院長ブログ
【医師監修】筋肉増強に必要なテストステロンの基礎と正しい補充療法|KANDA NISHIGUCHI CLINIC
筋肉を増やしたい、体を引き締めたいという思いを持つ男性の中で、テストステロンという言葉を耳にする機会が増えています。テストステロンは筋肉増強に関係する代表的な男性ホルモンであり、体のエネルギー代謝、集中力、精神的な安定にも関わる重要な物質とされています。KANDA NISHIGUCHI CLINICでは、こうしたテストステロンの働きや補充療法を正しく理解し、安全かつ健康的に筋肉増強を目指すためのサポートを行っています。本記事では、テストステロンと筋肉増強の関係を専門的かつわかりやすく解説し、生活習慣・運動・医療の3つの観点から総合的に考えていきます。

Table of Contents
テストステロンと筋肉増強の基本知識
テストステロンとは何か
テストステロンは男性ホルモンの一種で、主に精巣から分泌されます。骨格筋の形成、赤血球の生成、骨密度の維持など、全身の健康に関わる多面的な働きを持ちます。特に筋肉増強との関係では、テストステロンが筋肉内でのタンパク質合成を促進するため、トレーニングによる筋肉の発達をサポートするとされています。
筋肉増強におけるテストステロンの役割
筋肉は運動によって微細な損傷を受け、それを修復する過程で肥大します。このときテストステロンが重要な役割を果たします。テストステロンは筋繊維の合成を助ける酵素群を活性化し、筋肉細胞の再生をスムーズにするため、結果的に筋肉量の増加に寄与します。したがって、適切なテストステロンレベルを維持することは、筋肉を効率よく増やす上で欠かせない要素といえます。
筋肉合成と分解のバランス
筋肉量は合成と分解のバランスで決まります。テストステロンが十分であれば筋肉合成が優位に働きますが、テストステロンが不足すると、筋肉分解を促すホルモンであるコルチゾールが優位になりやすくなります。この状態が長く続くと、筋肉量が減り、体力や代謝の低下につながることがあります。
テストステロンと他ホルモンの関係
テストステロンは単独で働くわけではありません。特にエストロゲン(女性ホルモン)とのバランスが重要です。男性でも一定量のエストロゲンが存在し、骨や脳の健康に関与しています。しかし、エストロゲンが過剰になるとテストステロンの働きを阻害し、筋肉増強の効率を下げることがあります。このバランスを適切に保つことが、ホルモン治療や生活改善の中で大切です。
男性のライフステージとテストステロン分泌量の変化
テストステロンの分泌量は20代をピークに徐々に減少します。30代以降では1年に約1〜2%の割合で減少するといわれています。この自然な低下が筋肉量や体力の減少に影響を与えることがありますが、適切な運動や食事管理によってある程度抑えることが可能です。

テストステロンの効果とそのメカニズム
筋肉のタンパク合成を促す仕組み
テストステロンは筋肉細胞内のアンドロゲン受容体に結合し、DNAレベルでタンパク質合成を促進する遺伝子の働きを活発化させます。その結果、筋肉の再生や成長を助ける酵素が増加し、トレーニング効果が最大限に発揮される環境が整います。
脂肪燃焼と基礎代謝の関連
テストステロンは脂肪をエネルギーとして利用しやすくする作用も持つと考えられています。筋肉が増えることで基礎代謝が上がり、脂肪燃焼しやすい体質へと導くことが期待されています。
モチベーション・集中力との関係
テストステロンは脳内の神経伝達物質にも影響し、意欲や集中力を支えるドーパミンの働きを助けます。筋肉を鍛えることが継続しやすくなる心理的な側面にも関係しています。
筋肉以外の健康効果
骨密度を高める働きや、血管の弾力を保つ効果があるとされており、心血管系の健康にも寄与します。また、免疫力や持久力にも関係があるとされ、全身的なパフォーマンスを支えるホルモンといえるでしょう。
テストステロンと筋力アップ研究の最新データ
近年の研究では、テストステロン補充療法を受けた男性が筋肉量と筋力の両方で改善を示したという報告が増えています。ただし個人差があり、全員に効果があるわけではないため、専門医による検査と診断が重要です。

