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性病(性感染症)の症状や・病気の種類・予防法・検査・治療方法を医師が解説

性病(性感染症)の症状や・病気の種類・予防法・検査・治療方法を医師が解説

性行為によって感染する性病(性感染症)
性病といってもさまざまな症状や病気がありますが、どのような病気が性病に当てはまるのでしょうか。
こちらの記事では性病についての症状や病気の種類、予防方法や正しい検査の受け方や治療法について医師が解説します。

目次

性病(性感染症)とは

性病は性感染症(STI: Sexually Transmitted Infections)のことであり、性的接触によって感染する病気の総称です。
かつては、性感染病(STD: Sexually Transmitted Disease)とも言われていましたが、無症状の人も多いため「感染している状態」も含めた、性感染症(STI)が使われるようになりました。

決して特殊な人がなるような病気ではなく、人としての一般的な日常生活を過ごしている方に感染の可能性が十分にある、風邪のようなとても身近な健康問題です。

また、全年齢に性感染症はいますが、最も感染者が多いのは20代となっています。
要因は性行為の回数の多さもありますが、知識や予防策の少なさや短期的にパートナーが変わる特徴があるためとされています。
性病(性感染症)は、正しい知識と予防のための心がけだけでなく、早期発見や早期治療もとても大切です。

また、無症状も多いことから症状がない際の、性の定期検査やブライダルチェックなどの重要性も高まっています。
そうすることで、無自覚で性感染症を他人に広めてしまったり、自覚症状があっても医療機関へ受診を躊躇うことで、大切な人たちを傷つけてしまったり、症状の悪化や合併症などの大きな問題になることを防ぎましょう。

男性に起きやすい症状

男性の性感染症(性病)

男性に起こりやすい症状は以下の8つです。
おもな症状と、感染が疑われる病気名を解説します。

排尿時の痛み/違和感

排尿時の痛み/違和感は尿道炎の症状です。
尿道炎の原因菌として考えられるのは以下です。

  • クラミジア
  • 淋菌
  • マイコプラズマ・ウレアプラズマ
  • トリコモナス
  • ヘルペスウイルス
  • アデノウイルス
  • カンジダ
  • 一般細菌(大腸菌など)

尿道からの膿(透明/白/黄/緑)

尿道からの膿が出るのも尿道炎の症状です。
尿道炎は膿が出ると同時に排尿時の痛みや違和感を伴うことが多いのが特徴です。
膿の色には、透明、白、黄、緑の4種類があります。

色の種類である程度の原因菌の推定は可能。
ですが、混合感染があったり、菌の量で膿の色が変わることもあるため、膿の色のみで原因菌を確定することは避けましょう。

透明の膿

  • クラミジアマイコプラズマ
  • ウレアプラズマ
  • トリコモナス
  • ヘルペスウイルス
  • アデノウイルス
  • 一般細菌(大腸菌など)

白の膿

  • クラミジア淋菌
  • カンジダ、
  • 一般細菌(大腸菌など)

黄の膿

  • 淋菌
  • 一般細菌(大腸菌など)

緑の膿

淋菌

上記が考えられます。

陰部皮膚の赤み/かゆみ/白いカス

陰部皮膚の赤み/かゆみ/白いカスは亀頭、包皮、陰嚢、陰毛部に炎症がある時の症状です。

  • 亀頭包皮炎
  • 梅毒
  • 性器ヘルペス
  • 毛じらみ症
  • 疥癬
  • 陰部湿疹
  • その他(開口部形質細胞症、扁平苔癬、紅色肥厚症など)

上記の可能性があります。
※疥癬は性感染症ではない場合が多く、陰部湿疹や開口部形質細胞症、扁平苔癬、紅色肥厚症は性感染症ではありません。

陰部のできもの/はれもの

陰部のできもの/はれものの症状があるときは以下の疾患が考えられます。

  • 梅毒
  • 性器ヘルペス
  • 尖圭コンジローマ
  • 性器伝染性軟属腫
  • 軟性下疳
  • 炎症性皮膚疾患(毛嚢炎、炎症性粉瘤)
  • 正常な構造(フォアダイス、真珠様小丘疹症、包皮腺)
  • その他(傍外尿道口嚢胞、陰茎縫線嚢胞、脂肪腫、外傷)

※炎症性皮膚疾患、フォアダイス、真珠様小丘疹症、包皮腺、傍外尿道口嚢胞、陰茎縫線嚢胞、脂肪腫、外傷は性感染症ではありません。

全身にアザ/斑点がある

ぶつけた覚えなどないのに全身にアザ/斑点がある場合は以下の疾患が考えられます。

  • 梅毒
  • HIV

HIVも梅毒も進行すると、日常生活を送れないほどの症状が出る恐れもあり、死に至る可能性も。
上記の症状がある際は、早めの受診しましょう。

喉の痛み/違和感

風邪かと思っていたけど、なかなか治らない喉の痛み/違和感があるときの疾患は以下が考えられます。感染していても無症状のこともあります。

  • クラミジア
  • 淋菌
  • 梅毒
  • マイコプラズマ/ウレアプラズマ
  • ヘルペスウイルス
  • アデノウイルス
  • カンジダ

※ カンジダは性感染症ではない場合もあります。

倦怠感/発熱

風邪かと思っていたけど、なかなか治らない倦怠感/発熱がある場合。
他風邪症状がない場合は以下の疾患が考えられます。

  • B型肝炎
  • C型肝炎
  • HIV

症状無し

性感染症に罹患しているのにも関わらず、症状が全く無い場合が多くあります。

少しでも思い当たる行為があり心配な場合は、性感染症の検査をおすすめいたします。
主な無症状の性感染症は、

  • クラミジア(尿、のど)
  • 淋菌(尿、のど)
  • 梅毒
  • マイコプラズマ・ウレアプラズマ(尿、のど)
  • HIV


上記が考えられます。
梅毒やHIVは早期発見、早期治療で日常生活を脅かす症状を防げる可能性があります。

不特定多数の人との性行為がある場合や、海外で遊んでしまった、セックスパートナーが変わったときには性の定期検診を行うことがおすすめです。

性病の感染原因

性病の感染原因

性器同士での接触だけではなく、アナルセックスオーラルセックスなど性的な接触で感染します。
また、性病によっては長い間症状が出ていない場合も、急に症状があらわれる場合も。
その際は、昔の性行為で感染した疾患が、現在のパートナーに感染し、うつしあう(ピンポン感染)ことで症状があらわれる、というケースが考えられます。

