性感染症
亀頭や包皮がかゆい原因は?治療法などよくある質問に医師が回答
亀頭や包皮にかゆみがあり、「もしかしたら性病かもしれない」「どうしたら治るのだろう」と深く悩んでいる男性は多いでしょう。
陰茎はデリケートな器官で、さまざまな原因で皮膚にかゆみを起こしやすい部位です。亀頭や包皮にかゆみが出ても、適切な対応を知らずにそのまま放置することで、症状や原因疾患が悪化する可能性があります。
亀頭や包皮がかゆいと感じたら、早めに病院を受診して原因の特定と適切な治療を受けることが大切です。
そこで当記事では、亀頭や包皮がかゆい原因や治療法、かゆみがある時の注意点などを詳しく解説します。
・かゆみの原因を知って早く治したい
・適した対処法を知りたい
このように、亀頭や包皮がかゆいことで悩んでいる方は、ぜひ当記事を参考にしてください。
亀頭や包皮がかゆい原因

亀頭や包皮の皮膚はデリケートであり、さまざまな原因でかゆみが出やすい部位といえます。
たとえば、夏場に汗をかいて陰部が蒸れたときや、乾燥で肌のバリア機能が低下したときなどに、亀頭や包皮にかゆみが出ることがあるでしょう。
この場合は、陰部を清潔にして保湿を行うことで、かゆみを改善できます。しかし、亀頭や包皮のかゆみは、皮膚の炎症や性病、その他の病原菌も原因となるため注意が必要です。
そこで、かゆみが出るときに考えられる、以下の病気について解説します。
- 亀頭包皮炎
- 梅毒
- 性器ヘルペス
- 疥癬
- 股部白癬
- 陰部湿疹
亀頭包皮炎
亀頭包皮炎は、亀頭や包皮が強い刺激やバイ菌によって炎症を引き起こす病気です。
小さな子どもから高齢の方まで男性なら誰でもかかる可能性があり、症状に悩む方は多いでしょう。
主に、性行為や不適切なオナニー、陰部の洗いすぎによる強い刺激、睡眠不足による免疫力低下、皮膚の傷口に常在菌やカンジダが感染するといった原因があります。
亀頭包皮炎になると、亀頭と包皮の赤みやかゆみ、痛み、腫れ、かぶれ、膿が出るといった症状が現れることが特徴です。
梅毒
梅毒は、トレポネーマ・パリダムという菌に感染している人と性行為をすることで、人から人に感染する性感染症の一つです。性行為から数週間経ってから、陰部や肛門、口唇などに感染し、しこりや潰瘍などの症状が現れます。そのまま放置することで菌が全身に回り、発熱や全身の発疹がみられる病気です。
基本的には痛みやかゆみを伴わないことが多く、自分が梅毒に感染していると思わない方もいるでしょう。
また、他の性感染症と複合し感染するケースがあり、ペニスや亀頭のかゆみとして現れることもあります。
性器ヘルペス
性器ヘルペスは、ヒト単純ヘルペスウイルスの感染が原因で発症する病気です。主に、ウイルス感染者との性行為で感染しますが、ウイルスが付着したタオルや便器を介して感染するケースもあります。
また、ヘルペスウイルスは1度感染すると神経節という部分に潜伏し、免疫力が下がったタイミングで体内で悪さを始めることが特徴です。
症状には、陰部の強い痛みやかゆみ、水ぶくれ、赤い発疹などがみられます。人によっては痛みやかゆみが強く、日常生活に影響している場合もあるでしょう。
疥癬
疥癬は、ヒゼンダニというダニに感染することが原因で起こる病気で、感染者との接触で高確率で感染することが特徴です。感染経路は、性行為だけではなく、ダニが付着した寝具やタオルなどを介して感染することも多くあります。
男性の場合は、ペニスに赤く小さなブツブツが現れて強いかゆみを生じます。感染からしばらく経過すると全身に発疹が広がるため、激しいかゆみに苦しむ場合が多いでしょう。
感染初期は診断が難しく、感染から数日経過してから疥癬と診断されることが多く、疥癬の疑いがある場合はすぐに対応することが大切です。
股部白癬
股部白癬は、水虫の原因である白癬菌に感染する病気であり、家族内に水虫がいる場合に感染しやすいとされています。
