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コロナビール飲みました。

[2020.05.12]

久しぶりの院長ブログの投稿になります。緊急事態宣言が継続されておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

院長の私は、新型コロナウイルスがパンデミックになっても診療を通常通り続けておりましたので、この約1か月間の自分の住まい~クリニックのある神田駅エリアの様子をみておりました。確かに4月はかなり人が少なかったという印象でした。電車内も1列の座席に3人ほどの乗車でした。しかし、5月の連休が明けてからは明らかに人の数が増えており、電車の座席も全て埋まっておりました。警戒感が緩んだということはあるでしょうが、申請方法がわかりにくく金額が少ない国や自治体のコロナ関連支援策に辟易されて、補償のない(少ない)営業自粛なんか守ってられないという方も相当数いらっしゃることと想像します。

 

そういえば先日コロナビールを飲みました。新型コロナウイルスによる風評被害などの影響で、4月5日から生産が一時停止しておりましたが、この間スーパーに陳列されていたため購入しました。もちろんライムをお供にして飲みましたが、「チーズとワイン」より「ライムとコロナビール」の方が相性の度合いが強いと改めて感じました。さすが、「ライムがなければコロナを飲むな」というキャッチコピーが過去に使われていただけありますね!

 

新型コロナウイルスの発祥地である武漢で、新規の感染者が報告され第2波の懸念が高まっているようですが、いつになったら終息するんでしょうかね。様々な専門家の方々が統計手法などを駆使して終息の予想を立てておりますが、その際によく出てくるのが「基本再生産数(R0)」というやつです。これは、1人の感染者が(免疫の獲得あるいは死亡で感染力が喪失するまで)平均的に何人に感染させるかを表すものです。通常の季節性インフルエンザは2~3、麻疹は12~18(高いですよね!)、風疹は5~8、おたふく風邪は4~7と言われております。では新型コロナウイルスはいくつかというと、今後の調査で変更されるでしょうが、WHOはおおよそ1.4~2.5の範囲と推定しております。なぜこのR0が重要かというと、この値から「集団免疫率」が計算できるからです。通常、われわれ人間はウイルスなどに感染すると、回復過程でそのウイルスに対する免疫を獲得します。そして、集団の大部分が感染し免疫を獲得することで感染の連鎖が断ち切られ、感染してない人を保護する機能が働きます(そうではない感染症もありますが)。このような機能を「集団免疫」といい、人口に対する免疫保有者の割合を「集団免疫率」と呼びます。このため、集団免疫率は、最終的に人口の何%が感染すると、感染拡大が終息に向かうのかの目安になります。ここで、一般的に集団免疫が機能するには以下の式が成立する必要があります(詳しい計算は省きます)。

  Z>(1-1/R0)×100  

(Z:人口のZ%免疫を持ったとします  R0:基本再生産数)

上記にR0=1.4とR0=2.5を代入すると、それぞれ Z>約30 と Z>60 になります。つまり、R0が1.4~2.5の範囲であれば、最終的に感染する人口割合の目安は約30%~60%となる可能性を示します。日本の人口を約1億2600万人とすると、集団免疫を獲得するまでの感染者数は約3780万人~7560万人となります(ふぅ)。

統計処理を専門にする方ってすごいですよね。これでもだいぶ端折って記載しましたが、こういったことを日々のPCRの検査の数や抗体検査などから計算していくわけです。

 

で、結論は?と言われると、うううう(汗)という感じですが、新型コロナウイルスに感染しても無症状の方もいるし、果たして一度感染したら2度と感染することはない(すなわち抗体がしっかり働いてくれる)のかは不明点もありますので、何とも言えないのが現状です。しかし、2002年のSARS、2009年の新型インフルエンザ、2012年のMERSのようにいつかはウイルスと人間が互いに共存できると思いますので、この困難を頑張って乗り越えていきましょうということです。そして、また同じようなウイルスのパンデミックが将来必ずやってくるので、今回のことをよく覚えておいて次に活かしたいですね!

あと、集団免疫はワクチンで高まりますので、今あるワクチンは打てるものは打っておいた方が当然良いですよね!インフルエンザは毎年のことですし、麻疹や風疹、あとはHPV9価(2でも4でもなく「9」というのが大事です)も集団免疫を獲得する上で非常に重要です。

 

「先生、いつ飲みに行きますか?」  

「コロナが終わった頃な(コロナ)w」

「・・・」

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