自分に性感染症がないのに、パートナーが感染していた場合、相手の浮気を疑う人も多いと思います。ですが、原因は過去の自分の性行為にある場合があることを覚えておきましょう。

日常生活では性病は感染しない

性病は日常生活では感染しません。
例えば下記では感染しません。

  • お風呂
  • 握手
  • 肌が触れる

ただ注意したいのは、血液の接触にて感染してしまうことはあります。
隣に座っている人と肌と肌が触れることで感染することはあり得ませんが、傷口が接触すると感染してしまう可能性もあるので、注意しましょう。

性病の予防方法

性病を予防するためにはどのようなことに気をつければ良いでしょうか。
予防方法をご紹介します。

コンドームの使用

性病の予防方法

性病の予防において一番重要なのはコンドームの使用です。
射精時などのタイミングに関係なく、勃起したらすぐに着ける必要があります。
コンドームの使用は避妊のためだけ、と考えている人もいます。

そのため、女性がピルを服用しているとコンドームを使用しないという人もいますが、コンドームは性感染症を防ぐ役割も担っています。
併用して使用することが大切です。

もちろん、オーラルセックス(口腔性交)やアナルセックス(肛門性交)などの場合も感染するので、同様にコンドームの装着が大切です。
ただし、コンドームで完全に予防できない梅毒や尖圭コンジローマなどの性感染症もありますので、注意が必要です。

性行為の相手を限定

不特定多数の相手との性行為を避けて、特定のパートナーに限定することも重要です。
性感染症は無症状や自覚症状がない場合も多いため、無検査のセックス相手の人数が多いほど感染の可能性は高くなります。

また、誰から感染したのかの特定が難しくなると、完治しても再感染する可能性も。
不特定多数と関係を持つことで知らずに感染を拡げてしまうケースもあります。

性の定期検査

性感染症は無症状の場合も多いため、感染する前に定期的な検査をすることが有効な予防方法となります。
早期発見による治療だけでなく、性感染症の感染の連鎖を食い止めることに繋がり、他人のためだけでなく自分自身の感染機会を減らすことになります。

頻度としては、性行為の機会が多い方は月に1~2回程度、一般的には2~3か月に1回程度を推奨しています。

神田西口クリニックでは、性の定期検査やブライダルチェックを実施しております。


性の定期検査の詳細はこちら

ブライダルチェックの詳細はこちら

性行為の前後にシャワーで洗浄

人間の身体には、性感染症の原因となる病原菌が付着しています。
そのためお互いにシャワーなどで清潔することにより、感染の可能性を減らし、不潔による性感染症以外のリスクも防ぐ効果があります。

身体に付着した感染原因となる体液(血液、精液、膣分泌液等)を減らす効果があるので、事後のシャワーも効果的です。

体調不良時の性行為を回避

疲労や病気などの身体の体調が悪いときは免疫機能が低下し、性感染症に感染しやすい状態となっています。
そのため、体調不良時にセックスをしないことは大切な予防手段の一つになります。

相手の性器を確認

性行為相手の性器を視覚や嗅覚で確認することで、相手が感染している可能性が高いかどうかの判別が少なからずできます。
性器の悪臭やブツブツ、赤みや頻繁にみせる痒そうな仕草、尿道の膿や赤みは要注意のサインです。
違和感を感じたら性行為を避けましょう。

性器を傷つけない

傷口は病原菌が体内に入りやすくなり、感染してしまう確率を上げてしまいます。
また傷口からの血液が接触し合うことで、感染させてしまう確率も上がります。

そのため、性行為時に爪の手入れや無理な行為をしないことを意識し、道具の安全な使用や特殊な性行為を避けることが重要な予防方法になります。

性行為の前に排尿・排便

排泄物の中にはウィルスや病原菌が含まれているため、性行為前に排泄を行い清潔にすることが感染の予防に繋がります。
特にアナルセックスの可能性がある際には、清潔に保っておくことが重要です。

剃刀や歯ブラシなどは共用しない

性病の予防方法

血液からも感染するHIVや肝炎などを予防するために、剃刀や歯ブラシなどは共用しないようにしましょう。
わずかでも出血や血液が接触する可能性があるものを共有しないことは大切な予防方法となります。

人間以外の生物などと性行為をしない

どんな病原菌やウィルスを保持しているのか分からないため、人間以外の生物などと性行為をしないことは重要です。
粘液接触などは性感染症だけでなく、様々なリスクの高い非情に危険な行為となります。

性病の検査方法

性病の検査方法

性病の検査は、健康診断や歯科検診のように無症状のときに定期的に検査することが重要です。

精液検査

精液検査とは、精液の量や精子の濃度、精子の運動率を確認するための検査です。
精液検査ではおもに不妊症かどうかを確認します。
精液は射精した瞬間からすぐに活性が弱まっていくため、検査実施するまでのタイミングが早ければ早いほど正確な数値に近づきます。

そのため、当院では精液提出後速やかに院内で検査を実施しております。
精液検査についてはこちらをご覧ください。

血液検査

HIV、梅毒、B型肝炎やC型肝炎については血液検査を行います。
血液からウイルスそのものやウイルスに対して作られた抗体が血液中に存在するかどうかを調べます。

疾患によって検査可能な時期が異なるため、疑わしい性行為があった際には
医師に相談し、検査時期の目安を確認することをおすすめします。

尿検査

性感染症の検査で、尿検査は最も基本的な検査です。
尿検査では、クラミジア、淋菌、マイコプラズマ・ウレアプラズマ、トリコモナス等を検査します。

健康診断の際、尿検査は中間尿といい一度排出したあとの尿を取ることを指示されると思いますが
性病の検査では初尿(出始めの尿)を提出することが一般的。
理由は病原体の多くは初尿に含まれていることが多いからです。