テストステロン不足がもたらす影響
筋肉量・体脂肪比の変化
テストステロンが不足すると筋肉量が減少し、代わりに体脂肪が増えやすくなります。この変化は代謝低下にもつながり、疲れやすさや持久力の低下を感じることがあります。
疲労感とやる気の低下
テストステロンの低下は、慢性的な倦怠感やモチベーションの低下として表れることがあります。精神的な活力も落ち、日常生活に支障をきたすこともあります。
メンタル面の影響
テストステロンの不足は、うつ状態や不安感の増加とも関係していると報告されています。心の安定にもホルモンバランスが深く関わっているため、精神的な健康を保つ上でも重要です。
生活習慣病との関連
テストステロンが低下すると、インスリン抵抗性や脂質異常が起こりやすくなることが指摘されています。糖尿病や高血圧などのリスクを高める可能性があるため、定期的な検査が勧められます。
男性更年期との関係
加齢によりテストステロンが減少すると、男性更年期症候群(LOH症候群)を発症することがあります。筋肉減少や気分の変化だけでなく、性欲低下や睡眠の質にも影響を及ぼします。

テストステロンを増やす方法
食事からのアプローチ
亜鉛、ビタミンD、オメガ3脂肪酸などはテストステロンの生成に関与するといわれています。魚や卵、ナッツ、キノコ、赤身肉をバランスよく摂取することが大切です。
運動と筋トレの重要性
スクワットやデッドリフトなどの大筋群を使う運動は、テストステロン分泌を促しやすいとされます。過度な運動は逆効果になるため、適度な負荷と休息を意識することが必要です。
睡眠の質とホルモンバランス
テストステロンは主に睡眠中に分泌されるため、6〜8時間の質の高い睡眠を取ることが推奨されます。寝不足はホルモン分泌リズムを乱し、筋肉の修復効率を低下させることがあります。
ストレスマネジメントの重要性
ストレスが続くとコルチゾールが増加し、テストステロンの作用を妨げます。趣味やリラックス時間を持つことも筋肉増強に間接的に役立ちます。
最新栄養科学とファスティングの関係
近年注目されている断続的断食(インターミッテント・ファスティング)は、インスリン感受性を改善し、ホルモンバランスを整えることが報告されています。テストステロンの分泌環境を整える一助となる可能性があります。

テストステロン補充療法の選択肢
注射による補充療法
医療機関で最も一般的な方法が注射による補充療法です。一定の間隔でテストステロンを注射し、血中濃度を安定させます。自己判断での使用は危険なため、医師の管理下で行うことが原則です。
外用薬・経口薬・パッチの違い
テストステロンは塗布薬、経口剤、貼付剤としても利用されます。それぞれ吸収率や副作用の傾向が異なるため、体質やライフスタイルに合わせて選択することが重要です。
補充療法の安全性と定期検査の必要性
治療を継続する際は、定期的な血液検査で肝機能や赤血球数、前立腺の状態を確認します。副作用を早期に察知するためにも、医師によるモニタリングが欠かせません。
副作用とリスクの理解
テストステロン補充により血液の粘度が高まることや、ニキビ、体毛の増加などの変化が見られる場合があります。これらは個人差が大きく、慎重な調整が必要です。
保険診療と自費診療の違い
KANDA NISHIGUCHI CLINICでは、保険診療が適用できる範囲は保険で対応し、それ以外の高度な治療は自費で行います。費用負担を抑えつつ安全に治療を受けられる体制が整っています。

テストステロンと筋肉増強の科学的バランス
テストステロンとエストロゲンの相互作用
テストステロンの一部は体内でエストロゲンに変換されます。この変換バランスが崩れると、筋肉合成がうまく働かなくなる場合があります。医師はこのホルモン比率を確認しながら最適な補充量を決めます。
ホルモンバランスを整える生活習慣
食事や運動、睡眠を整えることがホルモンの自然なリズムを支えます。医療的補充と同時に生活改善を進めることが重要です。
テストステロン過剰による弊害と注意点
過剰なテストステロンは逆に筋肉疲労や情緒不安定を招くことがあります。体内バランスの崩れが起きないよう、自己判断ではなく医師の監督下で治療することが求められます。
自己注射の危険性と医療管理の重要性
インターネットなどで入手したホルモン製剤を自己注射する行為は非常に危険です。感染症や副作用が発生するリスクがあり、医師による安全管理が必要です。
正しい医師選びのポイント
ホルモン治療は専門知識が求められるため、テストステロン治療認定医や抗加齢医学会専門医など、資格を有する医師のもとで行うことが推奨されます。

