勃起薬・ED薬おすすめ5選【医師監修】主なED治療薬の即効性・効果・費用で比較

勃起不全（ED）とは、Erectile Dysfunctionの略で、十分な勃起ができない・維持ができない状態となり満足な性行為が行えない症状です。

そういった症状で悩む方が一度は聞いたことがある『勃起薬』や『ED薬』。

近年では、バイアグラやシアリス、レビトラといった定番薬のほか、即効性に優れたジェネリック医薬品も登場し、選択肢が広がっています。

一方で、「どの薬が自分に合っているのかわからない」「効果の違いは？副作用はある？」といった疑問を抱える方も少なくありません。

本記事では、医療機関で処方される主な勃起薬（ED治療薬）の特徴や効果、即効性、持続時間、安全性についてわかりやすく解説し、おすすめの薬を比較しながら紹介します。

勃起薬（ED治療薬）は勃起不全（ED）を改善する治療薬

勃起薬（ED治療薬）は、勃起不全を改善するために医療機関で処方される医薬品です。

EDは「性行為に十分な勃起が得られない、または維持できない状態」と定義されており、加齢のほか生活習慣病やストレス、喫煙・飲酒など多くの要因が関係しています。

ED治療薬は、陰茎の血管を拡張させて血流を促進することで勃起をサポートします。

なお、性的刺激がなければ勃起は起こらず、自然な反応を補助する仕組みです。

効果が高い一方、副作用や体質との相性もあるため、使用は必ず医師の診察と処方を受けて行うことが重要です。

勃起薬（ED治療薬）と精力剤の違いは？

勃起薬（ED治療薬）と精力剤は、どちらも男性の性的な悩みに使われますが、その目的や作用は大きく異なります。

勃起薬（ED治療薬）は医療用医薬品であり、血流を改善して勃起を直接的にサポートする「治療薬」です。

一方、精力剤はサプリメントや健康食品に分類され、滋養強壮や疲労回復を目的としており、即効性や明確な治療効果はありません。

精力剤は薬ではないため医師の処方は不要ですが、科学的根拠に乏しいものもあるため、選ぶ際には注意が必要です。

EDの症状が明確な場合は、医師の診察を受けて勃起薬（ED治療薬）を処方してもらうことが推奨されます。

効果が高い主な勃起薬（ED治療薬）5つ！効果・即効性・持続性などの観点から比較

ED（勃起不全）の治療には、さまざまな種類の勃起薬（ED治療薬）が存在します。

それぞれ作用の仕方や持続時間、副作用の出やすさなどに違いがあるため、自分のライフスタイルや体質に合った薬を選ぶことが重要です。

ここでは、効果・即効性・持続性などを比較しながら、特に人気のある勃起薬（ED治療薬）を5つ厳選して紹介します。

バイアグラ（バイアグラジェネリック）は世界的に有名なバイアグラのジェネリック医薬品

バイアグラは世界初の勃起薬（ED治療薬）として高い認知度を誇り、多くのジェネリック医薬品が登場しています。

医療機関でも幅広く採用されており、信頼性や実績を重視する方に選ばれています。

この薬は、勃起（ぼっき）不全治療剤と呼ばれるグループに属する薬です。

この薬は、陰茎海綿体平滑筋を弛緩させ、海綿体洞への血液量を増加させることによって、陰茎を勃起、維持させます。

引用：医薬品医療機器情報提供ホームページ

バイアグラの効果

バイアグラは、最も歴史のある勃起薬（ED治療薬）の一つで、勃起を促す一酸化窒素の作用を強めることでペニスへの血流を増加させます。

服用後、性的刺激を受けることで勃起しやすくなり、効果は3〜4時間持続します。

バイアグラの即効性

服用から30〜60分程度で効果があらわれるため、比較的早く効き始めるのが特徴です。

空腹時の服用で吸収が早まり、効果も出やすくなります。

バイアグラによる治療費用

1錠あたり1,000〜1,500円程度が相場。

ジェネリック医薬品なら500〜1,000円程度とリーズナブルに入手できます。

レビトラは従来の勃起薬に比べてより強固な勃起が期待できる

レビトラは比較的副作用が出にくいとされており、持病のある方にも処方されることが多い薬です。

日本国内では供給が不安定になったこともあり、現在はジェネリックが主流となっています。

勃起不全，すなわち満足な性行為を行うために十分な陰茎勃起とその維持ができない場合の治療。レビトラが効果を発現するには性的な刺激が必要である。レビトラの女性に対する適応はない。