2時間排尿しない状態で検査すると、検査精度が上がります。

うがい検査

咽頭の症状がある際(無くても)にはうがい検査を行います。
咽頭クラミジアや淋菌等の検査で行うことが多いです。
生理食塩液でうがいを行い、そのうがい液で検査を行います。

皮膚検査

カンジダやHPV低リスク&高リスク、尖圭(せんけい)コンジローマの症状がある際には皮膚検査を行います。
皮膚検査とは、陰部の皮膚を綿棒でこする検査です。
綿棒は柔らかいものを使用しますので、痛みはありません。

性の定期検診

性の定期検診とは、多数の性感染症の検査を定期的に行う方法です。
なぜ多数の性感染症を同時に検査する必要があるのか。
それは1つの性病に感染している際には、混合感染の可能性が高いからです。

混合感染とは、複数の性感染症に感染している状態のことを指します。
性病に感染していると、性器が炎症を引き起こしバリア機能が低下します。
そのため、性病に1つでも感染している間は他の性感染症にも感染しやすいため混合感染の可能性があります。

定期検診では複数の性感染症の検査を行うため
混合感染している場合はそれらを検出することができます。

同じ症状がある場合も、疾患によって治療法が異なるため定期検診でている感染している性病を知り適切な治療を行うことが重要です。

性の定期検査の詳細はこちら

ブライダルチェック

ブライダルチェックとは、結婚や妊娠を控えた女性が妊娠・出産に影響を及ぼす疾患がないかチェックする健康診断です。
ブライダルチェックは女性のもの、とされていましたが不妊の原因は男性側にあるケースも半数あることから、現代では男性もブライダルチェックを行うことが増えてきました。

男性のブライダルチェックでは女性と同様に
不妊の原因になる性病はないか、精子に問題はないかを検査します。

また、性病ではありませんが妊婦が感染してしまうと、生まれてくる子どもに悪影響を与える場合のある風疹についても検査項目に入っているクリニックもあります。

ブライダルチェックの詳細はこちら

性病の治療方法

性病の治療方法

パートナーがいる場合は、お互いにうつし合う「ピンポン感染」を防ぐために、治療はパートナーと一緒に受診することが重要です。
そもそも性病はどこの科が専門なのか分かりにくいですよね。

実は、性別によって診療科が異なります。
男性は泌尿器科や当院(神田西口クリニック)のような性感染症の専門クリニック、女性は産婦人科や婦人科となります。

性病の治療法としては、内服薬、外用薬、そして対症療法の3点がおもに挙げられます。

性病は治療を行うことで、完治するものが多いですが症状が治まったからといって薬を飲むのをやめてしまったり、勝手な判断で完治したと決めつけることは避けましょう。
症状が消えても原因菌が体内に残っている可能性は高いためです。

セックスパートナーに感染させないことや、他の性病への感染を防ぐためにも完治したのか治療後に再度検査を行うこともおすすめです。

市販やネットで性病に効果があるという治療薬が販売していることもありますが、性病は症状だけで自己判断するのは難しいため検査とセットでクリニックにて処方してもらいましょう。

内服薬

多くの性感染症は、抗生物質や抗ウイルス剤などの飲み薬で治療を行います。
性病によって、原因菌が異なるため混合感染の場合は複数の飲み薬を処方されるケースもあります。

外用薬

イボなど、皮膚に症状が出る性病の場合は外用薬を治療で用います。
症状によっては数ヶ月間掛けて、外用薬により治療するケースも。

尖圭コンジローマなどは液体窒素による凍結療法を行う場合もあります。

対症療法

HIVや性器ヘルペス、C型肝炎は一度掛かってしまうと治らないため
症状にあわせた治療をおこなったり、発症を遅らせるための薬を飲み続ける必要があります。

性病の注意事項

性感染症は無症状が多い

性病(性感染症)は、無症状である場合が非常に多いことが感染を拡げてしまっている原因の一つになっています。
例えば、性病で最も多いクラミジアは、男性も女性も半数以上が自覚症状がない無症状と言われています。

また、喉の性感染症に至っては8割以上のほとんどの人が自覚症状がありません。
そのため、知らず知らずに自分が感染し、他人にうつしてしまうリスクがあります。
そのため正しい知識を持ち、無症状であっても検査をすることが重要となります。

基本的に自然治癒を期待すべきではない

基本的に、性病(性感染症)が自然に治ることはありません。
一時的に症状が緩和することはありますが、身体の中に病原菌が残ったままなので完治にはなりません。
そのため早めの来院が重要になります。

心身共にデリケートに感じてしまう性器の問題のため、どうしても言い出せなかったり、来院が億劫になる気持ちはよく分かります。
ただ、日本だけでなく世界的にも性病は身近な病気であり、インフルエンザや他の風邪と同様、診察や治療を受けることは決して恥ずかしいことではありません。

治療を放置すると危険

性感染症は自然治癒をしないため
放置をしてしまうと後遺症や不妊だけでなく、命に関わる場合があります。
少しでも違和感があれば、来院することをお勧めします。

また、「性病かも」と悩み続けることが、身体だけでなく心のストレスが増大してしまう原因にも。
精神疾患の原因ともなるので、悩む前にお気軽にご相談ください。

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性病の病名別一覧

クラミジア

クラミジアの特徴

クラミジア(性器クラミジア感染症)は、日本国内で最も多い性病(性感染症)です。
病原体は、クラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis )で、性感染症(STI)の主要病原体として有名です。

若年層の女性に多く、妊婦健診において、正常の妊婦の3〜5%がクラミジア保有者であり、無症状の人も合わせるとかなりの感染者がいると推測されています(厚労省IDWR2004年)。
ただ男性も多く、特に性的な活動が活発な若年層に多くみられます。

クラミジアについての詳細はこちら

男性のクラミジア

男性の症状としては尿道炎が最も多く、副睾丸炎や前立腺炎などを起こします。
おもに排尿時の痛み・尿道の不快感・そう痒感などの自覚症状があらわれます。

また、精巣上体(睾丸の後ろ~上あたり)に細菌が入り込んで炎症を起こす精巣上体炎の原因ともされています。

クラミジアの感染経路

感染経路は主に性行為ですが、母親からの産道感染の可能性もあります。
無自覚の感染者も多いため、知らずにパートナーや出産児へ感染させるケースが多いため国内の感染者数も右肩上がりで増えています。