男性の場合は、陰嚢の周辺など通気性が悪く、皮膚が常に密着している部分は、白癬菌が繁殖しやすい環境となります。そのため、感染すると赤い発疹や膿、水ぶくれが現れて、強い痛みとかゆみを生じることが特徴です。
身近な人が水虫になっている場合は、この股部白癬になる可能性が高いため、日頃から白癬菌が付着しているタオルやマット、寝具の共有を避けることが大切です。
陰部湿疹
男性の陰部湿疹は、陰嚢の裏側に赤みやかゆみ、ポツポツとした発疹などの症状が現れる病気です。
夏場に多量の汗をかいて蒸れたり、通気性の悪い下着を身につけていることで雑菌が繁殖したりといった原因があります。
陰部湿疹は、このような湿疹やアトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎などが原因となるケースや、常在菌やカンジダが原因で発症するケースがあり、検査で原因を特定することが大切です。
ペニスがかゆいときの治療法

ペニスにムズムズとしたかゆみがあると、人前では掻きにくいので苦痛な上に、引っ掻いて皮膚に傷をつけてしまう可能性があります。また、強いかゆみがある場合は、外出できなかったり眠れなかったりと日常生活に支障をきたすこともあるでしょう。
ペニスがかゆいときは、原因によって治療法が異なります。皮膚が擦れてかゆみが出ている場合や湿疹によるかゆみ、性感染症によるかゆみなど、3つの原因に分けて解説します。
亀頭包皮炎の治療法
亀頭包皮炎の原因は細菌性とカンジダ性、その他に分類でき、それぞれに適した治療法があることが特徴です。
細菌性の亀頭包皮炎は、ブドウ球菌や連鎖球菌、大腸菌などの常在菌が原因となり、抗生物質による治療が行われます。また、カンジダ性の亀頭包皮炎では、抗真菌薬を使用してカンジダを除去する治療を行います。
| 細菌性亀頭包皮炎 | カンジダ性亀頭包皮炎 | |
|---|---|---|
| 抗生物質の塗り薬 | ・ゲンタシン ・バラマイシン | 適応外 |
| 抗生物質の飲み薬 | ・クラビット ・フロモックス ・ミノマイシン | 適応外 |
| 抗真菌薬の塗り薬 | 適応外 | ・ケトコナゾール ・ルリコン |
| 抗炎症の塗り薬 | ・グリメサゾン ・ロコイド ・リンデロン などのステロイド | ・スタデルム ・コンベック などの非ステロイド |
それ以外の亀頭包皮炎は、陰部への強い刺激やストレス、睡眠不足などが原因です。そのため、ステロイドを塗りながら、性行為やオナニーを控えたり十分な睡眠を取ったりと日常生活の工夫が治療になります。
性病の治療法
性病のほとんどは、自然治癒することなく、症状の有無にかかわらず進行する可能性があります。早期に適切な治療を行えば、薬の服用によって改善されることが多い病気です。
原因となる菌やウイルスを退治する薬を使用し、完治するまで検査と治療を継続することが大切です。
性病以外のかゆみの治療法
亀頭包皮炎や性病以外にペニスがかゆい場合は、カビや水虫による感染症、皮膚炎などが挙げられます。感染者との皮膚接触によって感染するほかに、身近にいる感染者とタオルや寝具、マットなどを共有することでも感染します。
性病以外のかゆみとして、以下の病気があります。それぞれの治療法について、表にまとめました。
このように、性病以外のかゆみは、汗をかいて蒸れたり締め付けで通気性が悪いことも原因となります。かゆみを抑えるために引っ搔くことで、皮膚に傷をつけてしまうと他の感染症になる可能性があるため注意が必要です。
| 治療法 | |
|---|---|
| 股部白癬 | ・抗真菌薬の塗り薬、症状が広範囲の場合は飲み薬を使用 ・陰部の通気性が良い下着を身につける ・陰部の清潔を保つ |
| 陰部湿疹 | ・ステロイドの塗り薬を使用 ・陰部を擦りすぎない ・肌に優しい洗剤を使って、優しく洗う ・下着で擦れないように、ゆとりのある下着を身につける |
| 扁平苔癬 | ・ステロイドを使用 |
ペニスがかゆいときに市販薬を使っても良い?

