性感染症
亀頭が赤いのは亀頭包皮炎が原因かも。対処法や治療について医師が解説
自分のペニスを見たとき、赤くなっている亀頭を見てしまい、「自性病になってしまったのかもしれない」「どうしたら治るのだろう」と深く悩んでしまうでしょう。
陰茎の中でも亀頭は、さまざま原因で皮膚に炎症を起こしやすい部位です。そして、亀頭の赤みが気になっていても、対処法が分からずに放置していると症状が悪化する可能性があります。
亀頭の赤みを発見した際には、適切な対処法をすることで早期に症状の改善がみられることが多いものです。
そこで当記事では、亀頭が赤くなる原因や対処法、放置した時のリスクについて詳しく解説します。
・気づいたら亀頭に赤みがある
・亀頭の赤みを早く治したい
・適した対処法を知りたい
このように、亀頭が赤いことで悩まれている方や適した対処法を知りたい方は、ぜひ当記事を参考にしてください。
亀頭が赤い原因は?

亀頭の皮膚は、さまざまな外的刺激によって赤みが出やすい部位です。そして、亀頭が赤くなる原因として、主に以下の4つが考えられます。
- 亀頭包皮炎
- 性器ヘルペス
- インキンタムシ
- 接触性皮膚炎
これらの疾患は亀頭が赤くなるだけではなく、かゆみや痛み、膿が出るといった症状も現れるため、男性にとって苦痛を伴う状態といえるでしょう。
ここでは、亀頭が赤くなる4つの原因について詳しく解説します。
亀頭包皮炎
亀頭包皮炎は、陰茎の亀頭部分とその周囲の包皮がさまざまな原因によって炎症が起きる病気です。子どもからご高齢の方まで、男性であれば誰でもかかってしまう病気のため、悩む男性は多くいます。
炎症が起きる原因として、以下の5つが挙げられます。
・刺激性亀頭包皮炎
・ストレスや疲労
・細菌性亀頭包皮炎
・カンジダ性亀頭包皮炎
・加齢
・慢性陰部皮膚炎
主な症状には、炎症が起きた亀頭と包皮に赤みやかゆみ、痛み、腫れ、カスが出る、膿が出るといった異常が現れることが特徴です。
強い刺激やストレス、睡眠不足による免疫低下、皮膚の傷口からバイ菌が侵入して感染などがあり、複合的な原因で発症することが多いでしょう。
軽度の場合は自然に治癒できるケースもありますが、放置すると重症化してしまう亀頭包皮炎もあるため、原因の判定と的確な治療が必要になります。
性器ヘルペス
男性の性器ヘルペスは、ヒト単純ヘルペスウイルスに感染することが原因で発症します。ヘルペスウイルスに一度感染してしまうと、神経節という部分にウイルスが潜伏するため、体調が悪いときや免疫が下がったときにウイルスが体内で悪さをし始め再発することが特徴です。
症状としては、陰部の強い痛みや皮膚表面に水ぶくれや赤い発疹が生じ、人によっては日常生活に支障を来たす可能性があります。
ヘルペスウイルスの治療薬は、抗ヘルペスウイルス薬を使用しますが、市販薬で購入はできない薬です。そのため、病院で医師が処方した薬で治療を行わなければなりません。
ただし、何度でも再発を起こしやすい病気であり、抗ウイルス薬で治療することや再発予防の薬を飲むことで対策をします。
性器ヘルペスは、主に感染者との性行為で感染しますが、ウイルスが付着したタオルやマット、便座などを介して感染するケースも稀にあります。
早期に治すためには、症状が出始めた段階ですぐに治療を受けることが大切です。
インキンタムシ
インキンタムシは、別名「股部白癬(こぶはくせん)」と呼ばれる感染症であり、白癬菌というカビが原因で起こります。
男性の場合は、太ももと陰嚢の間など通気性が悪く、皮膚が常に接触している部分は、このような白癬菌が繁殖しやすい環境となっています。
感染すると、股周辺の皮膚に赤い発疹や膿、水ぶくれが生じて痛みやかゆみを感じることが特徴です。
インキンタムシは、主に本人や周りの家族、身近な人で水虫になっている人から感染することがあります。白癬菌が付着しているタオルやマットの共有や、性行為で感染することもあります。
治療には、抗真菌薬の塗り薬を使用し、白癬菌を根っこから除去していくことが大切です。
接触性皮膚炎
接触性皮膚炎は、からだに化学物質や植物に含まれる天然の物質に触れることで、赤い湿疹やかゆみ、かぶれなどが起きる病気です。
かゆみが強くなると、日常生活に大きな影響を与えるため、適切な治療を受けることが大切になります。
とくに、陰部の接触性皮膚炎は、コンドームの使用や外用薬の使用によって引き起こされることが多いでしょう。