性器ヘルペス

性器ヘルペスの特徴

性器ヘルペスウイルス感染症(Genital Herpes Simplex Virus Infection)は、単純 ヘルペスウイルス(HSV)の感染により、性器やその周辺に水疱(水ぶくれ)や腫れや痛み、潰瘍等ができる性感染症(STI)です。

性器ヘルペスに一度感染してしまうと、体内にウィルスが潜んで、身体が弱って免疫力が落ちた時に何度も再発する特徴があります。

初めての感染した時に症状が強く、再発の度に症状は軽くなりがちですが、毎月のように再発してしまい精神的に大きなダメージを受けやすいです。
昔は「治らない病気」で怖がられていましたが、治療技術の進歩によりコントロールできるものになりました。

男性の性器ヘルペス

性器やその周辺の中では、特に陰茎に水ぶくれが発生し始め、それらが数日後に破れることで潰瘍となります。
さらに、そこから二次的に他の菌に感染しやすくなり、炎症が拡大しやすくなります。アナルセックスの場合は、肛門周辺や直腸粘膜、オーラルセックスでは口や口唇周辺にも症状があらわれます。
また、男性の場合は再発率もより高く、性交渉によりパートナーに感染する可能性がとても高くなっています。

性器ヘルペスの感染経路

主には性行為による感染ですが、便座やタオルなどにウイルスが付着していたことによる感染も報告されています。

HIV・エイズ

HIV・エイズの特徴

HIV(Human Immunodeficiency Virus)とは、ヒト免疫不全ウイルスのことで、身体の免疫力を著しく低下させるものです。
また、HIV感染 = エイズ感染ではなく、HIVはエイズの原因となります。
エイズは、HIV感染を原因として、合併症を発症した状態のことを指します。

またHIVには予防できる方法もあります。

  • 性行為後に相手がHIVと判明した
  • 知らない人と性行為をした
  • 不特定多数との性行為がある
  • コンドームを使用しないアナルセックスをすることがある

上記に当てはまることはお気軽にお問い合わせください。
HIV治療は一生続きます。
そのため少しでも不安のある行為があった場合はHIV予防を行いましょう。

HIV予防についてはこちら

男性のHIV・エイズ

HIVは、CD4陽性細胞(リンパ球の一種で、細菌やウイルスなどの病原体から身を守る「免疫」の働きをする細胞)に入り込んで、CD4陽性細胞を平均2.2日で破壊していきます。
しかし、HIVに感染してもすぐに免疫の力は弱くなりません。

CD4陽性細胞は壊されてもすぐに新しく作られるからです。
感染初期は、自覚症状もほとんどありません。
したがって、検査を受けない限り、感染者自身もHIVに感染したことに気付きません。

感染していても特徴的な症状が出ていない人をHIV感染者といいます。
HIV感染者の体内では、数年から10数年かけて、HIVが徐々に増えていき、新しく作られるCD4陽性細胞よりも壊されるCD4陽性細胞が多くなるために免疫の働きが少しずつ低下していきます。

このため、健康なときにはかかりにくい感染症にかかりやすくなったり、悪性腫瘍の発生率が上がったりします。

このような病気にかかった状態を、エイズ(AIDS:Acquired Immune Deficiency Syndrome後天性免疫不全症候群)といいます。

HIV・エイズの感染経路

主には、性行為による感染ですが、血液の接触によって感染することもあります。
HIV・エイズの詳細や検査・治療については、こちらをご覧ください。

梅毒

梅毒の特徴

梅毒は、トレポネーマ・パリダム(Treponema pallidum)という菌が粘膜や微小な傷から体内に侵入し発症する性感染症です。
メディアでもここ最近の急増に関する内容が流れていたため、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

10年前は年間に700人くらいだったものが2018年には7000人を超え
実に10倍もの増加をみせております。

梅毒は性感染症でありますが、梅毒に罹患した女性が妊娠するとお腹の中で赤ちゃんにも梅毒が感染してしまい、生後赤ちゃんの発育に異常が出てきてしまう(先天梅毒)こともあります。

梅毒について詳しくはこちら

男性の梅毒

梅毒は感染すると、身体中にさまざまな症状を引き起こします。

第1期

初期硬結:亀頭部~陰茎に1㎝前後の軟骨様のシコリができる。
痛みなし、かゆみなし。

硬性下疳(げかん):初期硬結の周囲の浸潤が強くなって硬く盛り上がり、中心部に潰瘍を形成する。痛みなし、かゆみなし。

※初期硬結や硬性下疳は口唇や手指などにも生じうる(陰部外初期硬結、陰部外下疳)

無痛性横痃(おうげん):感染部位周辺のリンパ節(足の付け根、首など)が硬く腫脹してくる。痛みなし。

第2期

梅毒性バラ疹:体幹を中心に、顔面・四肢に1~3㎝ほどの淡紅色斑。第2期で最初に出てくる症状で、かゆみなし。

丘疹性梅毒:5~10㎜くらいのぶつぶつが体幹や顔面、四肢に出る。

梅毒性乾癬:1㎝前後の円形で赤黒い斑が、手のひらや足の裏にできる。その部分の皮がむけたりもする。

膿疱性梅毒:白~黄色の内容物があるぶつぶつが体幹や顔面、四肢に出る

扁平コンジローマ:淡紅色~灰白色で、表面がザラザラしている隆起性腫瘤。肛門や陰部周囲によくできる。名前が似ているが、尖圭コンジローマとは異なる。

梅毒性脱毛:頭皮全体が脱毛したり、また円形の脱毛がまばらに(虫食い状)みられる。

梅毒性アンギーナ:扁桃や軟口蓋に、びらんや潰瘍を伴う発赤・腫脹がみられる。

第3期(医療の発達した現在では、ほとんどみられない)

ゴム腫:皮膚、骨、筋肉、臓器(肝臓や腎臓など)にゴムのような弾力のある1㎝以上の大きさの腫瘤ができます。

第4期(医療の発達した現在では、ほとんどみられない)

