万以上
  • 1射精あたりの運動精子数:1,638万以上

SMIとは、精子運動性指数(Sperm Motility Index)といい、まっすぐ進む精子の濃度と精子の動くスピード(20㎛/秒以上が理想)をもとに機械が自動的に数値化した指数です。

妊娠率や人工授精や体外受精などによる受精率と相関がみられ、SMIが高いほど妊娠の成功率が高くなります。
精子を作る機能に問題がある状態を“造精機能障害”といいます。
造精機能障害にはいくつか種類があります。

  • 乏精子症…精子の数が少ない状態
  • 精子無力症… 精子の動きが悪い状態
  • 無精子症… 精液の中に精子がない状態。病名を聞くと、「妊娠は不可能」というイメージをもってしまいますが、精巣などに精子が1匹でも存在すれば、妊娠できる可能性があります。
  • 精子奇形症…奇形の精子が多い状態 

精液検査で基準値以下だった場合、妊娠しづらい状態と判断します。
しかし、必ず自然妊娠が不可能というわけではありませんし、検査結果が正常範囲内だったからといって、必ず自然妊娠するわけではありません。

妊娠するためには、女性側の身体の状態も左右されるので、この結果だけで判断せず、一つの目安として捉えることも大切です。

 また、他院で無精子症の診断をすでに受けている方は、当院では対応出来ませんので、直接専門施設への受診をお願いします。

精液検査はどんな人におすすめ?

精液検査はどんな人におすすめ?

精液検査は一般に、不妊治療のための検査として行われています。
妊娠を考えている方や、結婚前に不妊症ではないか知りたい方は、パートナーを安心させるためにも検査を受けることをおすすめします。

その他、

  • 抗がん剤など、特殊なお薬を使用している
  • 精巣上体炎やおたふくかぜにより、精巣に炎症が起きたことがある方
  • パイプカットの手術後

など、精巣の機能に影響がある病気にかかった方も、精液検査をおすすめします。
ご自身の精液で気になることや、不安なことがありましたら、お気軽に医師にご相談ください。

精液検査が必要な理由

不妊の原因の50%は男性側にもあります。
そのため不妊治療はどちらか一方ではなく、2人で一緒に行う必要があります。
女性は30代後半から、年齢を重ねるごとに徐々に妊娠しづらい身体に。

不妊の原因が男性側にあるにも関わらず、精液検査をせず原因を明らかにしないままでいると、パートナーである女性の年齢も上がっていきます。
女性は高齢になるほど妊娠しづらくなるため、時間の経過とともに妊娠の可能性を低下させてしまうことになります。

女性が妊娠しやすい年齢の段階で、男性側も精液検査を行い、精子の状態を調べることは、妊娠の可能性を高めるためにも重要です。

病院での精液検査と自分で行う検査との違いは?

病院での精液検査と自分で行う検査との違いは?

精液検査は、ご自身の精液を採取し、それを医療機関に持ち込む必要があります。
そのため、検査を受けることに抵抗を感じる方も少なくありません。
自宅で精液の採取から検査結果の受け取りまでができる検査キットも存在します。

自宅で精液を採取し、それを専門機関に郵送することで、後日書面で検査結果が送られてくるものや、スマートフォンで簡易的に検査ができるものなど、種類はさまざまです。
しかし精液検査は、可能なかぎり新鮮な精液で検査することが望ましいもの。

郵送タイプの検査キットでは、検査までに時間が経過しているため、医療機関で行う検査と、結果が異なる可能性があります。
また、このような検査キットは医療機器ではないため、正確な診断には医師の診察を受けることが大切です。

ご自身で行う検査はあくまで一つの目安として捉え、基本的には医療機関で検査を受けることをおすすめします。
当院の精液迅速検査は、SQA-iOという機械で、Medical Electronic Systems(イスラエルの会社)のものを採用しております。

この機械は約15分で結果が判明する優れものです。
精液は射精した瞬間からすぐに活性が弱まっていくため、検査実施するまでのタイミングが早ければ早いほど正確な数値に近づきます。

そのため、当院では精液提出後速やかに院内で検査を実施しております。
また、結果に関する項目も14項目と多く、精液の状態を詳細に把握可能です。

精液検査の基準値が低い場合の治療法

精液検査の基準値が低い場合の治療法

先述した精液検査の基準値は、絶対的なものではありません。
しかし検査結果が基準値以下だった場合は、生活指導をさせていただくとともに、抗酸化剤・亜鉛・漢方薬などの内服薬の処方、陰嚢の冷却シートの使用などをおすすめしています。