接触性皮膚炎の主な治療には、ステロイド軟膏の塗布やかゆみを抑える薬を服用します。また、かぶれの原因を除去し、皮膚に接触しないように生活することが大切です。
痒みがなく赤い斑点の場合は梅毒の可能性も
梅毒は、トレポネーマ・パリダムという菌に感染している人との性行為によって、人から人に感染する性感染症の1つです。
性行為をした数週間後に、陰部にしこりや潰瘍ができてしまいます。しかし、初期の段階では痛みやかゆみがない赤い斑点のみであり、「放置しても大丈夫だろう」と思う人が多いため、発見が遅れてしまう病気です。
そのまま放置してしまうと、体内に侵入した菌が全身にまわり、発熱や全身のぶつぶつが現れます。しかし、この段階でも痛みやかゆみが生じないため、自分が梅毒に感染していることに気づかない方が多いでしょう。
このような時期が過ぎると無症状期に入り、症状がないため病院に受診する機会を逃します。
梅毒が進行すると、長期間にわたって心臓や脳、血管、神経などに毒素がまわり、重度の合併症を引き起こすことが特徴です。
つまり、陰部にかゆみや痛みのない赤い斑点がみられ、不特定多数の相手と性行為をした経験がある場合は、梅毒の可能性を考えて血液検査を受けることが大切になります。
亀頭が赤い場合の対処法

亀頭が赤い場合は、亀頭包皮炎や性器ヘルペス、インキンタムシ、接触性皮膚炎などの病気や梅毒の可能性があります。そこで、一人で辛い悩みを抱えずに、亀頭が赤くなる原因の判定から治療まで的確なマネジメントができる医師に診てもらうことが大切です。
亀頭が赤くなっている際の適切な対処法として、3つのステップに沿って解説します。
病院受診
亀頭が赤くなっていることに気づいた場合は、まず病院を受診して医師の診察を受けることが大切です。受診する診療科は、亀頭の皮膚に関する症状のため、専門である皮膚科や泌尿器科にしましょう。
病院では、医師から問診を受けて生活背景や既往歴、性交渉について詳しく把握します。また、直接陰部を見て状態を確認し、症状の程度をチェックします。ただ、他人に陰部を見せることは、抵抗感のあることかもしれません。その場合は、事前に病院をリサーチし、男性医師が診察を行なっている病院を探すことがおすすめです。また、病院の中には医師だけではなく、男性看護師だけが在籍している病院もあります。少しでも抵抗感を減らして治療に集中できるよう、ご自分に合った病院を選ぶようにしましょう。
原因を知るために検査する
問診や視診で生活背景や赤みの程度を確認し、さらに原因を特定するためにいくつかの検査を受けることになります。主な検査には、採血や尿検査、培養検査、パッチテストなどが挙げられますが、場合によっては検査せずに原因が特定できるケースもあるでしょう。
採血や尿検査では、体内の炎症反応やバイ菌の増殖などをチェックします。自分では気づかない程度の糖尿病やがんを発見することもあり、原因の判定に役立ちます。また、亀頭の赤みとして感染症のリスクが考えられるとき、患部を綿棒で擦って細胞を採取します。培養検査は、その細胞を培養し、原因となるバイ菌の種類やカンジダの有無を特定できることが特徴です。
また、接触性皮膚炎の診断にはパッチテストを実施し、炎症を起こす原因物質の特定を行います。
このように、亀頭が赤くなる原因を特定するために、必要な検査を受けることが大切です。
治療を行う
亀頭の赤みの程度によっては、自然に治癒できるケースもありますが、悪化する前に適切な治療を受けることが大切です。
亀頭の赤みとして考えられる原因と対策は、以下の通りです。
| 治療法・対処法 | |
|---|---|
| 亀頭包皮炎 | ・炎症を抑えるステロイド軟膏を使う ・不規則な生活習慣を見直す ・原因に合わせて、抗生物質や抗真菌薬を使う |
| 性器ヘルペス | ・抗ヘルペスウイルス薬を使う ・規則正しい生活や栄養バランスのとれた食事、十分な睡眠など免疫を高める生活を送る |
| インキンタムシ | ・抗真菌薬の使用 |
| 接触性皮膚炎 | ・ステロイド軟膏の塗布やかゆみを抑える薬を使う ・皮膚炎を引き起こす原因を除去する |
このように、亀頭が赤くなる原因に合った治療や対処法をとることが大切です。どの原因もできるかぎり早期に対応すると、症状の悪化を防いで早めに改善できるでしょう。
「亀頭が赤い」と気づいた場合は早めに病院を受診し、必要な検査と適切な治療を受けてください。
亀頭の赤みを放置するとどうなる?