大動脈瘤・大動脈炎:梅毒が大動脈に感染し、動脈瘤や動脈炎を起こし、最終的には破裂して死に至る。

脊髄癆:手足の麻痺、歩行障害、認知症を起こす。

梅毒の感染経路

梅毒の原因菌は、精液や血液、膣分泌物によって感染します。
セックスだけではなく、オーラルセックスやアナルセックスでの感染も多くなっています。
特に梅毒は、感染力が強いため、キスでも感染する可能性も。

亀頭包皮炎

亀頭包皮炎の特徴

亀頭包皮炎とは、亀頭や包皮に炎症があるものを総称したものです。
性感染症の場合もありますが、多くが性感染症ではありません。

  • ①刺激によるもの
  • ②疲労・ストレスによるもの
  • ③細菌感染によるもの
  • ④カンジダによるもの
  • ⑤その他一般皮膚疾患によるもの

の5つに分類できます。
頻度もおおよそ、この順番通りとなっております。

男性の亀頭包皮炎

亀頭包皮炎は名の通り、男性のみに生じる病気です。
赤み、びらん、かゆみ、白いカス、膿の付着などがおもな症状となります。

亀頭包皮炎の感染経路

亀頭、冠状溝、包皮が罹患部位となります。
刺激や疲労、ストレスによるものもありますが、性行為でも感染することがあります。

咽頭クラミジア

咽頭クラミジアの特徴

咽頭クラミジアとは病原体は、クラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis )で、性感染症(STI)の主要病原体として有名です。

咽頭クラミジアは性器クラミジア感染症と異なり、咽頭にクラミジアが感染したことを指します。

咽頭クラミジアは性器クラミジア感染症よりも、無症状なことが多いのが特徴です。
そのため、無自覚のまま感染を広めてしまっている可能性も少なくありません。
のどの腫れや痛み等の症状があらわれることもありますが、風邪症状と似ているためクラミジアと気付きにくいケースも多いです。

男性の咽頭クラミジア

咽頭の症状としては咽頭違和感、咽頭痛の2つが挙げられます。
咽頭痛があったり、食事のときに咽頭に違和感がある場合はクラミジアに感染している可能性があります。
しかし、1番多いパターンは「無症状」です。
また、稀に首のリンパ節が大きくなるケースもあります。

咽頭クラミジアの感染経路

オーラルセックスが海外よりも盛んな日本は咽頭クラミジアの感染が多くなっています。
理由は、セックスの際にはコンドームを使用するという方でも、オーラルセックスではコンドームを利用しない、というケースが多いからです。

クラミジアに感染している場合、1回のセックス、またはオーラルセックスで相手に感染させる可能性は30%から50%ほど。
不特定多数との性行為がある場合や、風俗店の利用が多い場合は、定期的に検査を受けることがおすすめです。

淋菌(淋病)

淋菌(淋病)の特徴

淋菌(淋病)は、クラミジアと並んで性感染症の原因となる菌の中で頻度が多いものになります。
淋菌はナイセリア属という菌の種類に属しますが、その中でナイセリア・ゴノレア(Neisseria gonorrhoeae)が性感染症を引き起こします。
同じナイセリア属の中には、口腔内などにいる常在菌(悪さをしない菌)も存在します。

淋菌はクラミジアよりも自覚症状があることが多いのが特徴です。
おもな症状は、排尿時痛、排尿時の違和感(ムズムズ、不快感)、白い膿~黄色い膿~緑色の膿。
とくに排尿時痛が強く自覚して受診する人が多いです。

しかし、最近では無症状の人も少なくないため、不特定多数との性行為がある際にはこまめな検診が必要です。

男性の淋菌(淋病)

男性の症状としては排尿時痛だけではなく、睾丸の腫れ、睾丸の痛み、微熱、咽頭違和感、咽頭痛、強い充血、眼痛、大量の目やにも。
放置し精巣に感染し重症化すると、不妊の原因にもなります。

また女性のパートナーに感染させてしまうと骨盤内感染症になる場合も。
こちらも不妊の原因になるので、感染が発覚したらパートナーとともに病院受診しましょう。

淋菌(淋病)の感染経路

セックスで尿道、精巣に感染するケースが多いですが、オーラルセックスの頻度が高い日本では咽頭の感染も多くなっています。
また、体液のついた手で目に触れると結膜に感染してしまう場合も。

結膜に感染した場合、重症化すると角膜に孔があき失明しうるケースもあります。

アデノウィルス

アデノウィルスの特徴

アデノウイルスには51種類の型があります。
その型の種類によって、気管支炎、咽頭結膜熱(プール熱)、急性胃腸炎、出血性膀胱炎など引き起こします。
そして、咽頭扁桃や膣や肛門を介して尿道にも感染を起こし、またはその逆の感染が成立するため性感染症の側面もあります。

さらに、非クラミジア性非淋菌性尿道炎の原因の内、アデノウイルスが3番目に多いという報告もあるため、意外と尿道炎の原因になることが多いのです。
アデノウイルスは感染し、約5~7日の潜伏期間をおいて発症します。

すぐには発症しないことが特徴です。
もし、感染の疑いのある人と接触した恐れがある場合は1週間は注意してください。
アデノウイルスは感染力が非常に強く、少しの飛沫や接触で感染します。

その感染力はインフルエンザと同等とも言われます。

アデノウイルスについて詳しくはこちら

男性のアデノウィルス

男性のアデノウイルスの特徴としては、排尿時の痛みは強く、こちらの症状で来院する方が非常に多くなっています。
透明の膿はサラサラしたものや、ネバネバしているものまで様々ですが、比較的量は少なめのことが多いでしょう。

尿道口(尿道の出口)が赤くなったり、血尿が出るケースもあります。
また、尿道炎の40%に結膜炎を合併するリスクも。

視力低下の原因になる可能性もあるため、アデノウイルス結膜炎の疑いがある際には早急に眼科受診をおすすめしています。

アデノウィルスの感染経路

セックスやオーラルセックスによる感染
セックスによる感染については以下のパターンがあります。

  • 女性の腟や子宮頚部に感染していたウイルスがセックスにより男性の尿道に感染
  • 男性の尿道に感染していたウイルスがセックスにより女性の膣や子宮頚部に感染

オーラルセックスによりパートナーの咽頭に感染したアデノウイルスが尿道や膣に感染することも。
その他、アナルセックスやキスでも感染する可能性もあります。

逆に、目に感染したアデノウイルスが付着した手で、ペニスを触り尿道に感染するケースもあります。

性器カンジダ症

性器カンジダ症の特徴

性器カンジダ症は、真菌(カビ)の一種であるカンジダによる感染症です。
原因菌(C.albicans)や(C.glabrata)が挙げられます。
主に女性の膣や外陰に見られ、男性の性器でカンジダが検出されることは多くはありません。