ペニスがかゆい原因が、皮膚の擦れや蒸れなどの軽度のかゆみであれば、市販薬を使ってかゆみを抑えることも可能です。しかし、かゆみの原因はしっかりと検査を受けなければ判定することは難しいでしょう。間違った自己判断で市販薬を使用した結果、かゆみが治るどころか病気を進行させる恐れもあります。
早めに確実にかゆみを改善させるためには、自己判断で市販薬を使用せずに、病院を受診して適切な治療を受けましょう。

ペニスのかゆみは、皮膚の病気や性感染症の可能性が高いと考えられます。そのまま放置していたり、診断ができない診療科を受診したりすると、症状が改善できない恐れがあります。
そのため、かゆみが出ている場合は、陰部や皮膚を専門的に診られる性感染症内科や泌尿器科、皮膚科を受診しましょう。
性感染症内科
性感染症が疑われる場合は、気になった段階で早めに性感染症内科を受診することをおすすめします。たとえばかゆみが現れる前に、不特定多数の相手や性感染症の疑いがある相手と性行為をした場合は、自分も感染していると考えられるでしょう。
しかし、性感染症の中には感染から発症まで時間がかかるものや、自覚症状がないまま悪化しているケースがあります。
少しでも性感染症の感染が気になる場合は、より専門的な診療ができる性感染症内科を受診しましょう。
泌尿器科
陰茎の中でも、かゆみを感じる部分が尿道の内部の場合は、何らかの菌やウイルスが原因で尿道炎を引き起こしている可能性があります。
また、尿道から膿が出たり排尿時に痛みや違和感があったりする場合も、尿道に異常がある状態といえます。
このようなケースでは、尿道を含めて陰茎全体を診療できる泌尿器科の受診をおすすめします。
皮膚科
陰茎や陰嚢の皮膚表面だけがムズムズするといった場合は、皮膚を専門に診療できる皮膚科に受診すると良いでしょう。ただし、皮膚科で治療を受けていても症状が改善しなかったり、他にも症状が出てきたりすれば、泌尿器科に変更するといった対応も必要になります。
ペニスがかゆいと気づいたら早めの受診を
ペニスにかゆみが出た場合、原因や対処法が分からないと不安になるでしょう。かゆみの程度によっては、外出できなかったり睡眠が取れなかったりと影響を及ぼします。
また、性感染症や皮膚疾患によるかゆみの場合は、症状の悪化や周りの人に感染させる恐れがあります。
かゆいと感じた段階で、早めに病院を受診し、かゆみの原因の特定と適切な治療を始めることが大切です。
KANDA NISHIGUCHI CLINICでの診療
KANDA NISHIGUCHI CLINICは男性のためのクリニック。
亀頭包皮炎については、さまざまな情報が溢れているからこそ不安も大きいと思います。
なのでまずは些細なお悩みも、ぜひお気軽にご相談ください。
一人ひとりの症状に寄り添い、オーダーメイドの処置処方を行います。
記事の監修者
板東大晃 KANDA NISHIGUCHI CLINIC 院長
本抗加齢医学会認定 抗加齢医学専門医 / 日本医師会 認定産業医 / テストステロン治療認定医 / 高濃度ビタミンC点滴療法認定医
キレーション療法認定医 / 日本美容内科学会 / 日本美容皮膚科学会 / 日本酸化療法学会 / 厚生労働省指定オンライン診療研修修了 /
厚生労働省指定緊急避妊薬の処方にかかるオンライン診療研修修了 / 点滴療法研究会 / 再生医療抗加齢学会 / 日本エイズ学会 / 日本再生医療学会 /
日本オーソモレキュラー医学会 / 日本メンズヘルス医学会 / 日本性感染症学会 / 日本性機能学会
特許庁実用新案登録
第3243729号(令和5年9月6日)「オーダーメイドマッスルビルディング™」
FAQ
よくあるご質問
- 支払いにキャッシュレスは使えますか?
- 各種クレジットカード、交通系などでのお支払い可能です。受付の端末でキャッシュレス支払いができますが、予約の際に使用するデジスマという予約アプリの中にクレジットカードを登録する機能(デジスマ払い)があり、それを利用すれば診察終了と同時に決済が完了となります。※PayPayなどのQR決済は出来ません。
- 保険診療もやってますか?
- 保険診療で対応できるものは保険診療で検査治療を行います。ただし、検査の順番や処方できる薬の量、一度に出来る検査の種類など制約があります。
- 予約は必須ですか?
- 予約は必須ではございません。しかし、予約して事前WEB問診に回答していただくと、来院したあとにスムーズにご案内できます。
- 手書きの領収書は発行してくれますか?
- もちろん発行致します。受付でお申し付け下さい。
information
クリニック情報
- クリニック名
- KANDA NISHIGUCHI CLINIC
- 住所
-
〒101-0047
東京都千代田区内神田3-12-4
第一岸ビル3階
- Tel
- 03-3525-7377
- 営業時間
-
月 10:00~14:00、15:00~18:00
火 10:30~14:00、15:00~19:00
木 10:30~14:00、15:00~19:00
金 9:00~14:00
土 15:00~18:00
日 14:00~17:00
- 休診日
- 水曜日、祝日
- 代表者
- 板東 大晃