引用：独立行政法人 医薬品医療機器総合機構

レビトラの効果

レビトラは、特に糖尿病などで血流が悪くなっている方にも有効とされる勃起薬（ED治療薬）です。

バイアグラよりもペニスの血流改善効果が強く、しっかりとした勃起が得られると評価されています。

レビトラの即効性

服用後15〜30分程度で効果を感じられることが多く、即効性の高さが魅力です。

効果の持続時間は約5時間程度です。

レビトラによる治療費用

1錠1,200〜1,500円程度。

ジェネリックなら600〜1,000円程度とやや割安です。

シアリス（シアリスジェネリック）は先発薬よりも安い価格で提供されている

シアリスは“週末ピル”とも呼ばれる長時間型のED薬で、性生活の自由度を高めたい方に人気です。

ジェネリック品も複数流通しており、価格を抑えつつも同等の効果が期待できます。

タダラフィル（シアリス®錠 5 mg，10 mg，20 mg）は，強力かつ選択的なPDE5 阻害作用を有する勃起不全（ED）治療薬である．In vitro試験系において， タダラフィルは強力な PDE5 阻害作用を示したが，その他のPDE アイソザイムに対する作用は弱く，視覚機能への影響などの有害事象が発現する可能性が低いことが示唆された

引用：J-Stage

シリアスの効果

シアリスは、作用時間が24〜36時間と非常に長く、食事の影響も受けにくいのが特徴。

自然な勃起をサポートし、計画に縛られない自由な性生活を実現します。

シリアスの即効性

即効性はやや穏やかで、効果が出るまでに1〜2時間程度かかります。

効果のピークもゆるやかですが、長く持続します。

シリアスによる治療費用

1錠あたり1,300〜1,700円です。

ジェネリックは800円前後から入手可能で、比較的低価格です。

アバナフィルは即効性に優れた勃起薬（ED治療薬）

アバナフィルは近年登場した第3世代の勃起薬（ED治療薬）で、先発薬は「ステンドラ」です。

副作用のリスクを軽減しながら、必要なときに素早く効果を得たい方向けに開発された設計です。

国内でこの成分を含有した医薬品は承認されていません。海外では医薬品（勃起不全治療薬）として使用されており、健康被害が発生するおそれが否定できません。

引用：厚生労働省

アバナフィルの効果

アバナフィルは、比較的新しい勃起薬（ED治療薬）で、即効性と副作用の少なさが魅力です。

効果持続時間は6時間前後とバランスの取れた設計です。

アバナフィルの即効性

服用後約15分で効果があらわれるケースが多く、早く効くED薬の一つとして注目されています。

アバナフィルによる治療費用

1錠あたり1,200〜1,600円程度です。

比較的新しい薬のためジェネリックは流通が少なめです。

ウデナフィルは12～24時間の効果が持続する

ウデナフィルは韓国の製薬会社が開発した比較的新しい勃起薬（ED治療薬）で、日本国内では未承認ながらアジア圏での使用実績があります。

シアリスに似た効果時間ながら、コスト面での優位性もあります。

効果

ウデナフィルは、12〜24時間と持続時間が比較的長く、安定した勃起をサポートします。

国内では認可されていませんが、一部海外では利用されている治療薬です。

即効性

即効性は服用後30分〜1時間程度で、平均的です。

食事の影響をやや受けやすいものの、計画的に服用すれば効果的です。

治療にかかる費用

海外通販などでは1錠700〜1,200円程度で入手可能ですが、個人輸入のリスクを伴います。

勃起薬（ED治療薬）は医療機関で処方箋を発行してもらう必要がある

勃起薬（ED治療薬）は、医師の診察を受けたうえで処方される医療用医薬品です。