カンジダによる感染は、性行為に伴うものよりも免疫が下がるような状態(疲労、ストレス、睡眠不足、糖尿病、免疫抑制剤使用中など)や抗生物質の内服で発症することの方が多いのが特徴です。

しかし、よくインターネットの記事では「カンジダは性病である」というものが散見され、不安になっておられる方がたくさんいらっしゃいます。

男性の性器カンジダ症

男性の場合は尿道炎の原因になり得ることがあります。
女性に比べて男性は発症はしにくいのが性器カンジダ症の特徴ですが、亀頭周辺の赤みや、ただれ、白い分泌物がみられる場合は感染が疑われるため検査を行いましょう。

特に包茎の人が発症しやすくなっています。

性器カンジダ症の感染経路

性器カンジダ症は性行為による感染もありますが、自己感染のケースもあるのが特徴です。
元々、体内にもっているカビが体調不良やHIVの感染により免疫力が下がることで発症するケースもあります。

HPV(ヒトパピローマウイルス)

HPV(ヒトパピローマウイルス)の特徴

HPVは女性の子宮頚癌の原因になるウイルスとされていますが、実は陰茎癌、肛門癌、中咽頭癌などの悪性腫瘍、及び尖圭コンジローマなど良性疾患の原因にもなっています。
HPV(ヒトパピローマウイルス)にはワクチンが存在します。

そのため、自身の疾患を予防するだけではなく、パートナーの感染を予防するために女性だけではなく男性が接種するのも効果的です。

海外では9価(6,11,16,18,31,33,45,52,58型)のワクチンがスタンダードになっており、これであれば子宮頚癌予防率は90%以上になるといわれ、また上記の陰茎癌、肛門癌、中咽頭癌などの悪性腫瘍、及び尖圭コンジローマなど良性疾患の予防率も90%以上となります。そして、その効果を発揮するには3回(初回、2か月後、6か月後)接種する必要があります。

HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンの詳細はこちら

HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染経路

性器周辺に感染するウイルスは、40種類ほど。
HPVは、性的接触が原因で皮膚や粘膜の小さな傷から侵入し感染します。
HPVには高リスク型HPVと低リスク型HPVがありますが、男性はとくに低リスク型HPVにて尖圭コンジローマに感染することが多くなっています。

尖圭コンジローマ の90%以上が低リスクタイプが原因となっています。

尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマの特徴

尖圭(せんけい)コンジローマは、HPV(Human Papilloma Virus:ヒト乳頭種ウイルス)が性器に感染することで生じる性感染症です。
HPVは、女性の子宮頚癌の原因ウイルスとして有名です。

HPVには悪性化しやすい高リスクタイプ(16型、18型など)と、悪性化しにくい低リスクタイプ(6型、11型など)があり、子宮頚癌は高リスクタイプになります。

一方、尖圭コンジローマは90%以上が低リスクタイプが原因となっております。
HPVには他の感染症と異なり、ワクチンが存在します。

HPVワクチンというと、女性の子宮頚癌の予防を想起される方が多いですが、男性の尖圭コンジローマや陰茎癌、肛門癌、中咽頭癌などの悪性腫瘍の予防にも有効です。

予防できるものは予防するに越したことはないため、ワクチン接種もおすすめです。

HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンの詳細はこちら

男性の尖圭コンジローマ

粒状、乳頭状、鶏冠状、カリフラワー状で、白~淡紅色~灰白色~褐色と様々なイボが確認されます。痛みや痒みはないため、目視で確認し発覚することが多いです。

尖圭コンジローマの感染経路

HPVは性的接触により、皮膚や粘膜の小さな傷から侵入します。
潜伏期間も3週間~8ヵ月(平均2.8か月)と長いため注意が必要です。

また、尖圭コンジローマに感染すると、HIV感染率が10倍以上高まるという検査結果もあります。

マイコプラズマ・ウレアプラズマ

マイコプラズマ・ウレアプラズマの特徴

性行為の後に尿道炎や咽頭炎の症状を起こしているにもかかわらず、クラミジアや淋菌が検出されない(非クラミジア性非淋菌性)場合の原因菌として考慮される細菌が、マイコプラズマ(Mycoplasma)ウレアプラズマ(Ureaplasma)です。

肺炎の原因菌として有名なマイコプラズマとは種類が異なります。

クラミジアや淋病と同様に感染力が高いのが特徴です。
2012年から国内でも検査できる(2022年8月現在、保険適用はされておりません)ようになり、マイコプラズマ2種類、ウレアプラズマ2種類を検出できます。

男性のマイコプラズマ・ウレアプラズマ

男性の症状としては排尿時違和感(ムズムズ、不快感)、排尿時痛、透明~白い膿、咽頭違和感、咽頭痛、咳、痰があげられます。
症状としてはクラジミアや淋病と似た症状です。

また症状がおさまり、完治したと勘違いされやすいですが、自然治癒はしないため感染は続いています。
症状がないまま、セックスパートナーに感染させてしまうこともあるため症状がおさまっても検査を受けましょう。

マイコプラズマ・ウレアプラズマの感染経路

感染力が高いマイコプラズマ・ウレアプラズマは、セックスやオーラルセックスだけではなくキスでの感染も確認されています。
放置すると不妊の原因にもなり得るため、こまめな検査と治療を受けましょう。

トリコモナス感染症

トリコモナス感染症の特徴

トリコモナス(Trichomonas)は原虫(単細胞の微生物)であり、主に女性の膣に感染(膣トリコモナス症)します。
それが、性行為によって男性にも感染する性感染症です。