また、精子を作るための生殖機能は遺伝的要素もあるため、それらで改善しない場合には専門施設へ紹介させていただきます。

精子の状態を良くするためには

精子はさまざまな環境の影響を受けやすいものです。
例えば、

  • スマートフォンやパソコンなどの電磁波
  • 食生活の乱れ
  • ストレスや疲れ
  • 飲酒
  • 喫煙

このような普段の何気ない生活スタイルが、精子の数や運動率などに影響をもたらします。
逆にいうと、精液検査の結果が基準値以下だったとしても、生活スタイルを見直すことで、精子の状態が良くなる可能性があるということです。

この項では、精子の状態を良くするために、どのようなことに気をつければ良いのかを解説します。

禁煙

精子の状態を良くするためには

喫煙は男女ともに不妊の原因になります。
女性の場合は、喫煙により卵子の質が悪くなり妊娠しづらくなります。

男性の場合は、精子の数や運動率の低下だけでなく、喫煙による血流の低下により、勃起しづらくなってしまうなど、性交時にも影響をもたらすのです。

よって、妊娠を望まれている方は、夫婦一緒に禁煙することが重要です。

また、アイコスやグローなどの加熱式タバコや電子タバコは、体に優しいイメージを持たれている方もおられるかもしれませんが、これらにもニコチンが含まれており、精子にとっては悪影響。
加熱式タバコだから・電子タバコだから大丈夫とはいえません。

温めない

精子は、精巣の温度が33〜34℃の状態のときに作られます。
精子はとても熱に弱く、体温と同じもしくは体温より高い温度になってしまうと、精巣の機能や精子の動きが弱まってしまいます。
大切な生殖器官であるにもかかわらず、精巣が体内におさまらずに股間の間にぶら下がっているのは、精巣の温度が上がらないようにするためです。

よって精子の状態を良くするためには、陰嚢部とその周囲を温めすぎないことが大切です。

  • サウナや温泉に長時間入る
  • デスクワークで長時間座っていることが多い
  • 電車などで、パソコンを膝の上に置いて作業している(パソコンは底面が熱を持ちます)

このような行動は、陰嚢部とその周囲(骨盤周り)を温めてしまうことになるため、精子が作られなくなってしまう原因になります。
妊娠を希望されている方は注意しましょう。

圧迫しない

陰嚢部をはじめとした股間周囲の圧迫は、血流が悪くなってしまうことで精巣の機能に影響を与えます。
また圧迫することで、股間周囲に熱がこもりやすくなります。

長時間のバイクや自転車の運転、スキニーパンツなど、締め付けのあるボトムスはできるだけ避けましょう。
精子の状態を良くするために、気をつけたいところです。

規則正しい生活をおくる

食事

精子の状態を良くするためには、食生活にも注意しましょう。

  • 炭水化物ばかりの食事
  • 油っぽい食事
  • 焦げがひどい食事

などは、精子の状態に悪影響をもたらします。
栄養バランスの整った、身体に良い食事を心がけましょう。

睡眠

精子の状態を良くするためには、睡眠も大切。
睡眠不足など睡眠の質の低下は、ホルモンバランスの乱れにつながります。

ホルモンバランスが乱れることで、精巣の機能にも影響が出ますし、精神面での気分低下から勃起不全やうつ症状による性欲低下など、さまざまなリスクがあります。

理想的な睡眠時間は個々によって異なりますが、6〜7時間を睡眠時間に充てることが理想。
いま一度、ご自身の生活スタイルを見直し、質の良い睡眠が取れるように工夫してみましょう。

運動

運動は、精子にとって良い影響があります。
適度な運動をすることで、男性ホルモン(テストステロン)が増加します。
男性ホルモンは精子を作る上で重要な役割を担っています。

また、運動はストレス解消にもなり、精子の状態を良くするだけではなく、性欲や勃起など、妊娠するために必要な機能も整えることができます。

筋トレやランニング、スイミングなど、ご自身に合った運動を実践してみましょう。

その他

精子の状態を良くするために、サプリメントを取り入れるのも一つの方法です。
妊活のためのサプリメントは、市販品を含めてさまざまな種類があります。

しかし、数多くの商品があることや、効果や安全面も考えると、医師の指導のもとで服用することが望ましく、医学的なデータで証明されているものを選択することが大切です。

サプリメントの使用をお考えの場合は、医師によく相談することをおすすめします。

神田西口クリニックの精液検査

神田西口クリニックは男性のためのクリニック
受付スタッフ、看護師、医師すべて男性です。
精液検査については、さまざまな情報が溢れているからこそ不安も大きいと思います。