バイアグラやシアリスなど、国内で認可された勃起薬（ED治療薬）はすべて処方箋が必要であり、市販薬や一般販売はされていません。

正しい服用方法や副作用リスクの説明を受けることが安全な使用につながります。

診療には対面だけでなくオンライン診療もあり、忙しい方でも自宅で気軽に処方を受けることが可能です。

安全性と確実性のためにも、必ず医療機関を通して正規のルートで入手することが重要です。

海外製の医薬品や個人輸入品は、重篤な健康被害にあった際でも、保証の対象外です。海外製医薬品を使用する場合には、必ず医師の指導のもと服用をしましょう。

勃起薬（ED治療薬）はドラッグストアや薬局で購入できない

勃起薬（ED治療薬）は、医療用医薬品に分類されているため、ドラッグストアや一般の薬局では販売されていません。

サプリメントや精力剤とは異なり、医師の診断と処方箋が必須です。

そのため、店舗で気軽に手に取れるような製品ではなく、自己判断で入手・使用できません。

誤った情報を信じて非正規のルートから購入するのは、健康被害のリスクを高める危険な行為です。

海外通販サイトは偽造品や粗悪品である恐れがあるため危険

海外の通販サイトで販売されている勃起薬（ED治療薬）の多くは、医薬品医療機器等法に基づいた正規の審査を経ていないケースがほとんどです。

中には成分が異なる偽造品や、不純物を含む粗悪な製品も報告されており、健康被害を引き起こす危険性があります。

厚生労働省も海外通販による個人輸入には注意を呼びかけており、万が一トラブルが起きた場合の補償もありません。

有害事象の発生や偽造医薬品の可能性がありますので、個人輸入による安易な使用はお控えください。

引用：厚生労働省｜個人輸入において注意すべき医薬品等について

確実に安全な薬を使うには、必ず医療機関を通じて処方を受けるべきです。

オンライン診療なら自宅で簡単に処方箋をもらえる

近年はオンライン診療サービスが普及し、自宅にいながらスマートフォンやPCで医師の診察を受けることが可能になりました。

問診を通じて勃起薬（ED治療薬）の処方が行われ、薬は自宅に配送されるため、プライバシーも守られます。

対面での診察に抵抗がある方や、多忙で通院が難しい方にとって便利な選択肢です。

オンライン診療を活用すれば、安全かつ手軽に正規の勃起薬（ED治療薬）を入手できます。

勃起薬（ED治療薬）を選ぶ際の3つの注意点

勃起薬（ED治療薬）にはさまざまな種類があり、それぞれ効果の強さや即効性、持続時間、副作用の出やすさなどが異なります。

そのため、自分に合った薬を選ぶことが重要です。

ここでは「勃起力を重視したい」「即効性を求めたい」「副作用が心配」など、目的別におすすめの勃起薬（ED治療薬）を紹介します。

とにかく勃起力を高めたい⇒バルデナフィル、アバナフィル

勃起力を最大限に高めたい方には、バルデナフィルやアバナフィルが特におすすめです。

これらの薬は、陰茎への血流を強力に促すことで、より硬く持続力のある勃起を実現します。

中でもバルデナフィルは、勃起薬（ED治療薬）の中でも最も勃起の硬さに関して高評価を得ており、性的刺激に対する反応も鋭くなります。

アバナフィルも即効性と勃起力を両立した薬であり、パートナーとの満足度の高い性行為を目指す方に最適です。

すぐに効果を感じたい⇒バルデナフィル、アバナフィル

効果が現れるまでのスピードを重視する方には、バルデナフィルやアバナフィルが適しています。

バルデナフィルは服用後15〜30分程度で効果が出始めるため、タイミングを計りやすい薬です。

アバナフィルはさらに早く、最短15分で効果を感じられる即効性が大きな魅力です。

「性行為の直前に服用したい」「予定が読めず前もって飲めない」といったニーズに応える薬で、ストレスなく使えるのがポイントです。