しかし、下着、タオル、便器、浴槽で性交経験のない方や幼児にも感染がみられることがあるため、性感染症ではない側面もあります。
トリコモナス感染症は感染しても、症状が出ないケースが多いです。
そのため、感染したまま放置し不妊の原因になる可能性も。

男性のトリコモナス感染症

男性の場合、尿道や前立腺、精のうに寄生します。
排尿時違和感(ムズムズ、不快感)、排尿時痛、透明~白い膿や頻尿、残尿感、肛門違和感、下腹部違和感が症状としてあげられます。

トリコモナス感染症の感染経路

おもな感染経路は性行為ですが、下着、タオル、便器、浴槽で感染することも。
そのため、性交経験がない方でも感染するケースもあります。

A型肝炎

A型肝炎の特徴

A型肝炎(Hepatitis A)はHAV(A型肝炎ウイルス)による性感染症です。
HAVは糞便中に排出されるため、感染経路は糞口感染となります。
つまり、肛門を舐めたり、肛門に触れた手指で口に触れることによって感染が成立します。

下水処理過程が不十分な衛生状態がよくない環境では、HAVに汚染された水や食物も存在し、それを摂取することによっても感染は成立(経口感染)するため、この場合は性感染症ではありません。

男性のA型肝炎

インフルエンザの様な症状(発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、吐き気・嘔吐など)

↓ 1~7日後

灰白色便、褐色尿、黄疸(眼球や皮膚が黄色くなる)

↓ 3週間前後

症状は消失します。

自然回復する感染症ですが、中には重症化するケースもあります。

A型肝炎の感染経路

  • 口→胃
  • 小腸→肝臓→胆汁→大便

がおもな感染経路です。
肛門を舐めたり、肛門に触れた手で口に触ったことが原因となる性的接触による糞口感染。

汚染された食べ物を食べることで感染する経口感染がA型肝炎の原因です。
性感染症としては、MSM(Men who have Sex with Men:男性同性愛者)で流行しやすいことがわかっております。

B型肝炎

B型肝炎の特徴

B型肝炎(ウイルス性肝炎)はHBV(B型肝炎ウイルス)による性感染症です。
しかし、感染経路で一番多いのは母子感染(垂直感染)であり、これは性感染症ではありません。
母親の血液や体液を介して胎児にHBVが感染してしまうものです。

性感染症としては、やはり血液や体液を介してHBVが感染します。
我が国の成人における急性B型肝炎の多くは、性感染症と考えられております。

HBVの感染で厄介なのは、急性B型肝炎の10~20%が慢性肝炎といって生涯HBVに感染した状態になってしまいかねない点です。
慢性肝炎は放置していると、肝硬変や肝臓がんへと進行していき、命にかかわる場合があります。
ただ、現在は治療薬の開発も進んでいるため、早期に治療介入すれば普段通りの生活を送ることも可能になっております。

男性のB型肝炎

インフルエンザの様な症状(発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、吐き気・嘔吐など)

↓ 1~7日後

灰白色便、褐色尿、黄疸(眼球や皮膚が黄色くなる)

血清病様症候群(皮疹、関節痛、多関節炎など ←10~20%)

↓ 4~8週間前後

症状は消失

80~90%は終了

10~20%は慢性肝炎へ移行し、肝硬変や肝臓がんの原因となる

B型肝炎の感染経路

血液や体液を介して肝臓に感染します。
我が国の成人における急性B型肝炎の多くは、性感染症と考えられております。

C型肝炎

C型肝炎の特徴

C型肝炎はHCV(C型肝炎ウイルス)による性感染症です。
ただし、性行為によって感染する確率は他の性感染症よりかなり低いものとなっております。

しかし、CSW(Commercial Sex Worker)やMSM(Men who have Sex with Men)では、そうでない人に比べてHCVに対する抗体保有率が高く(つまり感染の既往があるという意味)、性感染症として捉えておくことは必要であります。

そして、HCVの一番の問題点は、非常に高い慢性化率にあります。B型肝炎が10~20%でしたが、C型肝炎の場合は60~70%にもなります。
C型肝炎も慢性化して放置していると、B型肝炎の慢性化と同様に肝硬変や肝臓がんへと進行し命にかかわる場合が出てきます。

しかし、C型肝炎の場合はB型肝炎以上に治療薬の開発の進歩が目覚ましく、100%に近いレベルでHCVの排除が可能になりました。

男性のC型肝炎

インフルエンザの様な症状(発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、吐き気・嘔吐など)

↓ 1~7日後

灰白色便、褐色尿、黄疸(眼球や皮膚が黄色くなる)

↓ 4~8週間前後

症状は消失

↓ 

30~40%は終了

60~70%は慢性肝炎へ移行し、肝硬変や肝臓がんの原因となる
C型肝炎に感染しても初期は無症状なことがほとんどです。

そのため、こまめな定期検診がおすすめです。
疲れやすくなった、食欲が湧かない、吐き気が続く等の症状が続く場合は、病院受診しましょう。

C型肝炎の感染経路

血液や体液を介して肝臓に感染します。
HCVに感染すると約70%の人が、生涯にわたり感染が継続する持続感染者となります。

神田西口クリニックの性病(性感染症)

神田西口クリニックは男性のためのクリニック

受付スタッフから、医師まですべて男性です。
性感染症については、さまざまな情報が溢れているからこそ不安も大きいと思います。

なのでまずは些細なお悩みも、ぜひお気軽にご相談ください。
一人ひとりの症状に寄り添い、オーダーメイドの処置処方を行います。

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性病(性感染症)のよくある質問

性病には治療で治るものと、治療しても治らない疾患が存在します。
早めの検査・治療を行うことで完治するものも多くあるのが実態です。

ただし、放置してしまうと、他の性病に罹りやすくなったり、他の疾患により体調を崩してしまう原因にもなります。
症状がないからといって放置せずに治療を行うことが、治すための最短ルートとなります。
HIVやC型肝炎など一度かかると治らない疾患については、対症療法を行い一生付き合っていかないとならないものも。

HIVに関しては、予防方法もありますので、疑わしい行為があった際には予防し未然にかかることを防ぎましょう。

 