なのでまずは些細なお悩みも、ぜひお気軽にご相談ください。
一人ひとりの症状に寄り添い、オーダーメイドの処置処方を行います。

精液検査の料金

検査(迅速)料金

19,800円(初回診察代含む)

他の性病検査もセットのブライダルチェックも行っております。

治療薬

  • 抗酸化薬(1ヶ月分) 10,900円
  • 亜鉛製剤(1ヶ月分) 3,900円
  • 漢方薬(1ヶ月分) 2,800円
  • 陰嚢冷却シート(1袋4枚入り) 1,950円

精液検査の流れ

検査を受けられる前の禁欲期間は2~4日間が理想的です。

①予約

②来院

予約時間になりましたら来院し、診察を行った後、検査用のキットをお渡しします。

③採精

当院には採精室はございませんので、自宅やDVD鑑賞店などで採精してください。採精しましたら1時間以内に当院にご持参ください。提出時は予約不要です。

④検査結果説明

精液提出後、約15分程度で検査結果が出ますので、待合室でお待ちください。
検査結果を診察室にて説明いたします。

精液検査についてのよくある質問

精液検査を受けるにあたっては、検査前2〜4日は、禁欲期間を設けることが理想的です。
最低でも検査2日前から、射精をしないようにしましょう。
また、逆に5日以上射精をしないと、精子の運動率が低下する可能性がありますので、そちらも注意しましょう。

精液は、できるだけ新鮮な状態のもので検査することが望ましいです。精液が採れましたら、できるだけ早く(1時間以内に)ご提出ください。

検査結果が基準値以下だった場合、前回の結果と比較するという意味で2回目の検査を行う場合もあります。
ただ、検査結果が基準値以下だったからといって、何度も精液検査を実施することは、男性にとっては精神的な負担となります。

精神的ストレスも精子の状態に悪影響となりますので、検査を行う回数に関しては、医師やパートナーとよく話し合って決めると良いでしょう。

 

精子は、さまざまな環境の影響を受けやすいものです。
精子の数を増やしたり、運動率を良くしたりするためには、普段の生活スタイルを見直すことで効果が期待できます。

  • 禁煙をする
  • 油っぽい食事や炭水化物の取りすぎは控える
  • 睡眠の質を整える
  • サウナや温泉に長時間入らない
  • 股間周囲を圧迫しない
  • パソコンを膝の上に置いて作業しない

など、見直せるところはたくさんあります。
すべてを一度に変えることは難しいかもしれませんが、精子の状態を改善するためにできることから見直してみましょう。

精子は精巣内で、常に新しく作られています。
マスターベーションをしすぎたからといって、精子が減ることはないのでご安心ください。
ただ先述したように、生活習慣の乱れやストレス、熱などで、精子の数が減ってしまったり、動きが悪くなってしまったりすることは容易に考えられます。

良い精子を作るために、食生活や睡眠、運動などの習慣を見直し、規則正しい生活を心がけましょう。
また、精子に悪影響を及ぼすとされる、温めすぎることや電磁波を浴びすぎることも注意しましょう。

将来のために精液検査を受けましょう

ここまで、精液検査について解説してきました。
精液検査とは、精液の状態を調べることで、ご自身の精子がどのくらい元気なのかを知ることができる検査で、不妊治療の検査の一つとして行われているものです。

  • 結婚前に不妊症ではないか確認したい
  • これから妊活をする予定
  • もしかしたら不妊症かもしれない

こういったお悩みは、なかなか人に相談しづらいものです。
しかし、女性が妊娠できる期間は限られています。

自分の精子の状態や、不妊の原因を早めに診断してもらうことで、万が一検査に異常があったとしても早期に対処することが可能です。

精液検査に抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、医療機関では患者様のプライバシーには十分配慮しています。安心して医師にご相談ください。
また食事や睡眠、運動など、生活習慣を見直すことでも、精子の状態を改善することが可能です。

できるところから一つずつ、取り組んでみましょう。