テストステロンの検査とセルフモニタリング
血液検査でわかるテストステロン値
血液検査では総テストステロン値と遊離テストステロン値が測定されます。これにより、体内で実際に作用しているホルモンの量を把握することができます。
検査結果の見方と正常値の基準
遊離テストステロン値が7.5pg/mL以上であれば正常範囲とされていますが、年齢や個人差を考慮する必要があります。基準値より低い場合でも症状が軽い場合は経過観察になることがあります。
自宅でできるセルフチェック
朝の活力や集中力の低下、筋肉の減少を感じる場合、テストステロンの低下が疑われることがあります。これらの変化を日常的に記録することで、早期に異常を発見しやすくなります。
生活改善との関連モニタリング
筋トレや食生活の改善を続けることで、血液検査値にどのような変化が出るかを記録することは非常に有用です。自己観察と医師の評価を組み合わせることで、より効果的な治療計画を立てることができます。
再検査と治療計画の立て方
治療中は1か月から3か月に一度の再検査が勧められます。ホルモン値の変化を見ながら、最適な補充量を調整していくことが安全な治療につながります。

Q&A
テストステロン補充はどんな人に向いていますか
筋肉量の減少、疲労感、性欲の低下などを感じる方に検討の余地がありますが、必ず検査と医師の診断が必要です。
サプリでテストステロンを増やせますか
一部の成分はホルモン環境を整える可能性があるとされますが、医学的に確立された治療とは異なります。
女性にもテストステロンは必要ですか
はい。女性でも少量のテストステロンが分泌され、骨や筋肉の健康維持に関係しています。
テストステロン補充療法に副作用はありますか
個人差はありますが、赤血球の増加や皮脂分泌の変化などが報告されています。
筋トレをしても効果が出ない理由は
睡眠不足や栄養不足、ホルモンバランスの乱れが影響している可能性があります。
どのくらいで変化を感じる人が多いですか
早い方では数週間、一般的には数か月単位で体調や筋肉の変化を実感することがあります。
KANDA NISHIGUCHI CLINICでの診療の流れは
初診時に問診と血液検査を行い、結果に基づいて治療方針を提案します。安全性を最優先に段階的な治療を行います。

まとめと今後の展望
テストステロンは筋肉増強を支える重要なホルモンであり、身体的な健康だけでなく精神的な安定にも関わっています。無理なトレーニングや自己判断での補充は危険を伴うため、必ず専門医のもとで管理することが望まれます。KANDA NISHIGUCHI CLINICでは、科学的根拠に基づいた安全な治療を提供し、患者一人ひとりの体調や目標に合わせたサポートを行っています。筋肉増強と健康維持の両立を目指す方は、まずはご相談ください。
参考文献
日本メンズヘルス医学会「テストステロン補充療法ガイドライン」
日本抗加齢医学会「男性ホルモン治療のエビデンス」
厚生労働省「ホルモン治療に関する指針」
Clinical Endocrinology, 2022: Testosterone Therapy in Adult Men with Deficiency
Journal of Strength and Conditioning Research, 2023: Testosterone Effects on Muscle Hypertrophy
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板東大晃 医師・KANDA NISHIGUCHI CLINIC院長
日本抗加齢医学会 専門医、日本医師会 認定産業医、テストステロン治療認定医、高濃度ビタミンC点滴療法認定医、キレーション療法認定医、日本美容内科学会、日本美容皮膚科学会、日本酸化療法学会、再生医療抗加齢学会、日本エイズ学会、日本再生医療学会、日本オーソモレキュラー医学会、日本メンズヘルス医学会、日本性感染症学会、日本性機能学会所属。
特許庁実用新案登録「オーダーメイドマッスルビルディング™」(第3243729号)取得。
男性の健康寿命の延伸を目指し、安全で根拠のある治療の提供を心がけている。
FAQ
よくあるご質問
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- 各種クレジットカード、交通系などでのお支払い可能です。受付の端末でキャッシュレス支払いができますが、予約の際に使用するデジスマという予約アプリの中にクレジットカードを登録する機能(デジスマ払い)があり、それを利用すれば診察終了と同時に決済が完了となります。※PayPayなどのQR決済は出来ません。
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- 保険診療で対応できるものは保険診療で検査治療を行います。ただし、検査の順番や処方できる薬の量、一度に出来る検査の種類など制約があります。
- 予約は必須ですか?
- 予約は必須ではございません。しかし、予約して事前WEB問診に回答していただくと、来院したあとにスムーズにご案内できます。
- 手書きの領収書は発行してくれますか?
- もちろん発行致します。受付でお申し付け下さい。
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クリニック情報
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