医療脱毛
当院で採用している医療脱毛機器は、SYNERON CANDELA社のGentleMax Proです。この医療脱毛機器は、医療機器製造販売承認を2018年5月7日に取得しております。つまり、効果や安全性について厚生労働省に承認されている医療機器ということになります。承認されてから6年以上経過しておりますが、その間大きな事故などなく医療脱毛機器として信頼と実績に大いに定評のある機械になります。

GentleMax Proの特徴
1. 2つの波長を1台に搭載
波長755nm(ロングパルスアレキサンドライトレーザー)と波長1064nm(ロングパルスヤグレーザー)の2つの波長を使い分けることで、患者さんの肌質、毛質に合わせた安全な脱毛が可能です。波長1064nm(ロングパルスヤグレーザー)ではより皮膚の深部に到達するため、深いところにある毛包や毛乳頭を破壊できます。
2. スピーディーな照射
1回の照射で当てる面積を広くすることができ、また1回1回の照射の間隔を短くすることもできるので、広範囲でも短時間で照射ができます。
3. 可変式のレーザー照射時間
1回のレーザー照射で当てる時間を変えることができるため、患者さんの肌質、毛質に合わせた安全な脱毛が可能です。
4. 優れた皮膚冷却機能
DCD(Dynamic Cooling Device)という皮膚冷却機能があり、レーザー照射直前に‐26℃の冷
却ガスを吹き付けて表皮を安全に保護します。これにより火傷のリスクを下げます。
GentleMax Proによる脱毛のメカニズム

注意点
・脱毛希望部位は来院前に剃毛してきてください。当院で剃毛する場合は追加料金を頂いております。
・脱毛している期間中は可能な限り日焼けは避けてください。日焼けの上からレーザーを当てると火傷のリスクが上がります。
・永久脱毛とは、施術を行った後に生えてくる毛の本数が以前より減り、その状態を長い期間維持できる脱毛を指します。医療脱毛はこの定義に則り「永久脱毛である」ということができますが、1度脱毛すると2度と毛が生えてこなくなるというわけではありません。それは、毛には生え変わりの周期「毛周期」があり、現在見えている毛は本来の毛量の10%〜20%と言われています。1度の施術で処理することができる毛もこの10%〜20%の毛にとどまり、しばらく経つと眠っていた毛が生えてくるためです。これを複数回重ねることで、毛が生えてこない状態に近づけることができます。しかし、それでも生涯毛が生えてこないわけではありません。
・
どれだけ注意していも医療脱毛実施後に以下のような合併症を生じることがあります。
【毛嚢炎】
毛穴に細菌が入って炎症を起こす毛嚢炎を起こすことがあります。
【熱傷や凍傷】
肌の色によっては軽い熱傷を起こすことがあります。日焼けされた場合に照射してしまうと熱傷のリスクが高くなります。また、冷却ガスを使用していますので、凍傷を生じることがあります。
【硬毛化】
ごくまれにレーザー照射後に毛が濃くなったり、硬くなったり、太くなったり、長くなったりといった「硬毛化」が起こることがあります。現在のところ確実な対処法が確立されていません。うなじ、背中、二の腕上部、肩、フェイスラインで多い傾向があります。これらの部位のレーザー脱毛はお勧めしておりません。それでも希望される場合には、硬毛化のリスクを十分にご理解いただく必要があります。