亀頭の赤みには、亀頭包皮炎や性器ヘルペス、インキンタムシなどのバイ菌感染や接触性皮膚炎による炎症が背景にあります。また、自分では亀頭が赤いと思っていても、梅毒の症状である赤い斑点の可能性もあるでしょう。
「亀頭が少し赤いだけだから大丈夫」と放置してしまうと、症状の悪化や重症化する恐れがあるのです。そのため、自己判断で症状を放置したり、薬局やドラックストアでデリケートゾーンの塗り薬で治療したりしないことが大切です。症状によっては自然治癒できる可能性もありますが、一般の方には赤みの原因や隠れている病気を見つけることが難しいでしょう。
亀頭の赤みに気づいたら、早い段階から皮膚科や泌尿器科を受診することをおすすめします。
原因を特定し、その原因に合った治療や対処法を行い、不安な症状を早めに改善させましょう。
亀頭のトラブルを予防する方法

亀頭のトラブルは、小さな子どもからご高齢の方まで、男性なら誰でも起きる可能性がある症状です。
症状によっては亀頭の赤みだけではなく、痛みやかゆみ、膿が出るといった症状も伴い、歩行や日常生活に支障をきたす恐れもあります。そこで、亀頭のトラブルが起きないように予防が大切になります。そのためには、亀頭のトラブルが起きる原因と予防策についての知識を身につけておきましょう。
日常生活において、亀頭のトラブルを予防できる方法として以下のポイントが挙げられます。
- 免疫力を高めるために、栄養バランスの良い食事や十分な睡眠、ストレスを発散する
- 陰部を洗うときは、洗浄力が強くない石鹸を使用して優しく洗う
- 亀頭や包皮に強い刺激を与えない
- 性行為では、コンドームを必ず使用する
- 不特定多数の相手との性行為を避ける
- パッチテストをしてから使用する
このように、まずは亀頭のトラブルが起こらないような生活を送り、亀頭の異常にすぐ気づけるよう観察しておくことが大切です。
亀頭の赤みが気になる場合は早めに病院へ
亀頭の赤みは、原因や伴っている症状によって自然治癒や市販薬で治療できるケースもあるでしょう。しかし、原因に合った治療でなければ、症状の改善は期待できず、症状の悪化に発展する可能性があります。
そこで、亀頭の赤みが気になる場合は、早めに皮膚科や泌尿器科を受診しましょう。各種検査を受けて、赤みの原因を突き止めた上で、適切な治療や日常生活の工夫を行うことが大切です。
ただ、陰部はデリケートな部分であるため、他人に見せることに抵抗感がある方もいるかもしれません。そのような方には、男性医師が診療を行う病院に相談することがおすすめです。
「亀頭が赤いだけだから大丈夫」と自己判断せず、まずは病院を受診し、適切な治療を受けてください。
記事の監修者
板東大晃 KANDA NISHIGUCHI CLINIC 院長
本抗加齢医学会認定 抗加齢医学専門医 / 日本医師会 認定産業医 / テストステロン治療認定医 / 高濃度ビタミンC点滴療法認定医
キレーション療法認定医 / 日本美容内科学会 / 日本美容皮膚科学会 / 日本酸化療法学会 / 厚生労働省指定オンライン診療研修修了 /
厚生労働省指定緊急避妊薬の処方にかかるオンライン診療研修修了 / 点滴療法研究会 / 再生医療抗加齢学会 / 日本エイズ学会 / 日本再生医療学会 /
日本オーソモレキュラー医学会 / 日本メンズヘルス医学会 / 日本性感染症学会 / 日本性機能学会
特許庁実用新案登録
第3243729号(令和5年9月6日)「オーダーメイドマッスルビルディング™」
FAQ
よくあるご質問
- 支払いにキャッシュレスは使えますか?
- 各種クレジットカード、交通系などでのお支払い可能です。受付の端末でキャッシュレス支払いができますが、予約の際に使用するデジスマという予約アプリの中にクレジットカードを登録する機能(デジスマ払い)があり、それを利用すれば診察終了と同時に決済が完了となります。※PayPayなどのQR決済は出来ません。
- 保険診療もやってますか?
- 保険診療で対応できるものは保険診療で検査治療を行います。ただし、検査の順番や処方できる薬の量、一度に出来る検査の種類など制約があります。
- 予約は必須ですか?
- 予約は必須ではございません。しかし、予約して事前WEB問診に回答していただくと、来院したあとにスムーズにご案内できます。
- 手書きの領収書は発行してくれますか?
- もちろん発行致します。受付でお申し付け下さい。
information
クリニック情報
- クリニック名
- KANDA NISHIGUCHI CLINIC
- 住所
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〒101-0047
東京都千代田区内神田3-12-4
第一岸ビル3階
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- 03-3525-7377
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