病原菌によっては、感染します。
性病は喉にも感染するため、咽頭感染している相手とキスした場合は粘液接触になるため感染の可能性があります。

ディープキスの場合は、通常のキスよりも感染確率が高まります。

体液や血液の付着でも感染の可能性があります。
例えば、タオルや剃刀の共有や出産時の母体からの感染などもあります。

あります。
出生時に感染するケースが考えられます。
性病と言われる疾患でも性行為以外での感染の可能性するものもあります。

しかし、性行為以外での感染については性病と言わないため、童貞での感染としては母子感染が考えられるでしょう。

感染します。
オーラルセックス(口腔性交)のみでも、淋菌、クラミジア、ヘルペス、梅毒などに感染する可能性があります。特にオーラルセックスはセックスと異なりコンドームを利用しないことが原因になり、セックスよりも感染率が高いケースもあります。

性的なサービスを行う店では、コンドームを利用しないケースも多いため、不特定多数とのオーラルセックス経験のある女性から感染してしまう場合も。
オーラルセックスの際もコンドームの着用を徹底しましょう。

性病(性感染症)は性行為以外で感染することはないため、浮気を疑ってしまうかもしれません。
ですが、浮気ではなく自分自身がパートナーにうつしてしまったという可能性もあります。
性病のほとんどは放置していても自然完治するものではありません。

そのため、過去の性行為で感染した病原体が自分自身の体内に残っていて、その病原菌が現在のパートナーの感染原因になってしまうというケースです。

もちろん、性病で浮気が発覚する事例は少なくありません。
しかし自分自身に、過去に一度でも別の人との性行為経験がある場合は、自分が感染原因という可能性もあることを覚えておきましょう。

基本的に自然に治癒することはありません。
症状が消えたとしても、それは治ったのではなく病原体は体内に残ったままです。
放置することで悪化してしまい、不妊や後遺症、命に関わります。

また今後のセックスパートナーに感染させてしまうことにもつながります。
症状がなくても、少しでも疑わしい行為がある場合は早めに受診しましょう。

ほとんどの性病は完治するため、正しい治療を行えば再発することはありません。
逆にいうと、正しい治療が行われないと再発する可能性が高くなります。

また、再発しない性病でも予防をしなければ再感染します。
とくに自身が完治していても、セックスパートナーが性病のままだと再発率は高くなります。
自分自身に性病が発覚したら、パートナーとともに検査・治療を行いましょう。

自費診療のメリットとしては、匿名診察ができることにあります。

また、保険治療では症状が出ないと検査や治療を行うことができませんが自由診療の場合は、症状がなくても即時に検査を行うことや治療が可能です。

保険診療では制限のある治療薬が利用できるため、治療のスピードアップや効果も期待できます。

必ず、ということはありません。
ですが症状によっては性器の診察が必要な場合もあります。
理由としては、性器の症状は疾患の判断材料になるからです。

もし性器を見せるのが恥ずかしいという場合は、同性の医師がいるクリニックを選びましょう。
特に性感染症に特化したクリニックの医師は性器の問診に慣れております。
問診も含め、必要な情報のみで疾患を判断することが可能なケースもあるため専門病院がおすすめです。

絶対にならない。とは言い切れませんが性病になりにくいことは確かです。
理由としては、予防方法を知っていること、さまざまな疾患の症状を知っていることからリスクのある性行為を避けることが可能だからです。
ですが、性病の中にはコンドームを使用していても感染してしまうものや、予防していても防げない疾患もあります。

定期的な検査をしているため重症化や長期化は防げることが多いです。
神田西口クリニックには性病を経験したことがあるスタッフも在籍しています。
そのため、性病に対して不安を感じる患者様と同じ目線で寄り添い診察を行なっております。

日本で性病が増えている理由としては、性行為の多様化が進んだことやSNSを通して性行為が盛んになったことが挙げられます。
また、梅毒感染者の増加がメディアでも報道されているため、不安になった男女が積極的に検査を受けるようになったことで、感染者が表面化したことも理由として挙げられるでしょう。

しかし、未だに症状がないからと病院受診せずに性病を広めてしまっているというケースも少なくありません。
セックスパートナーや、自分自身を守るために性の定期検診がおすすめです。

性病の診察では、基本的に陰部に直接触れることはありません。
検査方法は、尿検査や血液検査、柔らかい綿棒を使った皮膚検査がおもな検査方法となるため、痛みを感じることはないでしょう。
性病は薬の服用で治療を行うことが多いです。

何か特別な手術や痛みを伴う治療を行うケースはほとんどありません。
痛みを伴うケースとしては、性病を放置してしまい症状が悪化してしまった場合や液体窒素や外科処置など特別な治療が必要な場合です。

幅広い年齢層の方が受診されていますが、20代〜40代の方が多くなっています。
特に20代が多いのは、一番性行為が活発な時期ということが理由として挙げられます。

また10代の方も受診されるケースも増えています。
性病での病院受診は恥ずかしいことではありません。
相談したいことや、気になることがあればお気軽に来院ください。

結婚前の性病検診を行うのは妊娠・出産に影響を及ぼす疾患がないかチェックするためです。
性病によっては、不妊の原因になる場合もあります。
以前は不妊の原因は女性に多いとされていますが、現在は不妊の原因は女性・男性ともに半々である、という報告もあります。

また、HIVなど一度掛かると治らない性病や、梅毒のように治療を行わないと死に至る性病もあります。
結婚生活を健康で過ごすためにも結婚前の性病検診は必須といえるでしょう。

性病は母体を通して子どもに感染します。
そのため、男性の性病が女性に感染し、子どもに感染させてしまうケースもあります。

性病によっては、子どもの発育に影響を与えるものもあるため、定期検査と治療を妊娠する行為を行う前に受けましょう。

性病は不妊の原因になります。
女性が感染した場合は、子宮に続く卵の通り道である卵管が炎症することも。
炎症によって卵管性不妊の原因になります。

また男性に関しても、精子の通り道である精管から感染し精巣上体炎になる場合も。
精巣上体炎は、精管を詰まらせ閉そく性無精子症の原因になります。
性病によっては精子の運動量や濃度に影響を与えるケースもあります。

将来、子どもが欲しいと考えている方は性の定期検診を受けましょう。