副作用の少ない薬が飲みたい⇒アバナフィル、タダラフィル

「頭痛やほてりなどの副作用が心配で勃起薬（ED治療薬）薬に手が出せない」という方には、アバナフィルやタダラフィルがおすすめです。

アバナフィルは副作用の発現率が低く、また薬の体内滞留時間が短いため体への負担が少ないとされています。

一方、タダラフィルは穏やかに効くタイプで、持続時間が長いにもかかわらず副作用が軽微なことが特徴です。

安心して継続したい方にぴったりです。

勃起薬（ED治療薬）オンライン処方の流れ

オンライン処方は、スマートフォンやパソコンを使って医師の診療を受け、処方箋の発行から薬の受け取りまでを自宅で完結できる便利な方法です。

勃起薬（ED治療薬）に関するよくある質問

最後に、勃起薬（ED治療薬）に関するよくある質問に回答していきます。

• 勃起薬（ED治療薬）の副作用は？
• 勃起薬（ED治療薬）の飲み方は？
• 勃起薬（ED治療薬）を飲んではいけない人は？
• バイアグラとレビトラどちらが硬くなる？

勃起薬（ED治療薬）の副作用は？

勃起薬（ED治療薬）には共通して「血管拡張作用」があるため、副作用として顔のほてり、頭痛、鼻づまり、動悸などが現れることがあります。

また、まれに視覚異常（色の見え方が変わる）や消化不良を訴える人もいます。

多くは軽度で一過性のものですが、持病がある方や複数の薬を服用している方は注意が必要です。

副作用の程度は薬の種類や個人差により異なるため、使用前に医師に相談することが大切です。

勃起薬（ED治療薬）の飲み方は？

勃起薬（ED治療薬）は性行為の約1時間前に水またはぬるま湯で服用します。

食後すぐや脂っこい食事の直後は効果が弱まることがあるため、空腹時または軽い食事の後が推奨されます。

アルコールとの併用は控えめにすることが望ましく、過度な飲酒は効果を妨げる可能性があります。

また、1日の服用は1回までとし、過剰摂取は避けてください。

効果時間は薬の種類によって異なりますが、おおよそ4〜36時間程度持続します。

勃起薬（ED治療薬）を飲んではいけない人は？

勃起薬（ED治療薬）は、心臓疾患で硝酸薬（ニトログリセリンなど）を服用している方には絶対に禁忌です。

併用すると血圧が急激に下がり、命に関わる危険性があります。

また、重度の肝障害や低血圧（90/50mmHg以下）、最近心筋梗塞や脳卒中を起こした方も服用はできません。

その他、薬の成分にアレルギーがある方や、医師から運動制限を受けている方も医師に相談が必要です。

自己判断での服用は避け、必ず医師の診察を受けてから使用しましょう。

バイアグラとレビトラどちらが硬くなる？

バイアグラもレビトラも勃起をサポートする効果は高いですが、一般的に「レビトラの方が硬さが強く出やすい」と感じるユーザーが多い傾向にあります。

レビトラは血流改善効果が比較的強く、勃起の質を重視する人に選ばれることが多い一方で、バイアグラは即効性に優れる特徴があります。

ただし効果には個人差があり、一概にどちらが「より硬くなる」とは言い切れません。

複数の薬を試して、自分に合ったものを見つけることが大切です。

勃起薬（ED治療薬）は目的に応じて選ぼう！

勃起薬（ED治療薬）にはそれぞれ効果の強さ、即効性、持続時間、副作用の出やすさなどに違いがあります。

バイアグラやレビトラは即効性があり、強い勃起を得たい方に人気ですが、持続時間ではシアリスやウデナフィルが優れています。

副作用の少なさを重視するならアバナフィルもおすすめです。

自分のライフスタイルや体質に合った薬を選ぶことで、より安心して治療を進められます。

必ず医師の診察を受け、正しい処方を受けましょう。