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性病の潜伏期間とは。発症までの期間と、検査が可能になる時期について医師が解説

性病の潜伏期間とは。発症までの期間と、検査が可能になる時期について医師が解説
  • 性病の可能性のある相手と性行為をしてしまった
  • 性病が感染する可能性があると知らなくて予防せずにオーラルセックスをしてしまった

など、性病の症状が出ていなくても、身に覚えがあり不安を抱えている、という人も多いのではないでしょうか。

性病には潜伏期間があり、感染しても症状がしばらく出ないこともあります。
性病についての不安を抱えている人に向けて、こちらの記事では性病の潜伏期間について解説します。

性病の潜伏期間とは

性病の潜伏期間とは

性病の原因となる病原体に感染してから初期症状が出るまでの期間のことを、潜伏期間といいます。
性病は、感染してもすぐに症状が出るわけではありません。
感染後、潜伏期間を経て病原体が発育・増殖することで、症状を引き起こします。

潜伏期間の長さは、病原体によってばらつきがあります。
病原体の発育・増殖スピードがそれぞれ異なるからです。
また、感染者の健康状態や免疫力の強さも、症状が出るタイミングに影響を与えています。

潜伏期間でも性病は感染する

「性病は症状が出ていなければ感染力はない」というのは、大きな間違いです。
症状が出ていない潜伏期間でも、性行為を行えば性病を他人に感染させてしまう可能性があります
この”性行為”がさすのはセックスだけではありません。

オーラルセックスやアナルセックス、ディープキスで感染させてしまうケースもあります

性病の潜伏期間が過ぎたらどうなる?

潜伏期間がすぎると、感染した性病に応じた症状が現れます
症状には個人差があり、無症状に近いごく軽い症状が出てすぐにおさまってしまう場合もあれば、軽い症状から始まり徐々に症状が強くなっていくケースも。

性病の中には症状が出ても数日〜数週間のうちに自然におさまり、数年かけて徐々に体を蝕んで臓器に障害を起こしたり、体の免疫機能を低下させて様々な病気を引き起こすものもあります。

そのため、無症状の場合や、症状が自然に治っても安心してはいけません。
治ったように見せかけて、性病が進行し続けている可能性もあるため、気になることがあれば早急に病院を受診しましょう

性病の検査可能時期について

性病の検査可能時期について

性病の検査が可能な時期は、病原体によって異なります
例えば、代表的な性病であるクラミジアや淋菌は尿検査によって調べることができますが、感染機会(疑わしい行為)の後24時間経過すれば検査が可能です。

一方採血検査で判定されるHIVや梅毒などは、感染機会の4週間前後経過し、血液内に抗体ができてからでないと結果が正しく出ません。
十分に期間が過ぎる前に検査を受けても、検査結果の信憑性は低いといって良いでしょう。

このように性病検査の可能な時期はそれぞれの病原体によって異なるため、検査を受ける時期には注意が必要です。

各性病の潜伏期間と検査可能時期一覧

性病の潜伏期間と検査可能時期については、下記の表をご覧ください。

性病の名前潜伏期間

検査可能時期
(感染機会より)

クラミジア感染症

1〜5週間

24時間後以降

淋菌

2〜7日

24時間後以降

梅毒

2週間〜2ヶ月

1ヶ月後以降

性器ヘルペス

2〜10日

24時間後以降(皮膚検査)

HIV・エイズ

急性期:2週間前後
エイズ:5〜10年

4週間後以降
(3ヶ月後以降を推奨)

尖圭コンジローマ

3〜8ヶ月

3日後以降

アデノウイルス

5〜10日

24時間後以降

マイコプラズマ

1〜5週間

24時間後以降

ウレアプラズマ

1〜5週間

24時間後以降

A型肝炎

2〜7週間

2週間後以降

B型肝炎

1〜6ヶ月

2ヶ月後以降

C型肝炎

1〜6ヶ月

3ヶ月後以降

性器カンジダ

2〜7日

24時間後以降

トリコモナス感染症

1〜4週間

24時間後以降

ただし病原体の発育・増殖スピードはその時の感染者の体調や免疫力に影響されるため、上記の潜伏期間はあくまでも目安です。

神田西口クリニックの性病検査と治療

神田西口クリニックは男性のためのクリニック
受付スタッフ、看護師、医師すべて男性です。
性病については、さまざまな情報が溢れているからこそ不安も大きいと思います。

なのでまずは些細なお悩みも、ぜひお気軽にご相談ください。
一人ひとりの症状に寄り添い、オーダーメイドの処置処方を行います。

性病の潜伏期間についてのよくある質問

咽頭(のど)に性病が感染した場合にも、もちろん潜伏期間があります。
咽頭に感染する可能性のある性病は、クラミジア・淋菌・梅毒・ヘルペス・マイコプラズマ・ウレアプラズマです。
それぞれの咽頭感染での潜伏期間は、下記の通りです。
ただし性病が咽頭に感染した場合は、性器に感染した場合よりも無症状の割合が多いです。
そのため、無自覚のまま咽頭に感染しているケースも多くみられます。

 

咽頭クラミジア

1〜5週間

咽頭淋病

1〜3週間

梅毒

2週間〜2ヶ月

ヘルペス

2〜10日

咽頭マイコプラズマ

1〜5週間

咽頭ウレアプラズマ

1〜5週間

 

 

潜伏期間が最長である性病は、エイズです。
HIV感染症によって引き起こされるエイズ(AIDS:Acquired Immuno-Deficiency Syndrome/後天性免疫不全症候群)は、5〜10年の潜伏期間を経て発症します。

HIVに感染すると、まず2週間前後でインフルエンザに似た症状が出ます。
この症状は数週間で自然におさまり、それ以降何年も無症状の期間が続き、エイズが発症するのです。
エイズとは、体を外敵から守る免疫が破壊され、免疫不全を引き起こした状態。

普段は病気の原因にならないような弱い菌やウイルスにも容易に感染し、命を脅かすことになります。

潜伏期間後、無治療で性病を放置すると、自身の身体はもちろんパートナーの健康にも悪影響を及ぼします。
症状が出た場合、しばらくは不快な症状に悩まされることになり、時には我慢できないほどの苦痛に悩まされることもあります。
重症化し、男性不妊の原因になる無精子症になってしまうケースも。

放置し続けても症状が出ないケースもありますが、
無症状であることは、性病においては良いことではありません。

無症状であるばかりに感染していることに気付かず、パートナーにうつしてしまう可能性があります。

不安な行為があったら検査を受けましょう。

性病の潜伏期間について解説しました。
性病の潜伏期間は病原体によって様々な上、体質やその時の体調、免疫力などにも影響されます。
少しでも「もしかして性病かも」と疑う出来事がある際は、必ず専門の病院を受診し、検査・治療を受けましょう。

早期の受診は、身体や未来、周りの人を守ることに繋がります。
些細なことでもぜひお気軽にご相談ください。

監修者

板東 大晃

神田西口クリニック院長 板東 大晃

東京都内の複数クリニックにて
男性医療を多数経験し2019年に
男性専門の神田西口クリニックを開設。
診療実績150,000人以上。
(2014年4月〜2021年12月)
すべての患者様に真摯に向き合ってきた経験と豊富な知識があります。
神田西口クリニックは、悩みを抱えている皆様の一人一人の状況に合わせた適切な解決策を提案します。
男を上げて、顔を上げて、たった一度の人生を謳歌していきましょう!